これまでの撮影をシナリオで確認(2)シーン2 2007/9/17 [撮影初日(二)学校]
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シナリオ
(2)公立T陽高校・午前中
木造の校舎。古く懐かしい。渡り廊下を歩く生徒
たち。板で張られた廊下。クラスに向う生徒。昭
和四〇年代に迷い込んだみたいだ。
用務員の古本。電灯を取り替えるが、やる気なし。
M「これが私の高校。夏は暑く、冬は寒い、昭和初期に建てられ
た木造の校舎。そして、これが私。高校二年生。でも、友達
は誰もいなかった・・」
生徒たち、皆、友達と一緒に話しながら登校。
夏美だけが一人渡り廊下を歩く。空を見上げて
入道雲を8ミリカメラで撮影する。
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つまり、最後から2行目以前の部分までを、すでに撮影したことになる。次に撮影するは、その次のところ・・。
「夏美だけが一人渡り廊下を歩く。空を見上げて入道雲を8ミリカメラで撮影する」
ということで、主人公の夏美=佐津川愛美が登場。いよいよ、ドラマ部分が始まる。
これでお分かりだと思うが、演出部チーフはちゃんとスケジュールを「順撮り」にしてくれているのだ。
前にも書いたが、通常はオープニングの撮影が最終日だったりすることもある。シナリオの順番通りには撮らない。撮影効率を考えて予定を立てる。
が、今回は10代の若い女の子たちがメインの物語。気持ちが変化していく様を大切に描きたいので、出来る限りシナリオ順に撮影したいとお願いしてあった。
その希望通りに、佐津川愛美の最初の撮影は、本当に夏美が登場するシーンである。俳優にとっても、演じやすい。
というより、物語の展開と共に、佐津川自身が成長していくドラマにしたい。というのが僕の考え。
作り事ではない。17才の佐津川の思いが夏美と共振したとき。感動が見る人にも伝わるはずだ。
(つづく)