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衣裳&メイク部の活躍(8)従来の把握法  2005/9/9 [第二一章 衣装合わせ篇]

 従来のドラマの方法論。見た目でキャラを把握することに慣れた観客も、多くいる。

 全員が美少女という表現で、キャラ分けを理解してもらうのは難しい部分もある。

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 もちろん、出演者の佐津川愛美たちは、それぞれに個性的。が、年配の人は「最近の若い子は皆、同じ顔に見える」と言う人も多い。

 さらに、「日本人は皆同じ顔に見える」と言う外国人。そんな人たちでも違いが分かるようにしたかった。

 黒澤明の映画が海外で受ける理由のひとつには、それがある。「乱」でも鮮烈な三原色を衣裳に取り入れることで、明確にキャラを描き分けていた。

 情熱的なサムライは、赤い旗印に赤い陣羽織。温厚なサムライは青の旗印に、青の陣羽織。というふうに、どこの国の人でも違いが分かる。

(つづく)


*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと8日!



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