映画「ストロベリーフィールズ」決定キャスト紹介・続報 2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]
映画「ストロベリーフィールズ」のいちご四人娘らメインキャラ、以外の登場人物を紹介。
この面々をクランクインまでに探し、決定せねばならない。
夏美の母・・・夫に死なれたショックを今も引きずる。
夏美の父・・・小西博之!
マキの父・・・・飯島大介
マキの母・・・・水沢有美
京子先生・・・生徒に理解はあるが、長塚先生に逆らえない若手教師。
長塚先生・・・・厳格な教師。学年主任。
死神・・・・・奈佐健臣
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
この面々をクランクインまでに探し、決定せねばならない。
夏美の母・・・夫に死なれたショックを今も引きずる。
夏美の父・・・小西博之!
マキの父・・・・飯島大介
マキの母・・・・水沢有美
京子先生・・・生徒に理解はあるが、長塚先生に逆らえない若手教師。
長塚先生・・・・厳格な教師。学年主任。
死神・・・・・奈佐健臣
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
俳優・小西博之さんの役?(終)夏美の父! 2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]
小西博之さんには、主人公夏美の父親役にお願いしたい。
家族思い。2人の娘を愛しながら病気で死んで行く悲しみ。幽霊になって娘に会いに来て、一目会っただけで、あの世に行かねばならない切なさ。
愛情と悲しみを表現せねばならない難しい役だが、まさに小西さんに相応しいキャラだと思える。
お父さんの役は主人公夏美や姉・春美の背景にも密接に結びついているので、演じ方次第で物語が深くなったり、浅くなったりする重要な役でもある。
でも、小西さんなら見事にこなしてくれるはず。この役をお願いしたい!
後日、事務所から返事。了解をもらった。こうして小西博之さんの出演も正式に決定。夏美の父も決まったのである!
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
家族思い。2人の娘を愛しながら病気で死んで行く悲しみ。幽霊になって娘に会いに来て、一目会っただけで、あの世に行かねばならない切なさ。
愛情と悲しみを表現せねばならない難しい役だが、まさに小西さんに相応しいキャラだと思える。
お父さんの役は主人公夏美や姉・春美の背景にも密接に結びついているので、演じ方次第で物語が深くなったり、浅くなったりする重要な役でもある。
でも、小西さんなら見事にこなしてくれるはず。この役をお願いしたい!
後日、事務所から返事。了解をもらった。こうして小西博之さんの出演も正式に決定。夏美の父も決まったのである!
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
俳優・小西博之さんの役?(17)大決定! 2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]
そこで小西博之さんには、本筋とも関係のある大きな役を演じてもらうことを考えた。
年齢40歳前後で、男性の役というといくつかしかない。
夏美の父。長塚先生。美香の父。
演出部のチーフにも相談した。
「やはり特別出演なので、あまり撮影日数がかからない役がいいと思う。
何日も拘束することになるし、何日もロケ地に泊まってもらうことになる。その種の負担をかけるのはよくない。
でも、エキストラ的な役であえて特別出演するより、本筋に関係ある役の方が役者さんとしても喜んでくれるはず」
なるほど、さすがにスケジュール管理をするチーフだ。2番目の案には僕も賛成。
「外人」オーディションで見た小西さんの「熱さ」「優しさ」がにじみ出る役を演じてもらいたいと思える。
単に出て頂くだけではなく、小西さんが演じてることで他の誰よりよかったと言われる役をお願いしたい。
それぞれの役を全部、小西さんのイメージで考え決めた。
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
年齢40歳前後で、男性の役というといくつかしかない。
夏美の父。長塚先生。美香の父。
演出部のチーフにも相談した。
「やはり特別出演なので、あまり撮影日数がかからない役がいいと思う。
何日も拘束することになるし、何日もロケ地に泊まってもらうことになる。その種の負担をかけるのはよくない。
でも、エキストラ的な役であえて特別出演するより、本筋に関係ある役の方が役者さんとしても喜んでくれるはず」
なるほど、さすがにスケジュール管理をするチーフだ。2番目の案には僕も賛成。
「外人」オーディションで見た小西さんの「熱さ」「優しさ」がにじみ出る役を演じてもらいたいと思える。
単に出て頂くだけではなく、小西さんが演じてることで他の誰よりよかったと言われる役をお願いしたい。
それぞれの役を全部、小西さんのイメージで考え決めた。
