大人になるということ(9) 敗者の論理 2005/9/18 [撮影2日目(一)学校]
夢破れた大人たち。そんなふうに自分を正当化する。
それどころか、夢見る子供たちを否定しようとする。
本人のためだと言い、夢を踏みつける。本当に情けない・・・。
こんな人もいる・・。夢があったのに、一度も勝負しようとしなかった・・。
自分の「夢」を実現する戦いをしていないのに、こう考える。
「どうせ、無理に決まっている。世の中甘くない。親たちを見ていても分かる。夢は夢でしかない・・・。
そんなもののために努力するのは、世間知らず。俺は・・堅実に生きよう。
それが大人の考え方だ・・世の中、こんなもんや〜」

勝負しない人たちが、そう考える。こうして多くの大人たちが、夢見る子供たちを、がんばろうする子たちを否定する。
中学、高校時代。大人たちから、散々こう言われた。
「お前の考え方は子供だ。映画監督になんか成れる訳がない・・世の中、そんな甘くないんだぞ・・」
おかしい! 間違っている!
何もしないで努力しないヤツが「大人」で、夢見てがんばるのが「子供」なのか?
努力しないヤツがなぜ、努力する者を批判できるのか?
大人たちの言葉。信じられなくなった・・。
(つづく)