死神さん、初登場!(2)テスト撮影の想い出 2005/9/19 [撮影3日目(三)排水口]

実は昨年、まだ、奈佐さんが死神役に決まる以前から、
いや、映画の製作が決まらない段階から。何度も何度も、死神のテスト撮影をしてきた。
というのは、死神という架空の存在をいかにして、現実の中に登場させてリアリティを持たせるか?が非常に難しいと思われたからだ。
少し前に見た等身大の怪物が出てくる日本映画。「どう見てもぬいぐるみでしょう?」という出来。
予算のない作品というのは分かる。言いたいのは、ぬいぐるみは分かっていても、もう少し考えて撮る!ということ。
作り手が「予算ないし。ぬいぐるみしか使えないだろう!」と開き直って作っていたのが感じられ、許せなかった。
で、そんなふうにはしたくない。予算なくても、いろいろと方法はあるはず。昨年の冬。テスト撮影をした。いかにして、死神を映像化するか?
それもここ、会津川の河原でテストした・・・。
(つづく)
