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映画撮影に使うカメラ?(3)劇場ではフィルム上映 2005/9/5 [第十四章 撮影直前・準備篇]

 そんな話をすると、勘違いする人がいるので注意点を書いておく。以上は撮影時の話であり、上映のときには相当しない。
 
 ハイビジョン撮影というのは可能だが、ハイビジョン上映できる劇場はまだまだ少ない。東京でも1館くらい、地方にはまだ存在しない。ハイビジョンで撮影したときは、フィルムに変換して劇場で上映するのが基本。

 その意味を勘違いして映画館やホールで、ビデオテープやDVDを使って上映すると大変。無理矢理に大型プロジェクターでスクリーンに映すと、とんでもない映像になる。

 以前、業界でも不勉強な人が「オリジナルはビデオだから、一番キレイなはず・・」と、プロジェクターを使いDVDを大スクリーンに映写した。

 画面は薄暗く、澱んだカラーしか再生されない。最悪の映像。お金を取って興行できる画像ではない。関係者が激怒。当然、観客もブーイング。大いに顰蹙を買った。

 劇場上映をする場合は、キネコしてフィルムにして上映するのが当然。ハイビジョンやビデオが素材の場合は、ブラウン管(或いはプラズマ・テレビ)で再生。


 *フィルムー>劇場上映   *ビデオ、ハイビジョンー>ブラウン管で再生

 これが基本だ。DLPという方式もあるが、ややこしくなるので省く。ま、劇場でビデオ上映・・なんてことをする愚かな人は、いないと思うが・・。念のため。

 話を戻す。ハイビジョン・カメラ。優秀で便利だが、レンタル料がまだまだ高い。低予算映画ではかなりきびしい。
 それ以外のカメラで方法はないか? この数年、カメラの勉強を続けていた・・・。

<つづく>

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと12日!


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