涙の本読み(13)「エピソード2」愛のテーマ 2005/9/9 [第二二章 涙の本読み篇]
ト書き以外で、その場にいない俳優さんの台詞は、助監督さんに読んでくれる。
30代の男の声で、10代の女の子の台詞を読むと、あちこちで笑いを堪える人たちが続出。が、それも次第になくなって行く。
俳優たちは、キャラを模索したり、物語のあり方を気にすることなく、役になり切っている。
「本読み」のはずだが、完成された舞台を見ているような気分になる。スタッフもいつしか観客となり、佐津川愛美や谷村美月。そして芳賀優里亜の台詞に聞き入っていた。
そして、少女たちが死神に連れ去れるシーンは、「スターウォーズ・エピソード2」の「愛のテーマ」を選んだ。
いよいよ、美香が連れて行かれる。僕はラジカセのボタンを押す。
ジョン・ウイリアムス指揮によるロンドンフィルハーモニー楽団の演奏による「愛のテーマ」が流れ出した・・。
悲しくも美しいメロディ、その曲に合わせて芳賀優里亜の台詞が始まる!
(つづく)
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと8日!