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第十八章 最終キャスティング篇 ブログトップ
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長塚先生を探せ!(下)ベテラン俳優・並木史朗さん   2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 父親たちは、頑張ってきた。日本人の暮らしを豊かにした。

 でも、失ってしまったものも多い。悪意はないのに、大切なことを忘れている。

 子供たちに、伝えるべきものがあることに気づかない。そんなお父さんを長塚先生役は象徴している。

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 非常に難しい役。年齢も50歳前後。やはり、ベテラン俳優の起用を考える。

 いろんな人を検討して、まさにベテランの並木 史朗さんにお願いした。1957年生まれ、今年で48歳。

 これまでに出演した映画を上げて見る。

 「そろばんずく」(1986) 首都消失(1987)
 「ラヂオの時間」(1997年) 
  「モスラ3 キングギドラ来襲」「リング2」(1999年)
 「ゴジラ2000」(2000年)
 「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年)
 「半落ち」(2003年)「デビルマン」(2004年)

 今は超大作の「日本沈没」に出演中だが、間もなく撮影が終わるのでOKとのこと。メインキャラを演じる若手女優たちのまわりを、ベテランが固める構図となって行く。

 ますます、撮影が楽しみ!


<つづく>

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!





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長塚先生を探せ!(上)単なる悪役ではない   2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 長塚先生は夏美(佐津川愛美)の学校の学年主任。

 規則にうるさく、生活指導にも勢力的。そんな設定だけ見ればステレオ・タイプの教師にも見える。単なる悪役と思うかもしれない。が、非常に重要な役割である。

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 彼は単なる教師というだけでなく、大人の代表でもあるのだ。夏美の母は投げやりで現実を悲観する大人。

 マキの父(飯島大介)は子供に構わない仕事一筋の大人。それに対して長塚先生は子供たちに厳しい大人である。

 でも、そこに悪意はなく、彼が人生で学んだ全てを教えようとする真面目な教育者だ。

 それは言い換えるとモーレツ社員であり、頑固オヤジ。

 そう、昭和40年代にはよくいたお父さんたちである。彼らは子供たちのために夜遅くまで働き、社会を支え、日本を発展させて来た。

 ここまで書くと、この日記を前々から読んでくれている方はもうお気づきかと思う。「日本人の心の故郷編」で書いたテーマの一端を担うのが、長塚先生なのである。

<つづく>

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
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映画「ストロベリーフィールズ」決定キャスト紹介・続報 2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 映画「ストロベリーフィールズ」のいちご四人娘らメインキャラ、以外の登場人物を紹介。
京子先生役も決まり、あとは長塚先生と夏美のお母さんの2人だけ!


夏美の母・・・夫に死なれたショックを今も引きずる。


夏美の父・・・・・小西博之


マキの父・・・・飯島大介


マキの母・・・・水沢有美


京子先生・・・伊藤裕子11131986.jpg


長塚先生・・・・厳格な教師。学年主任。


死神・・・・・奈佐健臣

<つづく>

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!
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京子先生を探せ!(17)犬神家の一族? 2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 伊藤裕子さんが帽子を取るところを見ていると、まるで「犬神家の一族」で佐清(すけきよ)が白い仮面を取るシーンを見ているみたいだった。 

 ら、映画と違い怖い顔ではなく、可愛い顔だったみたいな。でも、すぐに佐清が仮面を被るように、伊藤さんも帽子を被る。それが何だか面白い。

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 伊藤さん。とてもいい。顔形がというより、存在が可愛い。

 これまでに会った女優さんやモデルさんとは、全く違うタイプ。へーこんな人がいたんだ。と感じた。

 出演作品を思い出してみる。それぞれが全然違う。役柄が強く残る。

 伊藤さんは元モデルだが、どうも女優。というより役者だと思える。日頃は言葉少なく、シャイだが、役を与えられ、台詞があると別人になる。

 京子先生は花のある可愛い女性に演じてもらいたい。そこで可愛い女優さんを探していた。伊藤さんはそれを十分に満たす。

 が、それ以上に何か京子先生という役柄を、広げてくれそうな気がする。ただ、可愛いだけでない、存在にしてくれそうな気がする。

 それが何なのか? 今はまだ分からない。でも、とても不思議な魅力がある。こんなタイプ。本当に初めて。物語を膨らませてくれるかもしれない。

 こうして、京子先生役も決定する!

