手直しした物語(1)3人バラバラ作戦? 2005/9 [第二四章 撮影スケジュール]
考えついたアイディア、チーフに話した。
現在のシナリオ。夏美とマキたち4人は、想い出の場所を訪ねて町を彷徨う。
実家、河原、父の働く工場、海、そして学校。それぞれの場所に、それぞれの想い出がダブる。
全員が一緒に行動。夏美がいないと、幽霊の少女たちは、誰とも話すことができないからだ。
新たなバージョン。マキと理沙のケンカをきっけに、バラバラに行動するという展開に変更する。
それぞれが、1人でそれぞれの想い出の地を訪ねる。
それによりスケジュール問題が、まず解決する。
撮影日が足りないのではないのは、4人が一緒にいるシーンが多いから。
もともと撮影は余裕がある。
上の展開なら、A子がいないときは、B子。B子がいないときは、C子の単独の撮影ができる。4人一緒の撮影日が大幅に減る。
ただ、真面目なチーフは、こう言うだろう。
「また、スケジュールのために言ってんだろう?」
が、そうではない。このあとの展開。我ながら、「よく思いついた!」と感じるものだ。
(つづく)