大人になるということ(13)大人たちへ 2005/9/18 [撮影2日目(一)学校]
「世の中、甘くない・・・」
挫折し、敗北し、夢破れた人たちが、そう言う。
「夢を諦めるのが大人」「諦め、迎合することが成長するること!」
そんな言い訳するような大人。あまりにも悲しい。
歪んだ考え方を「年長者の経験」として、子供たちに押し付ける。
それは「大人になるということ」ではなく、努力を諦めた人たちの自己弁護。
「現実が厳しいこと」を受け入れ、「諦めること」が大事なのではない。
その厳しい現実の中で「どう戦うか?」が大切。それを伝えるのが大人の役割ではないか?
子供たちに対する「大人の責任」ではないか?
そのこと。今回の映画「ストロベリ−フィールズ」でも描いている。
夢破れ、自己保身を考える大人の代表。子供時代に
「夢なんて叶わへん。世の中そんなもんや〜」
と説教したオヤジ。用務員・古本役にダブらせた。
地元俳優の垣内さんが、「やる気のなさ」を見事に演じてくれたあのキャラである。
(つづく)