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第十七章キャスティング怒濤篇 ブログトップ
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俳優・小西博之さんの役?(9)ハリウッド・スタイル  2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]

 さらに、他のアメリカ人スタッフを順に紹介してくれる。

 「This is Suzan. She is one of producers. and this is Marguerite. she is also producer 」

 とか何とか、一人一人紹介される。アメリカ人スタッフは皆、笑顔で握手を求めてくる。

 アメリカでパーティに行くと、こんな光景によく出くわす。それはホスピタルティ。彼らにとっての習慣であり礼儀。

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 が、慣れない日本人が直面すると、もの凄く緊張する。どうしていいか?分からない。

 握手をするのがせいぜい。頭は真っ白。僕もアメリカに留学していた頃は、そんな場面に直面して、超パニックになったもの。

 今回のオーディションでも俳優たちは、それに戸惑い、さらに緊張し、プレッシャーを受けていた。

 そんな中で、オーディション。その場で渡されたシナリオをビデオカメラの前で読まなければならないのだ。

 俳優さんたちは、どうにかこうにか台詞を読む。と、シモノー監督が「good good!」といい、再び握手を求めてオーディションは終了する。

 その段ではほとんどの俳優さんが放心状態。ここはどこ? 私は誰?という顔で帰って行く方が多い。
 
 そんな中、我らが田辺出身の小西博之さん。オーディションに挑戦した!

<つづく>

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!

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俳優・小西博之さんの役?(8)アメリカ式歓迎法?  2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]

 先にも書いたようにオーディションというのは、俳優をもの凄く緊張させる。

 それはスタッフ側から見ていたのでは分からない厳しさとプレッシャーがある。それをはね除けて、実力を発揮するのは尋常なことではない。

 撮影現場での演技以上に緊張する中での、孤独な戦いがある。

 それが今回はハリウッド作品のオーディション。シモノー監督はカナダ人。

 プロデュサーのマーガレットとスーザンはアメリカ人(お二人とも女性です)。さらに脚本家のバコビッチさん。もアメリカ。皆、背が高く大きい。

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 俳優が部屋に入るとまず、シモノー監督が笑顔で対応する。通訳はいるが監督は、英語でバンバン話す。

 「Hello! my name is Eve symonor Nice to meet you!」

 これはカナダ人、アメリカ人としてのホスピタルティであり、礼儀。だが、ハリウッド監督が自ら入り口までで迎え。さらに挨拶までされると、たいがいな人はビビる。

 さらにシモノー監督は、他のアメリカ人のトップメンバーを順に紹介! 相手はさらに緊張!となる・・・。


<つづく>

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!









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俳優・小西博之さんの役?(7)大物俳優も緊張!  2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]

 ベテラン俳優も有名タレントも皆、緊張した。とてつもない可能性だけではない。

 日本では演技派と言われているが、本場ハリウッドの監督の前で自分の演技が通用するか?という不安感もある。

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 また、外国人ばかりのスタッフに囲まれて英語で指示される中で、うまく演じられるか?という思いもある。

 海外旅行に行ったときに、映画でまくしたてられて頭が真っ白になった経験があると思うが、まさにそれ。

 さらに俳優さんというのはタフガイヒーローを演じていても、本当は感性豊かな繊細な方であることが多い。それでなくても緊張する。

 そんな有名俳優たちが連日、オーディションに臨んでいた。

 しかし、皆、極度の緊張状態。終了後にお話しても、何を聞かれ、何を言ったか? 覚えていない俳優さんも多い。

 部屋に何人のスタッフがいて、何をしたかも覚えていない人がほとんど。

 僕はビデオカメラの係で、俳優さんの演技を記録しているのだが、そのことさえ気づかない俳優さんもいた。いや、気づく人の方が少ない。

 そんなある日、小西博之さんがオーディションにやってくる・・・。 

<つづく>

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!  
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俳優・小西博之さんの役?(6)ハリウッド・オーディション  2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]

 「GAIJIN/外人」のオーディション。俳優たちはもの凄いプレッシャーを感じていた。

外人シナリオ.jpg

 そもそもオーディションというのは、俳優にとって運命の別れ道。もの凄く緊張する。その役を射止めたことで、人生が変わることもある。

 その役を演じたことで人気爆発。出演依頼殺到! CM出演。ギャラが数倍に!ということがあるのが俳優の世界。

 昨年まで年1本の仕事があるかどうかの俳優が、翌年には家を建てているということがある。

 まして今回はハリウッド作品。出演することで世界の大スターになる可能性がある。日本でいくら有名な俳優でも世界のスターには敵わない。

 出演が決まれば、世界的な大ブレクが期待できる。

 今でいえば渡辺謙。「ラストサムライ」に出演したことで、世界のワタナベになった。今では1本のギャラは百万ドル(約1億2千万円)を超えている。日本とは桁違いな展開。

 この「外人」のオーディションに挑戦するというのは、そういう意味なのである。

 <つづく>

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!  




