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衣裳&メイク部の活躍(15)生地の研究  2005/9/9 [第二一章 衣装合わせ篇]

 ある人はこういう。

 「映画の舞台である田舎の風景に、西洋風の死神は違和感があるのではないか?」

死神4.jpg

 また、別の人はこうだ。

 「死神はCGで描かない限り、成立しない。着ぐるみではちゃちである」

 が、僕の中で死神は十分に田辺の街に似合い、アナログで成立すると思えていた。デジタルではなく、アナログでないと成立しないとさえ考えている。

 もちろん、架空の存在を現実かするのは簡単なことではない。死神であろうが、宇宙人であろうが、怪獣であろうが大変なこと。勉強を続けた。

 死神のような、強靭で、強く、大きく、神秘的で、威厳のあるキャラを研究。それらが何を着ているのか? どんな生地なのか? を調べた。

 すると衣裳だけでなく、死神の成立には撮影や照明も影響してくることが分かって来る。

 机の上で考えているだけではいけない。簡単な死神の衣裳を作ってみた。

 それを田辺でテスト撮影してみる。「死神が街に映えるか?」も確認したい。映像というのは、理屈の上では可能でも実際に試してみないと分からないもの。

 やってみると駄目だったということもある。果たしてどうか?(つづく)


(つづく)


*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと8日!



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