  

<つづく>

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!


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京子先生を探せ!(16)伊藤裕子さんの野球帽 2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 話の間。伊藤さんは、ずっと野球帽をかぶったまま。

 昔からあるタイプの帽子ではなく、今時のつばの幅が狭い、おしゃれなキャップ。

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 ラインPの小川さんがこういう。

 「せっかくだから、帽子取ってくださいよ!」

 すると伊藤さん、もの凄く照れる。

 「えーー!」

 「そんなこといわずに。髪型も見たいし!」

 と、追い打ちをかける。伊藤さん。かなり抵抗! でも、出演が決まるかどうか?の面接で帽子取るのを嫌がる子も珍しい。

 「はずかしがってる場合か?」と言う人もいるだろう。だが、そんなとこ面白い・・。そして伊藤さん。結局、恥ずかしそうに、一瞬だけ帽子を取る。

 「やっぱ、可愛いじゃないですか?」

 小川Pがいうと、即座に拒否。

 「そんなことないですよ・・・」ともの凄く照れながら、すぐに帽子を被る。

 謙遜しているようには見えない。あんなに可愛いのに、自慢がみじんもない。人に美しさや可愛さを見せる商売のモデルであり、女優なのに、恥ずかしいというのが不思議。

 おもしろい子だ・・。



<つづく>

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!


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京子先生を探せ!(15)シャイな女優さん 2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 伊藤裕子さん。一言でいうと、とてもシャイ。

 何か親戚の幼い女の子が、初めて我が家にやってきたという感じだ。恥ずかしくて母親の後ろに隠れてしまうが、ときどき顔を出しニコニコしている子供。

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 ま、伊藤さんがそんなことをした訳ではないが、印象はまさにそれ。元モデルで奇麗で、スタイルもいい。けど、そうことではなく可愛い。

 質問しても、恥ずかしそうに答える。目を合わせない。言葉を探しながら、小さな声で話す。

 通常、女優さんなら「この役!私がもらいます!」と凄い気合いで来る人が多い。それは女優としての決意を感じ、プロだと思う。

 モデルさんだと、自分が美形であることを分かっているので、どこかで「私きれいでしょ」という思いが出る。

 女優さんでもそういうタイプの人はいる。逆に、見かけより演技のことに興味が強い人もいる。

 でも、伊藤さんはどのタイプとも違う。ほんと、初めて我が家に来た親戚の子のよう。そんなところに好感が持てた。

 話の間。ずっと野球帽をかぶったまま。ラインPの小川さんがこういう・・。

 
<つづく>

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!


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京子先生を探せ!(14)男女から好かれるタイプ 2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 伊藤裕子さんのこと。カタギの友人たちに聞くと、皆、よく知っていた。

 女の子たちはモデルとして、そしてドラマで見て知っているという。話を聞くと、ああなりたいという憧れるタイプのようだ。

 男性には人気あるが、女性が嫌うタイプもあるが、伊藤さんは女性に好かれる女性タイプだろう。

 逆に、そのタイプは男性には人気がないことが多い。が、30代の男どもに聞いても人気があった。「僕、伊藤裕子さん好きなんですよ」と何人もいう。

 古い言い方をすれば「彼女にしたい女優ナンバー1」みたいな。

 知名度もあり、男女共、大人に人気があった。これはいいかもしれない。そして御本人と面会!

