もうひとつの感謝。 2005/9/15 [第二七章 クランクイン準備篇]
差し入れに関して、もうひとつ感謝したい部分がある。
今回は映画会社から「この作品を撮ってください」と依頼があった映画ではない。
「故郷で映画を撮りたい! この素敵な町を日本中の、世界中の人に見てもらいたい。伝えたい!」
そんな思いで5年間走り回った。それに賛同してくれた方々の寄付と、いくつかの企業からの投資で製作費をまかなった。
でも、映画というのは本当に膨大な費用が必要。その意味で今回は何億もかけた大作映画ではなく、善意ある人々の応援がメインの手作り映画。
そのためにスタッフにも、本当に安いギャラで参加してもらっている。
或る意味で、彼らも寄付してくれたのと同じ。通常のギャラの半分以上を製作費にまわしてくれたのである。本当に申し訳ない。なのに彼らはこう言う。
「監督が5年も苦労をして、撮影までこぎ着けたんだから。俺はノーギャラだって参加するよ!」
本当に泣ける台詞。そんな厳しい環境下での参加。せめて撮影中だけでも酒を飲んだり、おいしいものを食べてもらいたい。
が、製作費にそんな余裕なし。そこに地元からの差し入れ・・・。本当にありがたかった・・・。
あと僕に出来るのは、最高の作品を作ること。厳しい撮影が待っているが、ひたすら突き進むことこそが僕の義務だと考える・・。
(つづく)
*「ストロベリーフィールズ」明後日、クランクイン!
今回は映画会社から「この作品を撮ってください」と依頼があった映画ではない。
「故郷で映画を撮りたい! この素敵な町を日本中の、世界中の人に見てもらいたい。伝えたい!」
そんな思いで5年間走り回った。それに賛同してくれた方々の寄付と、いくつかの企業からの投資で製作費をまかなった。
でも、映画というのは本当に膨大な費用が必要。その意味で今回は何億もかけた大作映画ではなく、善意ある人々の応援がメインの手作り映画。
そのためにスタッフにも、本当に安いギャラで参加してもらっている。
或る意味で、彼らも寄付してくれたのと同じ。通常のギャラの半分以上を製作費にまわしてくれたのである。本当に申し訳ない。なのに彼らはこう言う。
「監督が5年も苦労をして、撮影までこぎ着けたんだから。俺はノーギャラだって参加するよ!」
本当に泣ける台詞。そんな厳しい環境下での参加。せめて撮影中だけでも酒を飲んだり、おいしいものを食べてもらいたい。
が、製作費にそんな余裕なし。そこに地元からの差し入れ・・・。本当にありがたかった・・・。
あと僕に出来るのは、最高の作品を作ること。厳しい撮影が待っているが、ひたすら突き進むことこそが僕の義務だと考える・・。
(つづく)
*「ストロベリーフィールズ」明後日、クランクイン!