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撮影初日(一)準備 ブログトップ
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撮影初日から迷子?(中)制作部の仕事  2007/9/17 [撮影初日(一)準備]

 ロケバスの運転は通常、車両部のスタッフが担当する。

 でも、今回の映画「ストロベリーフィールズ」は、小編成チームなので車両部はない。運転は制作部・・・。

 ロケバス運転がなくても、制作部は運転は必至。買い物。借り物。俳優の送り迎え等。必ず運転する。

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 だから、ロケ地の地理は頭に入れておかねばならない。ほんと制作部の人たちは凄くて、まるで地元で育ったかのように道に詳しい。

 というか、徹底的に覚えるのだけど、何で!という場所まで調べていたりする。

 ところが、ロケバスを運転する助手君。一昨日、到着したばかり。地図を見て勉強はしていたのだが、まだ完全に把握はしていなかったのだ。

 おまけに田辺の町は、狭い路地が入り組んでいる。

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 最初は制作部のメンツにかけても、目的地に辿り着こうとしたようだ。が、時間がどんどん経つ・・・。助手君、焦った。

 「このままでは撮影開始に、間に合わないかもしれない・・」


 ・・・・・・・・・ヤバい!


(つづく)

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「ストロベリーフィールズ」の次回・放送日 in 2008-69938281.jpg

衛星放送 チャンネルNECO 特集「天国の法則」

6/12(木) [21:00]

お見逃しなく!

監督&脚本:太田隆文

出演:佐津川愛美 芳賀優里亜 東亜優 谷村美月 

波岡一喜 伊藤裕子 小西博之 三船美佳

夏美と理沙ーs.jpg

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撮影初日から迷子?(上)ロケバスの車窓から  2007/9/17 [撮影初日(一)準備]

 ロケバスに乗って、撮影現場へ!運転するのは若き製作助手の男の子。

 目指すは東陽中学校。素晴らしい木造校舎がある。そこで撮りたくて、今回の映画「ストロベリーフィールズ」をスタートをさせたといってもいいくらい。

 車は上秋津の宿舎を出て、会津川に沿って進む。

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 車窓から見えるわが故郷・田辺の風景は美しい。おまけにクランクインの日から晴れ。もう9月だが、夏のようである。

雲、雲、雲1.jpg

 しばらく走ると、製作助手君。そわそわしている。運転しながら地図を開いたり。

 何だろう? と思って見ていると、何だか、細い路地に入って行く。

 そして・・。

 「あの・・・・監督・・・道に迷ったようです・・」

 (つづく)


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ロケバスでGO!(下)ストロベリーフィールズ号 2005/9/17 [撮影初日(一)準備]

 置いて行かれたら大変。現場で・・・

 「おーい、監督は何処へ行った!」

 てなことになると撮影がスタートできない! といって勝手な車に乗ると、乗れなくなるスタッフも出て来る。

 制作部に聞こうとするが、皆、走り回っていた。車に飛び乗ると「はい!出発〜」と出て行く。

 ヤバいなあ〜と思っていると、後ろから製作助手さん登場。

 「監督は1号車でお願いします!」

 ああ、よかった。ちゃんと僕も人数に入っていた・・。で、マイクロバスに乗り込む。

 見ると窓に張り紙。

ロケバス.jpg

 「ストロベリーフィールズ号」になっている。制作部やるなあ!

 本日のロケ地。東陽中学に向かって出発だ!

(つづく)



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ロケバスでGO!(上)どれに乗ればいいの? 2005/9/17 [撮影初日(一)準備]

 ロケ現場には、上秋津にある宿舎からロケバスで移動する。

 地元の会社からお借りした、3台のマイクロバス。技術部が東京から乗っていたバン。あと、制作部が用意したレンタカー等に分かれて乗る。

 通常の撮影だと大きなロケバス1台。技術スタッフは、機材を積んだトラックということが多い。

 が、今回は何台にも分かれるので、迷ってしまう。そこでも制作部が活躍。誰がどの車に乗るか?を決めて、「**さんは1号車へ!」とか仕切ってくれる。

宿舎出発!.jpg

 機材車があるパートは迷わず乗るが、僕はどれに乗ればいいのか? 前日にも聞いていないので宿舎前でウロウロしていた。

 もしかしたら、制作部さん。忘れているのか・・・・。(不安)


(つづく)

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撮影初日の朝食!(下)和食  2005/9/17 [撮影初日(一)準備]

 朝からパンは、個人的に嬉しい!

 撮影では旅館に泊まることが多いので、どうしても和食になる。(ホテルならバイキングで選べたりするが・・)ご飯にみそ汁。焼き魚、漬け物、味付け海苔の・・豪華版!

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 でも、それが苦手・・・。

 夕食ならいいけど、朝はやはりパンとコーヒー。アメリカでの留学生活が長かったからではなく、子供の頃からずっとそのパターン。どうしても朝からごはんを食べる気にならない。

 とはいえ、撮影のときは和食でも食べる。食べないと持たない。ご飯を2杯くらい食べることもあるので、誰も苦手だとは思わない・・。

 けど、やはり朝はパン! 

