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撮影について(10)ハリウッド映画のような日本映画 2005/9/17 [撮影初日(五)聖林式?]

 実際問題。日本の映画界は、ハリウッドに比べると貧しい。

 それを認めずに「カメラ1台で節約して撮るのが映画だ!」と無理矢理に正当化することに何のメリットがあるのか?

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 「戦というのは刀で戦うものだ。鉄砲なんて邪道だ!」という戦国時代のサムライのようなメンタリティと思える。

 実際、あの時代も鉄砲を活用した織田信長が、世の中を変えて行った。

 日本映画界も古い方法論に囚われずに、何か新しい挑戦をするべきではないか?と、僕は長い間、考えてきた。  

 さらにアメリカ映画を見て育った世代として、古くからの日本映画感覚の作品ではないものを作りたい・・・。

 ハリウッド映画のようなスピード感やテンポ、センスのある映画。

 要は編集。そのためには撮影方式が重要。 しかしカメラは1台。

 業界には「計算して1台で撮れ!」という発想が蔓延している。また、経済問題があって、何台ものカメラは使えるのは黒澤明監督くらいだった。

 が、何か別の方法論があるはずだ。長年、考えていた・・・。

(つづく)



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