 場所は製作会社の応接室。

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 元モデルと聞いていたので、こんな感じの人かなあ。と今までにお会いしたモデルさんを思い出していた。

 ら、全然、イメージが違った・・・。



<つづく>

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京子先生を探せ!(13)女優とモデル 2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 モデルさんは黙っていると美形で可愛く、絵になる。が、しゃべると、大変。単なるアホ!失礼、あまり何も考えていない人がいる。

 いや、これも先入観で、普通の子ならどうってことないが、美形の女性はどうしても賢そうに見える。だから、しゃべると、余計にえーーー!と思う。ギャップが大きいのだ。

新宿ラブ.jpg

 また、あまりにきれいなので、可愛がられて育ち。あまり苦労しないで、お嬢様のまま育ったということもあるかもしれない。

 僕の経験からは、そんな子が結構多かった。それ以来、モデルというと、んーーーーーという思いがある。個人的な思いだと思うが・・。

 女優という仕事。一般的には奇麗であることが第1条件と思われがち。だが、バカではできない仕事。賢くないとできない。
 奇麗なだけのモデルでは、女優への転身は難しい。

 が、その女優さんでも、問題がある人が多い。テレビ・ドラマのように、演じたシーンをすぐその場で、モニターチェックするスタジオでよく思うこと。

 大型モニターを囲んでスタッフが、俳優が撮影したばかりのシーンの見ている。と、一部の女優さんは、自分の演技ではなく、「いかに自分が美しく映っているか?」のみを気にして見ていることがある。

 へんな顔になってないか? シワが出てないか? しっかりと顔が映っているか? そんなことばかり気にして、演技は二の次。

 とにかく自分が美しいことをアピールしたくて溜まらないようだ。そんな人が意外といる。女優というより、モデルの価値観(モデルなら美しく映ることが一番大切というのも分かる)だ。
 
 そんな経験があるので、美しさを売り物とするモデルという職業出身というと、不安になる・・・。


<つづく>

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京子先生を探せ!(12)カラオケ・ビデオ 2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 カラオケ・ビデオ。あれは台詞がない。あったら歌の邪魔になるので、当然ない。でも、出演者は、歩いたり、走ったり、彼氏と戯れたり、キスしたり、演技が必要。

 映画と同じように、監督がいて、カメラマンがいて、照明部がいて撮影する。女優業を始めるに当たって、とてもいい勉強だ。

ヤギ撮影B&W.jpg

 だから、モデルのギャラより安くても、出演する。実習だと思えばOK。

 製作サイドから見ても、見栄えのするモデルさんが出てくれる。さほど難しい演技は必要ない。ギャラも安くて済む。

 両者ともにメリットがあり、カラオケ・ビデオにはモデルさんがよく出演する。

 もう、かなり昔になるが、僕もそんな現場でADを何本もやった。

 ADというのは、アシスタント・ディクレターの頭文字を取った言い方。映画の場合は助監督というが、ドラマの場合はADと呼ばれる。

 そしてカラオケビデオの場合は、映画のような大人数ではなく、せいぜい5人くらいのスタッフで撮影される。

 ADはほぼ雑用係。何でもやらないといけない。女優さんを駅まで迎えに行く。ジュースを買ってくる。弁当を配る。何でもやった。

 そのときも、やはり女優よりモデルさんが多かった・・・。

<つづく>

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京子先生を探せ!(11)モデルとカラオケ 2005/9 [第十八章 最終キャスティング篇]

 モデル出身の女優さん。というと僕は個人的に不安になる。本来はそんなことないのだろうが、過去にこんな経験がある・・・。

 昔々、カラオケ・ビデオ(カラオケボックスのテレビで流れるあれ)の撮影スタッフの仕事をしていた。

 ドラマ仕立てのもので、湘南をデートしたり、ドライブしたりするラブストーリーの一場面のような映像を撮影する。

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 でも、その手のビデオの製作費は超安くて、有名俳優は出てくれない。

 といって、ビジュアルが大切なので、あまりにぶさいく・・・いや、個性的な子を出すのもカラオケ・ビデオには相応しくない。

 歌う人がドラマの世界に入り込み、酔いしれて歌える配慮が必要だ。

 そこで起用されるのがモデルさん。彼女たちの多くは「次は俳優に転身!」という思いが強い。所属事務所もそれを狙う。

 が、なかなか、転身はむずかしい。スチールの世界と動画の世界は、表現法が根本から違う。

 そこで目を付けたのが、カラオケ・ビデオである・・・。

<つづく>

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと11日!

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