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
俳優・小西博之さんの役?(16)SMAPの場合? 2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]
似たようなパターンではSMAPの草なぎ君が、初主演したテレビドラマでもあった。他のメンバーが入れ替わり立ち代わり特別出演。
木村拓哉など、自転車でぶつかりそうになるだけの役。台詞もなく、後ろ姿で顔も見せない。
それでも、ファンには分かる訳で、思わずニヤリとさせる特別出演。
そんなパターンで小西さんの出演を考えると、通行人。主人公の夏美とすれ違う役。或は近所の人で、庭で水を巻いていて「おー夏美ちゃん。お帰り!」という役。
残念ながらお店のシーンはないので、店員の役はない。が、舞台は昭和40年代なので、行商人でリヤカーを引いて歩く男とか・・・。
でも、せっかく、小西さんに出て頂くのに、それだけではもったいないと思える・・。
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
木村拓哉など、自転車でぶつかりそうになるだけの役。台詞もなく、後ろ姿で顔も見せない。
それでも、ファンには分かる訳で、思わずニヤリとさせる特別出演。
そんなパターンで小西さんの出演を考えると、通行人。主人公の夏美とすれ違う役。或は近所の人で、庭で水を巻いていて「おー夏美ちゃん。お帰り!」という役。
残念ながらお店のシーンはないので、店員の役はない。が、舞台は昭和40年代なので、行商人でリヤカーを引いて歩く男とか・・・。
でも、せっかく、小西さんに出て頂くのに、それだけではもったいないと思える・・。
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
俳優・小西博之さんの役?(15)特別出演の仕方? 2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]
さて、そんな小西博之さん。故郷の田辺市が舞台ということで、僕が監督する劇場映画「ストロベリーフィールズ」に友情出演してくれる。
どんな役でもいいと言ってくれている。地元支援者の方々とも何度も相談。いろいろと考えた。
通常、特別出演というと、本当に一瞬出てくる役が多い。お店の店員で主人公に品物を渡すだけとか、声をかけるだけとか。
本筋にはあまり絡まないが、そんな役を有名俳優が演じることで、観客は「あーーー***さんが出ている!」と驚いたり、喜んだりしてもらえるという効果もある。
シルベスター・スタローンが監督、ジョン・トラボルタが主演した映画「ステイン・アライブ」(「サタデー・ナイト・フィーバー」の続編)
トラボルタが町の人ごみを歩くときに、肩がぶつかり一瞬振り返る男をスタローンが演じていた。
ただ、それだけだが、分かる人は「おーーースタローンだ!」「ロッキーだ!」と思え、場内がざわめいた。うまい出方である・・・。
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
どんな役でもいいと言ってくれている。地元支援者の方々とも何度も相談。いろいろと考えた。
通常、特別出演というと、本当に一瞬出てくる役が多い。お店の店員で主人公に品物を渡すだけとか、声をかけるだけとか。
本筋にはあまり絡まないが、そんな役を有名俳優が演じることで、観客は「あーーー***さんが出ている!」と驚いたり、喜んだりしてもらえるという効果もある。
シルベスター・スタローンが監督、ジョン・トラボルタが主演した映画「ステイン・アライブ」(「サタデー・ナイト・フィーバー」の続編)
トラボルタが町の人ごみを歩くときに、肩がぶつかり一瞬振り返る男をスタローンが演じていた。
ただ、それだけだが、分かる人は「おーーースタローンだ!」「ロッキーだ!」と思え、場内がざわめいた。うまい出方である・・・。
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
俳優・小西博之さんの役?(14)本物の俳優 2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]
俳優も大物や常に主役演じる本物の人たちは、自分の力だけで作品が成立しているのではないこと。理解している。
相手役。悪役。エキストラ。小道具。美術。助監督。その他、多くのスタッフ&キャストがいるからこそ、主役の自分が成立することを熟知している。
だから、大物俳優を常にまわりに気を使う。素晴らしい俳優ほど、まわりに感謝する。
三船敏郎や勝新太郎等の伝説的なエピソードでも、その種の話がいくつもある。
小西さんも同じ。純粋にスタッフに感謝、ストレートに表現する人なのだ。同郷にこんな素敵な俳優さんがいたこと。うれしく思う。
そんな出会い。1995年。今から10年前のことだった。
しかし、それから10年後。その小西さんが、僕の映画に出演してくれるようになろうとは想像もしなかった。少し前にマネージャーさんにお会いしたとき、その話をすると大ウケ!
