ロケハンとは何か?(13)刑事と同じ 2005・9・22 [撮影6日目((十六)撮影場所]
刑事も鑑識が撮った写真を見るのではなく、実際に殺人現場に立つことが大事。
犯行が夜なら、現場にも夜行く。
映画でも、撮影が昼であれば、その場所に昼行くのが大事。
時間がないからと、夜撮影する場所に朝行くのは違う。
また、同じ場所を朝、昼、夕方、夜と別の時間に訪れることで、新たな魅力を発見することがある。
そして、夜撮影するとしても、その場所の昼の顔を知った上で撮ることも大事なのだ。
さらに、雨の日、晴れの日、曇りの日に同じ場所を訪ねる。
「そんなの関係なくない?」
と思う人もいるだろう。でも、そうやってロケ場所を知り、把握し、その場所を好きになることで
必ずロケ場所も、笑顔で微笑んでくれるようになる。
(つづく)