ベテランや大物の俳優。
若手の監督だと、言いたいことも言えなくなるほど圧倒されることがある。
いや、新人監督でなくても、同じ。
例えベテランの芝居に問題があったとしても、文句がつけられないことがある。
貫禄と迫力に押されるからだ。
当然、新人や若手俳優なら、その人の前で芝居するどころではなくなることがある。
或いは、その熱演に押されて、実力が発揮できないで終わることもある。
対ベテラン。出番初日。役作りの途中。初めてのスタッフ。仲のいい俳優もゼロ。
そんな厳しい状況なのに、鉄男役の波岡一喜君。
飯島大介さんの迫力ある演技に対して、全く引けを取らない熱演を見せたのだ!
(つづく)