「本読み」とは何か?(7)ボクシングに例えると・・2005/9/8 [第十九章 最終準備篇Ⅰ]
本読みもせず、立ち稽古もない。監督が俳優とほとんど話もせずに、演技も見ずに、撮影に挑むということはどういうことか?
それはボクシングのコーチが、選手のことを何も知らずに、スパーリングさえ見たこともなく、試合のセコンドに着くというのと同じ。
こう言えば「そんな無茶な!」と分かってもらえと思うが、多くの監督は「そんな無茶な!」をやっている。
しかし、本読みも、立ち稽古もせず、余計な(本当は必要不可欠だが)時間を使わず、無難に、問題を起こさず、粘らず、撮影を進めるのが、「いい監督!」と評価するプロデュサーは多い。
その結果。テレビ・ドラマのような作品が映画館で上映されるのだ。
本読みや立ち稽古を通して、俳優のことをよく知り、得意な表現と苦手なものを見付け、その人の良さを引き出してこそ、素晴らしい演技に繋がるのである!
(つづく)
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと9日!
それはボクシングのコーチが、選手のことを何も知らずに、スパーリングさえ見たこともなく、試合のセコンドに着くというのと同じ。
こう言えば「そんな無茶な!」と分かってもらえと思うが、多くの監督は「そんな無茶な!」をやっている。
しかし、本読みも、立ち稽古もせず、余計な(本当は必要不可欠だが)時間を使わず、無難に、問題を起こさず、粘らず、撮影を進めるのが、「いい監督!」と評価するプロデュサーは多い。
その結果。テレビ・ドラマのような作品が映画館で上映されるのだ。
本読みや立ち稽古を通して、俳優のことをよく知り、得意な表現と苦手なものを見付け、その人の良さを引き出してこそ、素晴らしい演技に繋がるのである!
(つづく)
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと9日!