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続・撮影について(5)進歩なき日本映画 2005/9/17 [撮影初日(五)聖林式?]

 が、ビデオ・カメラで撮った作品。

 フィルムに変換することができないので、映画館では上映されない。

 そのため、90年代になっても日本映画は1台のカメラで撮影。おまけに物価高騰。さらに時間と費用の節減を、考えねばならなかった。

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 だから、テレビドラマではしない安易な撮影をする。

 テーブルを挟んで会話をするシーンを真横から延々と撮る。美しい絵にはならないが、撮影は簡単。早く済むからだ。

 同じようなシーンでもハリウッド映画やテレビドラマなら、俳優たちがどんな顔をして会話しているか見せる。

 画面の切り返しで、テンポやリズムを作る。なのに、日本映画はまるで舞台演劇を撮影したかのような単調なものが多い。

 テレビもアメリカ映画もどんどん進歩しているのに、日本映画は数十年前と同じ。当然、観客が離れる。業界自体が情熱をなくして行く。  

 もちろん、他にもさまざまな理由があるが、貧しさからスタートした発想に縛られて新しい表現を模索しなかったからだ。  

 ところが、近年になって衝撃が起こる。デジタル・カメラの登場だ!

(つづく)

写真館ー>夏美の学校Ⅰ http://pht.so-net.ne.jp/photo/albums/invited/eo3wtk1wuotjgwsgtx2y

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