40代のおじさんたち。同じ質問。「48時間で死んでしまうとしたら、どうするか?」をすると、こうだった。
「今、やりかけている仕事を終わらせたい」
「家族と一緒に、過ごしたい」
あまり時間がかからず、答えが返ってきた。
なのに、十代の子たち。なかなか、答えが見つからない。
淋しい話だ。死ぬ前にすることが、何かが問題ではない。
今、真剣にやっていることがないから、答えられない。そのことが問題なのだ。
貴重な十代という時間を、少女たちは夢中になることがなく過ごしているということ。
だが、時間をかけて、ほとんどの十代が同じ答えをする。
「死ぬまでの時間。友達と一緒に過ごしたい・・」
(つづく)