東亜優のリハーサル(5)今からやろう! 2007/9/17 [撮影初日(十)終了]
そんなことを演出部チーフと話していた。ら、こう言われた。
「だったら、監督。大阪でできなかった立ち稽古を、今からしようよ!」
そうか! 間もなく日が暮れるとはいえ、まだ時間があるんだ! おまけにここはロケ現場。女優たちはホテルに泊まる。
今日、東京に帰るという訳ではない。おまけに、佐津川、芳賀、谷村と他の3人が全員揃っている!!!
1〜2時間のリハーサルをやっても、ホテルに帰って食事して、お風呂入って、早めに寝るのに支障はない!
(つづく)
東亜優のリハーサル(4)秘めた力 2007/9/17 [撮影初日(十)終了]
それに対して東亜優は映画撮影は、全くの初めて。
演技以前に、撮影自体に戸惑いがあるはず。
だとしても完成した作品では、他の実力派3人と比較される。東が圧倒的に不利。
やはり、4人とも、全員の魅力が発揮される映画にしたい。だから、東亜優が演じやすい環境を作り、がんばれるように考えていた。
それに東は単なる新人ではなく、限りない「可能性」を秘めている。
確かに演技力はまだこれから。でも、経験では得られない「力」を持っている。
それを引き出せば、東亜優は必ず、輝くはず!
だが、撮影なれないのに、2日目に最も難しい芝居・・。なのに、東の力を引き出す十分な時間。これまでに見つけられなかった・・。
(つづく)
東亜優のリハーサル(3)他は皆、演技派 2007/9/17 [撮影初日(十)終了]
映画の出演者。全員がヘタなら、それはそれで平均が取れる。
一人抜群にうまい子がいれば、その子がうまく見える。
が、皆が抜群にうまくて、1人だけ普通だと、その子はヘタに見えるのである。
今回、メインのいちご4人娘には、もの凄く力を入れてキャスティングした。
まず、天才少女・谷村美月! 演技力はずば抜けている。
そして、芳賀優里亜は子役時代から活躍。さまざまな映画やテレビドラマのレギュラーも経験している。
佐津川愛美も新人だが、映画「蝉しぐれ」でデビュー。その後、映画を1本。さらにテレビドラマ「がんばっていきまっしゃい!」でレギュラー。
ついこの間まで、撮影をしていた。
皆、経験豊富。その上、演技派である。
(つづく)
一人抜群にうまい子がいれば、その子がうまく見える。
が、皆が抜群にうまくて、1人だけ普通だと、その子はヘタに見えるのである。
今回、メインのいちご4人娘には、もの凄く力を入れてキャスティングした。
まず、天才少女・谷村美月! 演技力はずば抜けている。
そして、芳賀優里亜は子役時代から活躍。さまざまな映画やテレビドラマのレギュラーも経験している。
佐津川愛美も新人だが、映画「蝉しぐれ」でデビュー。その後、映画を1本。さらにテレビドラマ「がんばっていきまっしゃい!」でレギュラー。
ついこの間まで、撮影をしていた。
皆、経験豊富。その上、演技派である。
(つづく)
東亜優のリハーサル(2)後悔すること・・。 2007/9/17 [撮影初日(十)終了]
或いはクランクイン前。大阪のリハ−サル。
あのとき・・・十分な時間が取れたら、よかったのに・・。
東京リハの佐津川&芳賀の方は、立ち稽古まで出来た。
が、谷村&東、大阪リハは、お話だけで終わってしまった。
それが残念でならない・・。
場所的にも広いスペースがなかったこともある。
が、何か、東が芝居というものを掴む、何かができなかったか? 今も後悔する。
とはいえ、明日撮影するシーンの長台詞は、東の意見も取り入れて直した。
東が自分の言葉で、話せるようにしてある・・。
でも、まだ、心配。というのも理由がある・・・
(つづく)
東亜優のリハーサル(1)さすが特別賞! 2007/9/17 [撮影初日(十)終了]
さて、一番心配したのは映画初出演の新人・14歳の東亜優だった。
が、こちらもなかなか堂々とした演技。赤い炎・マキこと谷村美月と対峙する場面でも一歩もゆずらず!
