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京子先生を探せ!(5)対比によるキャラ表現 2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 京子先生のイメージ。

 明るさ。かわいさ。それがまず大事。というのも、個として、京子役を見るのではなく、映画としてのバランスを見る必要がある。

 今回の映画「ストロベリーフィールズ」には、2人の20代後半女性が登場する。

 一人が京子先生。もう一人が主人公・夏美の姉。春美。そちらはすでに、三船美佳さんにお願いしている。役柄は暗く、妹を憎悪している役柄。

 本来、三船美佳さんは可愛くて、美形。とても素敵な人。だが、あえて今回はダークな性格を演じてもらう。
 バラエティで演じる無邪気で、可愛いキャラではない。その辺をかなり大胆に演じてくれそうな予感がある。

 そうなると、もう一方の京子先生は明るく、さわやかであるべき。2人が対比されることで、それぞれのキャラもより明確になる。また、そこにそれぞれの人生が浮き彫りされる。

 そう考えると、京子先生のイメージは決まって来る。が、これはキャスティングのために考えたことではなく、シナリオ段階ですでに決めていたこと。

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 同じような性格、キャラの登場人物が出てくることは、観客を混乱させるし、テーマを描いて行く上でも無意味になりがち。

 同世代で同性だが、別の性格、別のキャラクターの人物が登場することで、ドラマ内の世界観も広がり、対比によりさまざまなものが浮き彫りにされる。

 さて、ここまで整理すると、あとは実際に女優さんを探すだけだ。

 送られて来た膨大なプロフィール全てに目を通し、その他、テレビ映画で活躍する方々もチェックして、京子先生を探した・・・・。


<つづく>

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!




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