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撮影中に監督が考える事/俳優編(9)弁慶軍団首領 2005/9/17 [撮影初日(七)教室Ⅱ]


 彼の場合。撮影現場による緊張ではなく、別の思いがあるように見えた。

 地元オーディションのとき。10数人いる弁慶軍団の皆さんの中から、2人だけ選ばせてもらった。

 皆、芝居慣れしているし、ルックスもいい。迫力もある。誰が選ばれてもおかしくない。

 そんな中から泉さんに、お願いした。少し話しただけでも、見かけによらず(!)繊細で、もの凄く気がつく。めっちゃ頭の切れる方だと分かった。

 お願いした理由は、以前の日記に書いている通り。が、本日の彼を見ていると、こう思っている可能性がある。

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 「きっと、監督は、あとでグループ内で揉めるのを気にして、リーダーである自分を選んだ方がいいと思ったに違いない・・・本当に出演してよかったのだろうか? 無理して選んでくれたのではないか?」

 それは僕の推理であり、本人が直接そういう訳ではない。でも、もし、東京でのキャスティング現場を泉さんが見る機会があったら、それが杞憂であることはすぐに分かってもらえたはず。

 今回の「ストロベリーフィールズ」。

 僕が「いい!」と思った俳優しかキャスティングしていない!

 義理や人情で入れた人は、誰1人いない!

(つづく)



「ストロベリー」写真館/絵コンテ=>http://pht.so-net.ne.jp/photo/strawberry-photo/albums/116791





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