「小西はホントそういうことあって、熱い役者なんですよ!」
と言っていた。さて、そんな小西さんに今回の映画「ストロベリーフィールズ」ではどの役を演じて頂くか? 考えた・・・。
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
相手役。悪役。エキストラ。小道具。美術。助監督。その他、多くのスタッフ&キャストがいるからこそ、主役の自分が成立することを熟知している。
だから、大物俳優を常にまわりに気を使う。素晴らしい俳優ほど、まわりに感謝する。
三船敏郎や勝新太郎等の伝説的なエピソードでも、その種の話がいくつもある。
小西さんも同じ。純粋にスタッフに感謝、ストレートに表現する人なのだ。同郷にこんな素敵な俳優さんがいたこと。うれしく思う。
そんな出会い。1995年。今から10年前のことだった。
しかし、それから10年後。その小西さんが、僕の映画に出演してくれるようになろうとは想像もしなかった。少し前にマネージャーさんにお会いしたとき、その話をすると大ウケ!
「小西はホントそういうことあって、熱い役者なんですよ!」
と言っていた。さて、そんな小西さんに今回の映画「ストロベリーフィールズ」ではどの役を演じて頂くか? 考えた・・・。
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
俳優・小西博之さんの役?(13)10年前のこと 2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]
えーーー、ビデオ係の僕が見えていたの? とまるで姿を見られた透明人間のような気分。
400人以上オーディションして、僕にまでお礼を言った人は小西さんのみである。
そして大型台風がオーディション会場を通り過ぎて行ったかのように、小西博之さんは帰って行った。
それで分かったことがある!
小西さんは熱い人だ。俳優にはありがちな、自分が全てというタイプではなく、縁の下の力持ちであるスタッフの存在を理解している人。
さらに、猛進型に見えて実は凄く繊細で、気のつく人だということ。プレッシャーの中でも冷静にまわりを見る人だということ。
冷静で、暖かい。それがコニタンという人。あの俳優たちと同じだと気づく・・・。
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
400人以上オーディションして、僕にまでお礼を言った人は小西さんのみである。
そして大型台風がオーディション会場を通り過ぎて行ったかのように、小西博之さんは帰って行った。
それで分かったことがある!