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俳優・小西博之さんの役?(5)再び!ハリウッド大作「GAIJIN」2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]

 その後、小西さんはレコードを出して大ヒット。俳優業にも進出。

 巨匠・今村昌平監督等の映画「うなぎ」(カンヌ映画祭グランプリ受賞)にも出演。

 「木村家の人々」はアメリカでも公開され、僕は留学中だったLAの映画館で見た。

 そんな小西さんと、実は今回の映画「ストロベリーフィールズ」以前に一度、お会いすることがあった。1995年。今からちょうど10年前のことである・・。

 少し前に飯島大介さんの話で書いた、ハリウッド作品「GAIJIN/外人」のオーディションでのことだった。

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 「ブラックレイン」「Mr.ベースボール」に続く、日本で全面的に行われるハリウッド大作ということで、もの凄い数の俳優がやってきた。

 400人以上。来ていないのは誰か?というくらいに、有名俳優が次々に訪れる。

 その中に、小西博之さんの姿もあった・・。

<つづく>

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
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俳優・小西博之さんの役?(4)故郷は田辺  2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]

 番組内。欽ちゃんに故郷を聞かれた小西さん。答える。

 「田辺です!」

 そのイントネーションが本当に田辺弁。ああ、この人は僕と同じ町、出身なんだと思った。

 本当に武蔵坊弁慶しかいない町なので、有名な芸能人が同じ古里ということは何かうれしいものがある。

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 僕は当時から映画監督を目指していた、いつか小西さんと仕事をすることもあるだろう。そのときに「小西さんが、欽ちゃんの番組で故郷を聞かれて・・」と話をしようと考えたりした・・・。

 ら、本当にお仕事をすることになった。それも僕の初劇場用映画。さらに田辺市が舞台の作品・・・・・。感激!

 20数年前の思いがこんな形で、訪れようとは思いもしなかった・・・。

 <つづく>

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!  
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俳優・小西博之さんの役?(3)週刊欽曜日のころ  2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]

 80年代前半。僕は横浜にいて、助監督やADをしながら自主映画をしていた。

 映画を目指しているのに、なぜか?お笑いが好きで、欽ちゃんの番組はどれも逃さずに見ていた。

 当時、萩本欽一さんは「視聴率100%男」と呼ばれるくらいに、関わる番組が皆高視聴率。

 今では考えられないが、欽ちゃんは30%は当たり前みたいな感じ。そんな番組、当時もほとんどなかった。

 「欽ドン。良い子、悪い子、普通の子」「欽ちゃんのどこまでやるの!?」「週刊欽曜日」等、毎日のように番組を担当。演出、出演をこなしていた。

 それを欠かさず見ていたので、小西さんのことはよく知っている。
 
 あるとき、番組で欽ちゃんが「コニタン。故郷どこ?」と聞いたことがある。

 小西さんが答える。「田辺です!」

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 <つづく>

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俳優・小西博之さんの役?(2)コニタン! 2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]

 その前に、小西博之さんの紹介をしておこう。

 1959年9月28日 生まれ。身長は180cm。血液型はA型。田辺商業高校では野球部。1980年代の萩本欽一さんの番組「週刊欽曜日」でブレイク。

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 コニタンの愛称で爆発的な人気となる。その後、久米宏のあとを受けて「ザ・ベストテン」の司会を黒柳徹子と担当。歌手、コメディアン、俳優として大活躍。

 僕らの世代では知らない者はいない。田辺でも誰もが知る人気者。出演した映画は・・。

 『極道の妻たち 三代目姐』『はぐれ刑事純情派 劇場版』『新極道の妻たち 惚れたら地獄』『激走トラッカー伝説』『うなぎ』『極道の妻たち リベンジ』『地獄甲子園』他多数。

 NHK大河ドラマでは『北条時宗』『秀吉』『蒼天の夢』

 他にも『遠山の金さん』『金曜日の妻たちへ』『名古屋嫁入り物語』『七曲署捜査一係』
『それでも家を買いますか』等々。

 さて、そんな凄い俳優さんには、どの役を演じてもらえばいいのか?

<つづく>


*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日! (つづく)


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俳優・小西博之さんの役?(1)同じ故郷!2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]

 和歌山県田辺市出身の大俳優・小西博之さん。前々からどの役を演じて頂こうか?考えている。

 古里を舞台にした映画ということで、友情出演してもらえる。

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 ご本人曰く。

 「どんな役でも構いません。全て監督にお任せ致します。ギャラもいりません。交通費も、宿泊費もいりません。

 里帰りすると思えばいいのだし、実家に泊まれば大丈夫。本当に私のことはいいです。役に関しても、全て監督に一任いたします!」

 とのこと。地元・田辺への愛を持ち、映画作りを深く理解した方だ。本来、友情出演となると、あれこれ条件をつけるのが普通。この役は嫌だ。台詞がほしい。これなら出たくない。そんなことが多い。

 なのに小西さんは全て一任と言う。凄い人だ。そこまで言ってくれるなら、こちらも超真剣に考えねばならない・・・。

 おっと、その前に小西博之さんの紹介をしておこう!


<つづく>

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日! (つづく)









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映画「ストロベリーフィールズ」決定キャスト紹介・続報 2005/9 [第十七章キャスティング怒濤篇]

 映画「ストロベリーフィールズ」のいちご四人娘らメインキャラ、以外の登場人物を紹介。
この面々をクランクインまでに探し、決定せねばならない。


夏美の母・・・夫に死なれたショックを今も引きずる。


夏美の父・・・病気で数年前に死去。


マキの父・・・・飯島大介


マキの母・・・・水沢有美!11131986.jpg


京子先生・・・生徒に理解はあるが、長塚先生に逆らえない若手教師。


長塚先生・・・・厳格な教師。学年主任。


死神・・・・・奈佐健臣

<つづく>

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