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祝・撮影入!(下)ありがとうの気持ち 2005/9/16 [第二七章 クランクイン準備篇]

 だから、俳優事務所は「うちの**子。よろしくお願いします!」という思いを込めて、お祝いを送る。感謝の気持ちだ。

 スタッフも、「よし、がんばって撮らせてもらいます!」と決意を新たにする。

 俳優側の熱い思いを忘れないために、お祝いから「のし紙」を外し、撮影の間中、宿舎の壁やロケバスの入り口に貼っておく。

のし紙s2.jpgのし紙s.jpgのし紙s3.jpg

 毎日、それを見て、気持ちを新たにするため。

 最近は「出してやる」「出てやる」という感覚の映画人も増えてきた。とても悲しい。「撮らせてあげた」「出してあげた」と必要以上に主張する傲慢な関係者も多い。

 でも本来、映画は「出演してくれて、ありがとう!」「出演させてもらって、ありがとう!」或いは「撮ってくれて、ありがとう」「撮らしてもらって、ありがとう」という感謝の気持ちを大切にする。

 そんな映画界の習慣、素敵なものだと思える。ビジネスとして、金だけで割り切っていては素晴らしい映画はできない。「気持ち」や「思い」こそが、名作を作るのである。

(つづく)


*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインは、いよいよ明日!


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