俳優の意思を超え、役は動き出す!(38)俳優たちへの話 2005/9/21 [撮影5日目(八)理沙の成長]
「役というのは、シナリオライターが作り、それを監督が明確にし、俳優が自分なり理解。演じるもの。
その上で、俳優は長い台詞を覚えねばならない・・。
そして撮影中は『立ち位置』『動き方』など、いろんなことを指示される。
でも、『台詞をちゃんと覚えられるか?』」『間違わずに台詞が言えるか?』そんなことで精一杯になることも多い。
さまざまな問題を抱えながら「どこまでその役に近づけたか?」それを目標にがんばる。
けど、ときどき、ほんのたまに、役に近づくだけではなく、その役に成り切り、役自体を成長させてしまう俳優がいる。
シナリオに書かれている以上の個性を持ち、もの凄い魅力を発揮する。
キャラクターが命を持って、動き出す!」
(つづく)