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第十八章 最終キャスティング篇 ブログトップ
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映画「ストロベリーフィールズ」全キャスト決定! 2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 映画「ストロベリーフィールズ」のいちご四人娘らメインキャラ、以外の登場人物を紹介。

 最後の一人。夏美のお母さん役も決定した!


夏美の母・・・・・・・・・・・吉行由実!11131986.jpg

夏美の父・・・・・・・・・・・小西博之


マキの父・・・・・・・・・・・飯島大介


マキの母・・・・・・・・・・・水沢有美


京子先生・・・・・・・・・・・伊藤裕子

長塚先生・・・・・・・・・・・並木史朗


死神・・・・・・・・・・・・・奈佐健臣

<つづく>

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
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夏美の母を探せ!(終)大林組同窓生?  2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 作品は「理由」。吉行さんの役は、峰岸徹さん演じるレストラン経営者の妻。僕は作品の撮影風景をドキュメンタリーとして記録するメイキング班。

 お互いに憧れの大林映画に初参加できた嬉しさと、第一級作品の現場に張りつめる物凄い緊張を感じながらの撮影だった。

10674720.jpg

 そのときに吉行さんが演じた妻の役が、今回の夏美の母にダブった。で、出てもらえるかどうか? まず、直接、本人にお聞きした。

 「どんな映画ですか?」と聞かれると思ったのに、シナリオも読んでいないのにOKをくれる。

 「太田さんが撮る作品ならきっと、大林映画のような切ない系でしょう? 出る出る!」

 快く承諾。こうして大林組同窓生の2人は再び、一緒に仕事することになる。

 吉行さんなら安心。演技力。キャラ。そして、僕がもっとも影響を受けたであろう大林宣彦監督の映画のファン。

 「ストロベリーフィールズ」の世界観も問題なく、分かってくれる。こうして、最後の一人。夏美の母役も決定した。

 <つづく>

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
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夏美の母を探せ!(7)吉行由実さん 2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 と、書いて来たが、実はかなり早い段階から候補者を上げていた。

 僕のことをよく知っていて、演技力があり、ファンタジーの世界観を理解している女優さん。

 吉行由実さんである。

 ホラードラマでは、白髪交じりの意地悪な祖母を演じ、舞台では女子高生までやってしまう演技派。 出演作品を上げよう。

 「D坂の殺人事件」
 「理由」

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 「大怪獣東京に現れる」
 「発狂する唇」

 吉行さんの凄さは、悲しみや苦悩の人生を送ってきたという存在感を表現できる役者さんということ。
 セリフでいくら苦労話をしても、本人からその匂いがしないと説得力に欠ける。でも、吉行さんはそこにいるだけで、全てを表現する凄い人だ。

 特に今回の役どころには、そんな力が不可欠。夏美の母親は夫を病気で亡くして以来、ショックを引きずり、娘の一人は事故で松葉杖の生活を強いられているという悲しいキャラクター。

 それらの不幸を説明なしに表現できるキャラクターは誰かと考えて、吉行さんにお願いした。

 以前からよく知る女優さんで、業界の飲み会に呼ばれて行くと必ず、吉行さんがいた。

 そんなところで話をする内、お互いに大林映画ファンだと分かり、「尾道シリーズ」ネタで盛り上がった・・・。


 <つづく>

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     たんどぅさんのブログ=>http://ameblo.jp/4609/





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夏美の母を探せ!(6)1人1人の役柄・・ 2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 主人公が1人でも大変なのに、今回は6人いるといってもいい。1人1人に役柄を伝え、1人1人の演技を大切にして、1人1人の俳優の良さを引き出したい。

 そうなると本当に大変。時間がない。といって、他のキャラクターはどうでもいいかというと違って、まわりの人々が疎かになると、主人公たちも魅力が半減する。

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 そこで安心して任せられるベテランを多く起用している。

 長塚先生役には並木史朗さん。信頼できる演技力だけでなく、「ゴジラ」シリーズにも出てらっしゃるので、今回のようなファンタジーも分かってもらえる。

 マキの父親には飯島大介さん。こちらは長年のおつきあい。太田という監督を理解してくれている。

 マキの母には、「仮面ライダー」にも出ていた水沢有美さん。「シックスセンス」が大好きということもあり、ファンタジージャンルもOK。

 その延長線で考えた・・。

<つづく>

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夏美の母を探せ!(5)キャスティングの条件 2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 さて、キャスティング。

 これまでにもキャスティングで重要なことを書いて来た。が、単に役柄があっている。演技力がある。という点だけでもいけない。

 映画撮影というのは、本当に時間がない。

 監督は俳優とのコミニュケーション以外にも、スタッフとのやりとりがあり、自分のイメージを各パートに伝えねばならない。

 衣装、小道具、大道具、天気、ロケ場所、機材、光、音、温度、体調と、スタッフやキャスト、さらには撮影場所のいろんなことを考えて決定していく。

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 さらに今回は10代の女の子4人(佐津川愛美、谷村美月、芳賀優里亜、東亜優)が主人公。それぞれに別の人生がある。

