撮影について(2)日本映画の場合 2005/9/17 [撮影初日(五)聖林式?]
こんなシナリオがあったとする・・。

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主人公・義男。喫茶店に入って来る。
すでに席に着いている彼女を見つけて、その前に座る。
黙って紙袋を渡す。
彼女、不思議な顔をするが、開けると誕生日プレゼント。笑顔。
義男も笑顔。ふと窓外を見ると大きな入道雲。
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これを監督が「カット割り」といって、何回に分けて撮影するかを決める。
例えば1行づつ5つに分け、5カットとする。それぞれを以下のように撮影。
「全体の引き絵」「主人公のアップ」「切り返して相手役のアップ」「主人公のアップ」「入道雲」
この場合。最初と最後のカットは続けて撮れるので、4つのショットで撮影は済む。
この場合。編集はNG抜きをして、物語の展開順にOKカットを繋いで行くと完成。でも、ひとつのパターンしか編集はできない。
これが日本映画の伝統的な撮り方。
それがハリウッド式になると、こうだ・・・。
(つづく)

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主人公・義男。喫茶店に入って来る。
すでに席に着いている彼女を見つけて、その前に座る。
黙って紙袋を渡す。
彼女、不思議な顔をするが、開けると誕生日プレゼント。笑顔。
義男も笑顔。ふと窓外を見ると大きな入道雲。
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これを監督が「カット割り」といって、何回に分けて撮影するかを決める。
例えば1行づつ5つに分け、5カットとする。それぞれを以下のように撮影。
「全体の引き絵」「主人公のアップ」「切り返して相手役のアップ」「主人公のアップ」「入道雲」
この場合。最初と最後のカットは続けて撮れるので、4つのショットで撮影は済む。
この場合。編集はNG抜きをして、物語の展開順にOKカットを繋いで行くと完成。でも、ひとつのパターンしか編集はできない。
これが日本映画の伝統的な撮り方。
それがハリウッド式になると、こうだ・・・。
(つづく)