波岡一喜君。こう言う。
「確かに、初日ですし、プレッシャーでした。
でも、今回のシナリオを読ませてもうて、どうしても大切にしたいシーンが3つあったんです。
何があってもやりきろう!と思う芝居です。その1つが今日のシーンでした。
だから、夢中でやってたんです!」
なるほどと思えた。
もちろん、彼の言うのは、その3つ以外は手を抜くということではない。
全てのシーンを大切にするが、特に大事なのが3つあるということ。
「だから、今日のシーンは落とせない!」
そう思い。プレッシャーに耐え、がんばってくれたのだ。
そして、その成果を十二分に上げた。
(つづく)