小西さんは熱い人だ。俳優にはありがちな、自分が全てというタイプではなく、縁の下の力持ちであるスタッフの存在を理解している人。
さらに、猛進型に見えて実は凄く繊細で、気のつく人だということ。プレッシャーの中でも冷静にまわりを見る人だということ。
冷静で、暖かい。それがコニタンという人。あの俳優たちと同じだと気づく・・・。
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
俳優・小西博之さんの役?(12)コニタンの熱さ! 2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]
日本人スタッフにも「俺のために、相手役の台詞を読んでくれてありがとう。通訳してくれてありがとう」と言うかのように、お礼をいい握手を求めた。
もちろん小西さんなので、武士が礼をいうような厳かなものではない。大きな声で「ありがとう!」を連発。問答無用(?)で握手を求める。
コニタン流だ。が、そこに計算のない感謝の気持ちと、暖かさを感じた。
さらに驚いたのはこのあと。
通常の俳優さんは緊張していても、シモノー監督の存在は目に入る。余裕ある人は、アメリカ人プロデュサーがいることも分かる。
さらに余裕があれば、通訳や相手役のスタッフも気遣う。が、僕が担当しているビデオカメラの係までは余裕がない。
カメラをまわしていることさえ、気づかない人が多かった。まあ、小型の8ミリビデオで、台詞の相手役と通訳の後ろから、望遠レンズで俳優さんを狙うので目だたない。
何よりもの凄い緊張感の中、俳優さんは演技と台詞に集中する。
なのに、小西さん。皆と順に握手をしたあと、僕の方にやってきて来た。そして。
「ありがとうございました!」
と、無理矢理に手を握り、握手をしてきた・・。何で、僕の存在に気づいたのだ?
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
もちろん小西さんなので、武士が礼をいうような厳かなものではない。大きな声で「ありがとう!」を連発。問答無用(?)で握手を求める。
コニタン流だ。が、そこに計算のない感謝の気持ちと、暖かさを感じた。
さらに驚いたのはこのあと。
通常の俳優さんは緊張していても、シモノー監督の存在は目に入る。余裕ある人は、アメリカ人プロデュサーがいることも分かる。
さらに余裕があれば、通訳や相手役のスタッフも気遣う。が、僕が担当しているビデオカメラの係までは余裕がない。
カメラをまわしていることさえ、気づかない人が多かった。まあ、小型の8ミリビデオで、台詞の相手役と通訳の後ろから、望遠レンズで俳優さんを狙うので目だたない。
何よりもの凄い緊張感の中、俳優さんは演技と台詞に集中する。
なのに、小西さん。皆と順に握手をしたあと、僕の方にやってきて来た。そして。
「ありがとうございました!」
と、無理矢理に手を握り、握手をしてきた・・。何で、僕の存在に気づいたのだ?
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
俳優・小西博之さんの役?(11)「ありがとう」 2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]
オーディションを終えた小西博之さん。
カナダ人のシモノー監督と握手を終えると、出口には向かわず意外な行動を取る。
「ありがとうございました!」
と、他のスタッフにも次々に、握手を求めた。プロデュサー、脚本家、そして通訳、相手役の台詞を読んだスタッフ・・。
「ありがとうございました。よろしくお願いします!」
凄いと思った。他の俳優さんは皆、オーディションが終わると放心状態。朦朧として部屋を出て行く。余裕がある人でも、シモノー監督と挨拶だけして帰る。
気のまわる役者さんは外人スタッフにはしっかり挨拶して行く。が、日本人スタッフには何もいわない。通訳や相手役をする日本人スタッフは眼中にない。
放心状態で気が回らないのならいいが、明らかに平常心なのに日本人には挨拶しない。少数だが、そんな俳優もいる。
俳優にはスタッフを見下ろすような態度を取る人もたまにいる。監督やプロデュサーの前ではへつらうのに、その他のスタッフには横柄だったり。
合作ドラマだと外人にはへりくだり、日本人をバカにする人とか・・。
そんな中、小西さんは全てのスタッフ。アメリカ人も、カナダ人も、日本人も、全員にお礼をいい、握手を求めた。
「審査をよろしくお願いします」
ということより、ハリウッドの大作ドラマのオーディションに参加できたことの感謝を伝えようとする。
「ありがとうございました!」