 さらに、鉄男(波岡一喜)と春美(三船美佳)という、20代の主役ともいうべきキャラクターも出てくる。

 主人公が1人でも大変なのに、今回は6人いるといってもいい。一人一人に役柄を伝え、一人一人の演技を大切にして、一人一人の俳優の良さを引き出したい。

 そうなると本当に大変。時間がない・・・・。

<つづく>

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夏美の母を探せ!(4)脇役にも人生がある  2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 そう思って、登場人物には全て過去の物語を作ってある。

 それを映画内で全ては描かないが、それがあることで、キャラクターが生き生きとし出す。リアリティを持ち、説得力が出てくるはず。

 そんな一人が夏美の母。

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 母親役はよく、口うるさいだけのキャラとして描かれがち。なのに、ある関係者はまさにそれを言う。

 「母親役なんて、勉強しなさいと言わせておけば十分なんですよ!」

 大きな間違いだ。勉強不足としか思えない。シナリオ上でステレオタイプを描くことは、最も安易なやり方。いくら平凡に見えても人にはそれぞれ個性があり、それぞれの人生がある。

 全てを描かなくても、それを感じさせる何かを盛り込むことがドラマ作りであり、物語に深みが出てくるのである。

 また、いくら主人公を描き込んでも、脇で登場する父親や母親、教師等の人生もしっかりと描かないと物語として、レベルダウンする。

 彼らは脇役であっても、ドラマを進行させるための役であったり、主人公を説明するためのキャラであったりするだけではいけない。

 登場する人物には全て人生があるのだ。そんな訳で夏美の母にも、映画では紹介しない先のような悲しい物語がある。

 さて、それを誰に演じてもらえばいいのか? かなりむずかしい役柄といえる。


<つづく>

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夏美の母を探せ!(3)映画の前後にも人生がある 2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 以上が夏美の母の役柄。

 通常、ドラマというのは、映画が始まってから登場人物に不幸が訪れたり、事件が起こったりする。

 が、僕の「ストロベリーフィールズ」の場合は、すでにそれらが起こったあとに物語が始まる。

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 というのも、よくドラマでは物語が始まるまでは、登場人物の人生がなかったかのように、事件も、悩みもなかったかのように描かれることが多い。

 分かりやすく言うと、映画で描かれた部分だけが彼らの人生で、それ以外は存在しないかのような描き方がよくされる。

 しかし、登場人物は映画で描かれる部分の前も後も、人生があり、悩みや、問題を抱えて生きているのである。

 映画で描かれるのは、彼らの人生のごく一部でしかない。それを表現したいと思った。

 そのためには、時間をかけて描かなくても、映画で見せている以前の物語や設定を感じさせたい。


<つづく>

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夏美の母を探せ!(2)母の孤独 2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 そんなとき、東京で大学生活を送っていた娘の春美(三船美佳)が交通事故。片足をうしない故郷に戻ってくる。(写真下は夏美の母の家の撮影場所)

 続けざまの不幸に、母・冬美はさらに心痛める。

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 長女の春美は心を閉ざして、家に籠る。妹の夏美(佐津川愛美)をいじめ、人を拒否し続けた。

 夏美は相変わらず、勉強もスポーツも駄目な高校生。友達もなく、8ミリカメラをまわすだけ。

 母・冬美は夫(小西博之)や幼き日の子供たちの写真を見ることで、現実を忘れようとした。幸せだった日々に浸ろうとした。

 が、結果、現在の悲しみを確認するだけとなり、未だに夫の死から立ち直れずに生活している。

 夏美の母というのは、そういう役柄である・・・。


<つづく>

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夏美の母を探せ!(1)母・冬美という役 2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 あと残るは夏美の母役だけである。まず、役柄を紹介しよう。

 名前は冬美。運送会社で経理をしていた。そこで知り合ったトラック運転手の男性(小西博之さん扮する夏美の父)。

 不器用だが、陽気で豪快な性格に引かれる。彼の熱烈なプロポーズを受けて、結婚。2人の娘が生まれる。

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 長女が春美。次女が夏美。三女が生まれたら秋美にするつもりだった。

 長女・春美(三船美佳)は勉強もスポーツも出来る優等生。鉄男や京子先生(当時は生徒)とも仲良し。

 でも、次女の夏美(佐津川愛美)はおとなしく、友達がいない。父からもらった8ミリカメラで撮影するのが趣味という変な子。

 春美が大学生になり、東京で過ごしていた頃。夫が病気で入院。癌だった。1年の内に死去。冬美はショックに打ちひしがれる。

 夫の実家が地主で、冬美も運送会社での仕事を続けていたので生活には困らなかったが、夫の死を引きずっていた。

 そんなとき、東京の春美が交通事故。片足をうしない、故郷に戻ってくる・・。


<つづく>

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映画「ストロベリーフィールズ」決定キャスト紹介・続報 2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 映画「ストロベリーフィールズ」のいちご四人娘らメインキャラ、以外の登場人物を紹介。
京子先生役も決まり、あとは夏美のお母さんだけ!


夏美の母・・・夫に死なれたショックを今も引きずる。


夏美の父・・・・・小西博之


マキの父・・・・飯島大介


マキの母・・・・水沢有美


京子先生・・・伊藤裕子

長塚先生・・・・並木史朗!11131986.jpg


死神・・・・・奈佐健臣

<つづく>

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