孤独を表現する方法(2)2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]
まず、日本映画でよく使う手を説明。
春美帰宅から、妹に絡むところまで。全てを見渡せる場所にカメラを置き、1カットで撮影する。
簡単にいうと、舞台中継のような感じ。
これだと位置関係が分かりやすいが、引き絵になるので、それぞれの俳優の表情が見えにくい。
が、このパターンはとてもよく使われる。時間をかけず、簡単に撮れるという側面も大きいだろう。
カットを割ると、そのたびにカメラを動かして、照明もし直す必要がある。
時間がかかり面倒。だから、このパターンを選びがち。
しかし、舞台演劇を見せるのではない。映画だ。なのに、引き絵で延々と見せる。俳優の表情も分からないなんて最悪だ。
僕が最も嫌いな日本映画の手法。同じことはしない!
(つづく)