 他のスタッフはすでに準備にかかっている。機材を積み込む者。葉を磨く者。でも、まだ、寝ている連中もいる。皆、それぞれのペースで動く。

朝食.jpg

 僕はコーヒーを二杯飲んで、パンを食べる。

(つづく)


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撮影初日の朝食!(上)洋食 2005/9/17 [撮影初日(一)準備]

      朝食.jpg

 ロケ地・田辺市の上秋津になる宿舎。そこの寝床から起き上がり、部屋外へ。大きなテーブルのある広間に出る。

 スケジュール表の通りに、午前5時半には用意されていたであろう朝食。テーブルに並んでいた。

 地方ロケのときは、旅館なら旅館で朝食。今回のような合宿形式であれば、制作部が朝ご飯を用意してくれる。

 個人でどこかに食べに行くとか、各自が用意するということはない。地方ロケではほぼ食事は用意される。

 今朝はコッペパン(?)にウインナーが挟まれたもの(ミニ・サブマリンドッグ?)。もうひとつはスクランブル・エッグが入っている。

 インスタントコーヒーもある。キッチンでお湯が湧かせるので、ホットコーヒーが飲める。

 あと、地元の方から頂いたジュース類が冷蔵庫にいっぱいあるので、自由に飲める!

(つづく)

  
タグ:ロケ弁
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スケジュール表の見方(7−終)本日クランクイン 2005/9/17 [撮影初日(一)準備]

 と、前回までに紹介したように読めば、スケジュール表からいろんなことが分かる。

 「今日の撮影シーン数は多いけど、意外に楽なものばかりだなあ」

 「連日、徹夜続きだから、スタッフの体力を考えて、明日は簡単なものを持って来たな?」

 「明日は女優の**ちゃんの出番だ。力入れてやるぞ!」

 と思う若いスタッフもいるだろう。いや、そんなことより、

 「明日はいよいよ、このシーンか! あの機材を用意しなきゃなあ」

 「あのシーン撮るんだから、やっぱり晴れてほしいなあ」

 とか、いろんな心配をすることが多い。

 さてさて、そんなスケジュール表を片手に、本日はクランクインである!

(つづく)

排水口ー斜め後ろ.jpg


 
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スケジュール表の見方(6)撮影シーン? 2005/9/17 [撮影初日(一)準備]

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 以前にも書いたが、スケジュールというのは演出部チーフが決める。

 下の予定も、全てチーフ。

シーンs.jpg

 太陽の動き。俳優のスケジュール。ロケ場所が何時まで借りられるか?等、いろんなことを考えてスケジュールを立てる。

 一番大切なのは「監督が撮影しやすい」ということ。初日のファーストカットから、もの凄く難しいシーンを持ってくるのは厳しい。

 車と同じでエンジンがかかるまでは時間がかかる。ピッチャーだって肩ならしに、魂を投げてからマウンドに立つ。

 なので、あまり重要でないシーンからスタート。今回は朝の学校の風景。登校してくる生徒たち。廊下で立ち話する学生。等々のカットから。俳優は登場しない。

 この辺はチーフの思いやり。でも、同時に、多くのエキストラは早めに撮って帰ってもらおうという意図もある・・。

 (つづく)



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スケジュール表の見方(5)備考? 2005/9/17 [撮影初日(一)準備]

備考ーs.jpg

 「備考」には、その他のさまざまな情報が書かれている。

 「朝食 5時半」というのは、「スタッフの朝食は午前5時半には宿舎で用意されていますよ」ということ。

 一番先に起きて準備するスタッフに合わせて、朝食が食べられるよう段取りされている。

 「メイク先発 6時半」というのは、「メイク部は他のスタッフより早い6時半に、宿舎を出発します」ということ。

 先に到着して、俳優のメイクをするからだ。そうしておけば、他のスタッフが到着。撮影開始時までに、俳優のメイクを済ませられる。

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 とにかく、撮影というのは段取りが大切。どこかひとつのパートで時間を食い、待つことになると、それはスケジュールを大幅に遅らせることになる。

 同時に何十万、何百万円もの損失にも繋がる。撮影時は1分1秒も無駄にはできない。

 「EX 柔道部員」というのは、谷村美月演じるマキが柔道部員なので、その他の部員役に本物の柔道部員に来てもらいエキストラを演じてもらう。
 
 その人たちの現場入り時間が、午後1時という意味。

 こんなふうにスケジュール表とは言うのは、時間刻みで綿密に作られている。

 が、さらなる計算も存在する。

(つづく)




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スケジュール表の見方(4)入り時間? 2005/9/17 [撮影初日(一)準備]

俳優部s.jpg

 この項からは、他にもいろんなことが分かる。
 
 俳優によって現場に入る時間が違う。例えば、先に紹介した佐津川愛美らはホテルを午前5時45分に出発する。

 が、並木史郎さん、伊藤裕子さんはホテルを8時半に出発。
 
 これは佐津川たちの撮影は朝一番からあるのに対して、先生役の俳優さんたちの出番はそのあとなので、少し時間をずらせてあるのだ。

 会社のように全社員が同じ時間に出社、ということは撮影ではあまりない。必要な時間に来てもらい、終了すれば帰るというのが基本。

2年B組.jpg

 それにより、俳優さんには少しでも休んでもらい、体力を温存してもらえる。また、全員が一斉に集まると、現場で待合室を確保するのも大変。外の撮影なら部屋で待つことが出来ない場合もある。

 それならホテルにいてもらって、撮影時の少し前に来てもらった方がスタッフも便利。

 ただ、出番直前に現場に着くようでは大変。メイクや衣裳への着替えもある、現場を見て演技プランを確認する必要もある。

 なので、その辺も配慮して、何時に迎えに行くか? 或いは現場に来てもらうか?を綿密に計算するのも大切。

 スケジュールを立てる、演出部チーフの腕の見せ所でもある。

(つづく)



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