「さすが、スカウトキャラバン審査員特別賞!」
といいたい。そして、僕自身が感じた東の「力」が正解だったことも、嬉しかった。
だが、試練は続く。東亜優が演じる学級委員の美香役。明日、撮影2日目で最も難しいシーンが待っている。
できれば、もっと東が現場や芝居に慣れて、余裕が出来た頃。
そのシーンの撮影に入りたかった。
が、貸してもらう地元の家の都合で、どうしても明日しかないのだ・・・。
(つづく)
初日の撮影終了!(下)ベテラン勢と地元勢 2005/9/17 [撮影初日(十)終了]
先生軍団。並木史朗さん。伊藤裕子さん。
文句なし。さすがベテラン揃い。何も注文を付けずともOK。大いに助けられる。
地元俳優の泉さんの鮭山先生も、存在感を発揮してくれた。
同じく地元オーディションで、勝ち残った理沙の取り巻きたち。
誰1人NGを出さず、撮影中に笑ったり(一般の人が出演すると、思わず笑ったり、緊張して硬直したりすることが多い)もせず、皆、いい味を出してくれた。
特筆すべきは、用務員役の古本さん・・・いや、古本役の垣内さん。
何人ものスタッフが本当の用務員さんと間違っていたが、撮影が始まってからも用務員にしか見えない!
超有名な某H社のディーラーとは思えない。そこにいるだけで、芝居をしなくても人生が表現されていた。
こういう名傍役タイプが出てくれると、映画の奥行きが生まれる!
さて、一番心配したのは映画初出演の新人・14歳の東亜優だった・・。
(つづく)
文句なし。さすがベテラン揃い。何も注文を付けずともOK。大いに助けられる。
地元俳優の泉さんの鮭山先生も、存在感を発揮してくれた。
同じく地元オーディションで、勝ち残った理沙の取り巻きたち。
誰1人NGを出さず、撮影中に笑ったり(一般の人が出演すると、思わず笑ったり、緊張して硬直したりすることが多い)もせず、皆、いい味を出してくれた。
特筆すべきは、用務員役の古本さん・・・いや、古本役の垣内さん。
何人ものスタッフが本当の用務員さんと間違っていたが、撮影が始まってからも用務員にしか見えない!
超有名な某H社のディーラーとは思えない。そこにいるだけで、芝居をしなくても人生が表現されていた。
こういう名傍役タイプが出てくれると、映画の奥行きが生まれる!
さて、一番心配したのは映画初出演の新人・14歳の東亜優だった・・。
(つづく)
初日の撮影終了!(上)いちご娘たちの評価? 2005/9/17 [撮影初日(十)終了]
(この回より、再び監督視点の撮影日記に戻ります。語りは古本さんに代わり、2005年9月の太田監督です)
こうして、映画「ストロベリーフィールズ」の初日撮影は終了した。
一番大変だった教室シーンも無事に撮れた。
夏美役、佐津川愛美は緊張しながらも、細かな感情表現までよく表現。
谷村美月は期待通り。初日からパワー全開! マキを演じてくれた。
マキが赤い炎なら、理沙は冷たい青い炎。
その理沙のキャラを芳賀優里亜は、初日から把握して見事に演じてくれた。
体調が悪いと聞いていたが、そんな素振りは一瞬たりとも見せなかった。17歳なのにザ・役者である。
(つづく)
こうして、映画「ストロベリーフィールズ」の初日撮影は終了した。
一番大変だった教室シーンも無事に撮れた。
夏美役、佐津川愛美は緊張しながらも、細かな感情表現までよく表現。
谷村美月は期待通り。初日からパワー全開! マキを演じてくれた。
マキが赤い炎なら、理沙は冷たい青い炎。
その理沙のキャラを芳賀優里亜は、初日から把握して見事に演じてくれた。
体調が悪いと聞いていたが、そんな素振りは一瞬たりとも見せなかった。17歳なのにザ・役者である。
(つづく)