手直し部分紹介(上) 2005/9 [第二四章 撮影スケジュール]
以前に紹介したシーン(23)と比べてもらうと、違いがよく分かる。
(つづく)
(つづく)
切って貼る 2005/9 [第二四章 撮影スケジュール]
書き直した部分は、パソコンで打ち出してシナリオに貼付ける。
以下の写真のような感じ。
(つづく)
以下の写真のような感じ。
(つづく)
チーフの答え。友人の感想。2005/9 [第二四章 撮影スケジュール]
「と、いう展開に直そうと思うんですよ。どうです? チーフ」
「うーーーーーん。いい話だ。前は4人でずっと一緒に行動していて、死神が来てから1人ずつ連れて行かれる。
でも、今回は一度別れて、やっと再会したのに、連れて行かれる。
その方が残酷だけど、より感動出来る。それに、そのストーリーなら。スケジュール的にも嵌る・・・。俺も助かる・・」
助けられたのは、僕の方だ。今回は素敵なスタッフに、支えられていることを痛感。
そして作品を守ろうと、格闘してくれたチーフの姿に感動した。
早々に書いて、友人に見せる。スケジュール問題を知らない人の感想が聞きたかった。
一読した友人が言う。
「泣ける感動シーンが、またひとつ増えましたね? 前よりもいい話になったと思います」
(つづく)
「うーーーーーん。いい話だ。前は4人でずっと一緒に行動していて、死神が来てから1人ずつ連れて行かれる。
でも、今回は一度別れて、やっと再会したのに、連れて行かれる。
その方が残酷だけど、より感動出来る。それに、そのストーリーなら。スケジュール的にも嵌る・・・。俺も助かる・・」
助けられたのは、僕の方だ。今回は素敵なスタッフに、支えられていることを痛感。
そして作品を守ろうと、格闘してくれたチーフの姿に感動した。
早々に書いて、友人に見せる。スケジュール問題を知らない人の感想が聞きたかった。
一読した友人が言う。
「泣ける感動シーンが、またひとつ増えましたね? 前よりもいい話になったと思います」
(つづく)
手直しした物語(6)再会・・・。2005/9 [第二四章 撮影スケジュール]
2人は柔道部へ。マキが毎日、練習していた場所。
部室を覗くと、壁にかかった部員の札。
それを見つめる少女。マキだ・・。
そして、教室。再会を喜ぶ3人。様子を見つめるのは、ふて腐れた顔の理沙。
やっと、4人が集まった。もう、会えないと思った友達・・。
夏美は泣きそうになる。でも、とても嬉しい。みんな思いは同じだった。
しかし、マキ、美香、理沙に残された時間は少なく、1人また1人と、あの世に連れて行かれるのである・・・。
(つづく)
部室を覗くと、壁にかかった部員の札。
それを見つめる少女。マキだ・・。
そして、教室。再会を喜ぶ3人。様子を見つめるのは、ふて腐れた顔の理沙。
やっと、4人が集まった。もう、会えないと思った友達・・。
夏美は泣きそうになる。でも、とても嬉しい。みんな思いは同じだった。
しかし、マキ、美香、理沙に残された時間は少なく、1人また1人と、あの世に連れて行かれるのである・・・。
(つづく)
手直しした物語(5)新しい物語展開 2005/9 [第二四章 撮影スケジュール]
新しい展開は、こうだ。
バラバラになった4人。主人公の夏美だけが、河原に残されている。何時間経っても皆、帰って来ない。
「もう、タイムリミットが来て・・・死神に連れて行かれたのかな・・。
そうだ。みんなと一緒に過ごした学校に行こう。せめて、マキや理沙、美香の想い出に触れたい・・・」
夏美は一人、学校へ行く。
長い廊下。寂しげに歩く夏美の前方。座り込む女子高校生。
美香だ・・・。
美香も、夏美に気づき顔を上げる。
もう、会えないと思っていた美香との再会。夏美が微笑む・・・。
(つづく)
バラバラになった4人。主人公の夏美だけが、河原に残されている。何時間経っても皆、帰って来ない。
「もう、タイムリミットが来て・・・死神に連れて行かれたのかな・・。
そうだ。みんなと一緒に過ごした学校に行こう。せめて、マキや理沙、美香の想い出に触れたい・・・」
夏美は一人、学校へ行く。
長い廊下。寂しげに歩く夏美の前方。座り込む女子高校生。
美香だ・・・。
美香も、夏美に気づき顔を上げる。
もう、会えないと思っていた美香との再会。夏美が微笑む・・・。
(つづく)
手直しした物語(4)スピルバーグの勝利!2005/9 [第二四章 撮影スケジュール]
そのシーン。勝負が一瞬で着く!というのに変える。それなら下痢をしたフォードでも、撮影ができる!