その言葉を繰り返した。
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
カナダ人のシモノー監督と握手を終えると、出口には向かわず意外な行動を取る。
「ありがとうございました!」
と、他のスタッフにも次々に、握手を求めた。プロデュサー、脚本家、そして通訳、相手役の台詞を読んだスタッフ・・。
「ありがとうございました。よろしくお願いします!」
凄いと思った。他の俳優さんは皆、オーディションが終わると放心状態。朦朧として部屋を出て行く。余裕がある人でも、シモノー監督と挨拶だけして帰る。
気のまわる役者さんは外人スタッフにはしっかり挨拶して行く。が、日本人スタッフには何もいわない。通訳や相手役をする日本人スタッフは眼中にない。
放心状態で気が回らないのならいいが、明らかに平常心なのに日本人には挨拶しない。少数だが、そんな俳優もいる。
俳優にはスタッフを見下ろすような態度を取る人もたまにいる。監督やプロデュサーの前ではへつらうのに、その他のスタッフには横柄だったり。
合作ドラマだと外人にはへりくだり、日本人をバカにする人とか・・。
そんな中、小西さんは全てのスタッフ。アメリカ人も、カナダ人も、日本人も、全員にお礼をいい、握手を求めた。
「審査をよろしくお願いします」
ということより、ハリウッドの大作ドラマのオーディションに参加できたことの感謝を伝えようとする。
「ありがとうございました!」
その言葉を繰り返した。
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
俳優・小西博之さんの役?(10)意外な行動? 2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]
オーディション会場である、全日空ホテルのスイートルーム。小西博之さんが入ってくる。
20代のとき、毎週見ていた「週刊欽曜日」のコニタンだ。初めて見た生コニタン。テレビで見たのと同じように、大きい。そして、僕と同じ和歌山県田辺市出身。
僕は4歳までしか田辺に住んでなかった。が、その後も毎年夏には必ず、田辺に帰っていた。小西さんともどこかで、すれ違っていたかもしれない。
もしかしたら、辻の餅(田辺で有名な和菓子屋さん)でおやつを食べているとなりの席で、小西さんがいたかもしれない。
「小西さん。僕も田辺出身なんです!」
と言いたかったが、そういう場ではない。小西さんは厳しいプレッシャーの中。オーディションに挑むのだ。
同じ故郷の俳優さん。絶対にとちるまい。ビデオで俳優の演技を記録するのが僕のパート。カメラ持つ手に力がはいる。
さて、本番。小西さんが凄いのは、単に演じるだけではないこと。そこに優しさや暖かさがにじむ。勤王の志士を演じても、そこに人間味があり、人の良さが漂う。
バラエティでのコニタンのキャラも、そこが魅力だった。
が、小西さんが凄かったのは、そこからだ。通常はシモノー監督が「カット」と声をかけて、オーディションは終了。握手して、部屋を出る。
なのに小西さん。オーディションを受けた400人の俳優の、誰もしなかった行動を取ったのだ!
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
20代のとき、毎週見ていた「週刊欽曜日」のコニタンだ。初めて見た生コニタン。テレビで見たのと同じように、大きい。そして、僕と同じ和歌山県田辺市出身。
僕は4歳までしか田辺に住んでなかった。が、その後も毎年夏には必ず、田辺に帰っていた。小西さんともどこかで、すれ違っていたかもしれない。
もしかしたら、辻の餅(田辺で有名な和菓子屋さん)でおやつを食べているとなりの席で、小西さんがいたかもしれない。
「小西さん。僕も田辺出身なんです!」
と言いたかったが、そういう場ではない。小西さんは厳しいプレッシャーの中。オーディションに挑むのだ。
同じ故郷の俳優さん。絶対にとちるまい。ビデオで俳優の演技を記録するのが僕のパート。カメラ持つ手に力がはいる。
さて、本番。小西さんが凄いのは、単に演じるだけではないこと。そこに優しさや暖かさがにじむ。勤王の志士を演じても、そこに人間味があり、人の良さが漂う。
バラエティでのコニタンのキャラも、そこが魅力だった。
が、小西さんが凄かったのは、そこからだ。通常はシモノー監督が「カット」と声をかけて、オーディションは終了。握手して、部屋を出る。
なのに小西さん。オーディションを受けた400人の俳優の、誰もしなかった行動を取ったのだ!
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!