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撮影中に監督が考える事/俳優編(3)ハリウッド式の 2005/9/17 [撮影初日(七)教室Ⅱ]

 少し前。スピルバーグ製作の映画「メモリー・オブ・ゲイシャ」

キャスティングが決まった。が、メインの日本人女性役は皆、中国人女優に持って行かれた。

 「なぜ、日本語がろくに出来ない外国人女優が日本人役を演じるのか?」

 悔しかったが、その理由はまさにそこにあった。

 日本式撮影に慣れた女優は、ハリウッド式の撮影(何度も同じレベルで繰り返し演じる必要)ができない。

 そのために日本のトップ女優たちがほとんど、不合格。中国勢に持って行かれたのである。

 幸い男優陣は渡辺謙、役所広司がゲット。

 日本俳優の力を見せたが、多くの俳優はハリウッド式に対応できないでいる。


(つづく)

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