映画館で「レイダース」を見たとき、そのシーンは大ウケだった。「これから戦いが始まる!」と思わせておいて、インディが拳銃を抜き。銃弾一発! ドキューーーン!
それで勝負がつき。大きな刀を振り上げた黒装束の男が倒れる!
壮絶な肩すかし。観客は大爆笑。「そんなの在りかよ〜!」と突っ込みたくなるが、あははは・・という感じだった。
スピルバーグは、アクションシーンを爆笑シーンに変えたのだ。
これは結果的に成功。アクションを延々と見せるより、笑いで見せることの方が遥かに新鮮であり、面白い。
災い転じて福となす。いつも、こうはいかないだろうが、スピルバーグはそれを成し遂げたのである。
「レイダース」の撮影は予定より、数日早く終了。製作費内で納め、映画も大ヒットしたのである。
その後のスピルバーグはご存知の通り、「ET」「インディジョーンズ/魔球の伝説」「ジュラシック・パーク」「シンドラーのリスト」とさらなる活躍を続けて行くのだ。
さて、こちらも似たような状況。何とか切る抜けねばならない。スピルバーグ・レベルではないが、僕が考えた新展開は次のようなものだ・・。
(つづく)
手直しした物語(3)スピルバーグの奇策? 2005/9 [第二四章 撮影スケジュール]
今となっては「インディ・ジョーンズ」シリーズの第1作となった「レイダース/失われたアーク」
日本映画から比べると大作だが、ハリウッド的には中規模作品。
経済的に撮影せねばならない・・・。
飛行機が飛ぶシーンは、映画「失われた地平線」の映像をもらった。
登場する潜水艦は、ドイツ映画「Uボート」で使ったものを借りている。
実際に作ったのは、ナチスの複翼機くらいだ。状況は厳しい・・。
その日撮影するシーン。インディ・ジョーンズが巨大な刀を持った大男と、戦う。
手に汗握るアクションが炸裂する場面。でも、下痢をしているハリソン・フォードにその体力はない。彼の回復を待つ時間もない。
そこでスピルバーグはフォードと相談。凄いアイディアを思いつく。
(つづく)
日本映画から比べると大作だが、ハリウッド的には中規模作品。
経済的に撮影せねばならない・・・。
飛行機が飛ぶシーンは、映画「失われた地平線」の映像をもらった。
登場する潜水艦は、ドイツ映画「Uボート」で使ったものを借りている。
実際に作ったのは、ナチスの複翼機くらいだ。状況は厳しい・・。
その日撮影するシーン。インディ・ジョーンズが巨大な刀を持った大男と、戦う。
手に汗握るアクションが炸裂する場面。でも、下痢をしているハリソン・フォードにその体力はない。彼の回復を待つ時間もない。
そこでスピルバーグはフォードと相談。凄いアイディアを思いつく。
(つづく)
手直しした物語(2)「レイダース/失われたアーク」の場合 2005/9 [第二四章 撮影スケジュール]
少し話しが逸れるが、こんな話をご紹介。
スケジュール問題というのは、本当に厳しい。規模は違えどハリウッドも同じだ・・。
「アラビアのロレンス」のデビッド・リーン監督。
膨大な製作費を使い、壮大なセットを組み、1年近い日数をかけて撮影。
そんな映画は近年ほとんどない。
(とはいえ、日本と比べるとまだまだ、豪華で贅沢!!)
今年、「宇宙戦争」が公開されたヒット・メーカー。スティーンブン・スピルバーグでさえ同じ。
特に1980年の「1941」が興行的に振るわず、大赤字を出したあとは苦しい。
ジョージ・ルーカスがプロデュサーをつとめることで、スタートした「レイダース/失われたアーク」を失敗するとあとがなかった。
予算超過やスケジュール、スケジュールを大幅に超えた撮影は許されない。
そんな撮影中、確かカイロでの撮影だったと思う。
インディ・ジョーンズ役のハリソン・フォードが下痢を起こし、アクションシーンが撮れないでいた。
立っているだけで精一杯。しかし、その日の内に撮影を済ませ、次のロケ地に向かわなければならない。
そのシーンの撮影ができないとスケジュールが大幅に変わり、製作費をオーバーするのである・・・。
(つづく)