マキのお母さんを探せ!(6)ファンタジーの世界観 2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]
今回の「ストロベリーフィールズ」はジャンル分けするとファンタジー。
ただ、一般的にファンタジーと言えば、「ピーターパン」のようなものも含む。
「ロード・オブ・ザ・リング」も同ジャンル。妖精や一角獣が出て来る世界。
が、今回はかぎりなく現実に近いファンタジー。表面だけを見ればホラーと思えるかもしれない。
事実、40代以上の人で「幽霊が出るのに怖くないなあ」という人もいた。日本ではあまり扱われない題材なので、むずかしい。
また、死神の存在が非常に理解しにくい。それでなくても実在しないキャラが出て来る物語を、日本人は「子供向け」と思い込むところがある。
俳優も、それら実在しないものを相手に演じるのは非常に困難。
まず、世界観を掴む段階で壁にぶつかる。
俳優はルックスと演技力だけでなく、物語のテーマや世界観を把握する力も必要なのだ・・・。
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日! (つづく)