そしてそして、地元俳優陣。
理沙の取り巻き・ラン・スー、ミキ、ミー、ケイたち。
初めての映画撮影なのに、この子たちも誰も台詞もタイミングもとちらなかった。
鮭山先生役の泉さんも、堂々たる存在感を見せてくれる。
つまり、誰一人。大きなミスをしたり、台詞を間違えたり、タイミングを外したりする俳優がいなかったのである。
これは非常に大きい。誰かが台詞を間違うと、そのショットは最初からやり直し。倍の時間が必要になる。
続けてミスすれば3倍。
こうして撮影時間はどんどんと長くなる。ヘタすると、午前中で教室シーンを終えることができなかっただろう・・。
(つづく)