青春ファンタジーはリアルに?(7)死の表現 2005/9/20 [撮影4日目(三)高山寺]
今回の作品で大切なこと。いくつかある。
中でも「死」というものをしっかりと描かなければならない。
「死」が悲しいものであり、永遠の別れであることを描くこと。
だからこそ、幽霊になってでも、この世に再び帰って来る喜び。
そして、また、あの世に行かねばならない「悲しみ」が伝わる。
その辺の描写を疎かにしてはダメ。
「主人公が死にました」=>「幽霊になりました」=>「帰って来ました」と事実を並べて描くだけでは、「それが何?」という印象しか与えない。
だからこそ撮影に時間や製作費がかかっても、
お通夜や葬式のシーンは、しっかりと描かねばならない。
それによって「命」「死」というものを表現しなければ、「悲しみ」や「喜び」を伝えることもできないのである・・・。
(つづく)