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照明について/外と室内(2) 2005/9/21  [撮影5日目(三)夏美の家]


 今回のシーン。

 完成した映画を見ても、ほとんどの人は気づかないだろう。

 「ただ、普通に写っていただけじゃん?」

 とか思うはずだが、少しカメラに詳しい人が見ると・・

 「昼間なのに手間かけて、やってるなあ〜」

 と分かるはず。そこにはカメラマンと照明部の努力が隠されている。

 夏美の家。先に説明したように、人物が座る背景によって役柄を表現している。

 将来ある夏美(佐津川愛美)は、背景が抜け緑溢れる庭が見える。

 それに対して、暗く沈んだ母親(吉行由実)は壁や襖を背にしているので詰まった感じになる。

(つづく)

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