マキの家。写真で紹介(下)/2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
家の中に見えるのは、マキ(谷村美月)が柔道大会でもらったトロフィー。
「上田マキ」と彫られている。
演出部のサード君が業者に発注。
トロフィーを買うだけでも予算内では大変なのに、わざわざ名前まで入れてくれた。
でも、そんなところが観客にリアリティを感じさせる。
借りて来た小道具ではなく、物語の一部として捉えてもらえる。
サード助監督、小菅君に感謝!
そして、このトロフィーの前で、谷村美月は悲しみの演技を見せる。
(つづく)
「ストロベリーフィールズ」写真館にスチール追加!=>http://pht.so-net.ne.jp/photo/strawberry-photo/albums/115480
「上田マキ」と彫られている。
演出部のサード君が業者に発注。
トロフィーを買うだけでも予算内では大変なのに、わざわざ名前まで入れてくれた。
でも、そんなところが観客にリアリティを感じさせる。
借りて来た小道具ではなく、物語の一部として捉えてもらえる。
サード助監督、小菅君に感謝!
そして、このトロフィーの前で、谷村美月は悲しみの演技を見せる。
(つづく)
「ストロベリーフィールズ」写真館にスチール追加!=>http://pht.so-net.ne.jp/photo/strawberry-photo/albums/115480
マキの家。写真で紹介(中)/2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
下写真。マキの家。高い場所から見たところ。
クレーン車を用意して、俯瞰撮影をした訳ではない。
家の前がすこし高くなっているので、ラッキー。
そこにカチンコを入れてみた。
写真下。マキの家の入り口。
クワやほうきが立てかけてあり、生活感がある。
小道具ではなく、本物。
ここの壁前で、マキ(谷村美月)が叫ぶシーンを撮る。
その奥。部屋の中に見えるもの・・。
分かるかな?
(つづく)
クレーン車を用意して、俯瞰撮影をした訳ではない。
家の前がすこし高くなっているので、ラッキー。
そこにカチンコを入れてみた。
写真下。マキの家の入り口。
クワやほうきが立てかけてあり、生活感がある。
小道具ではなく、本物。
ここの壁前で、マキ(谷村美月)が叫ぶシーンを撮る。
その奥。部屋の中に見えるもの・・。
分かるかな?
(つづく)
マキの家。写真で紹介(上)/2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
専門的な話が続いてしまった・・。
この辺で、気楽に見てもらえるように、写真でマキの家を紹介する。
場所の設定は、市内の梅林。でも、実際に撮影したのは奇絶峡に行く途中の稲荷。
近所には本物の梅加工工場がある。その正面にある細い坂道を上がると、写真下の坂道に出る。
その坂道から、今回の場面はスタートする。
この坂道をマキ(谷村美月)を先頭に、夏美(佐津川愛美)、理沙(芳賀優里亜)、美香(東亜優)が話をしながら上がって来る。
写真下。上の写真とほぼ同じ位置から、右側を多めに撮ったもの。
かなり高台にあり、緑に囲まれていることがよく分かる。
先の写真。左側にある石垣前で、助監督くんの持ったカチンコを撮影。
(つづく)
この辺で、気楽に見てもらえるように、写真でマキの家を紹介する。
場所の設定は、市内の梅林。でも、実際に撮影したのは奇絶峡に行く途中の稲荷。
近所には本物の梅加工工場がある。その正面にある細い坂道を上がると、写真下の坂道に出る。
その坂道から、今回の場面はスタートする。
この坂道をマキ(谷村美月)を先頭に、夏美(佐津川愛美)、理沙(芳賀優里亜)、美香(東亜優)が話をしながら上がって来る。
写真下。上の写真とほぼ同じ位置から、右側を多めに撮ったもの。
かなり高台にあり、緑に囲まれていることがよく分かる。
先の写真。左側にある石垣前で、助監督くんの持ったカチンコを撮影。
(つづく)
感情表現の撮影?(7)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
まずは夏美、マキ、理沙、美香の4人の内、
2人に1台ずつカメラを向けて、芝居を頭から最後まで撮る。
次に、残りの2人。そして、鉄男と親父。
こうすれば俳優たちの芝居を、途中で止めずに撮影できる。
ただ、問題は全員の表情を撮らねばならないので、
何度も同じ場面の撮影、しなければならないこと。
カメラは2台しかないので、6人割る2台で3回。最低3回は撮らねばならない・・。
(つづく)
感情表現の撮影?(6)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
では、どうすればいいか?
考えたのが、何度も紹介した「ハリウッド式撮影」の実践である。
俳優といえども、泣く為には時間がかかる。
いきなり涙は、出ない。
感情が盛り上がる時間が必要。
それを途中で止められたり、途中から泣けと言われても泣けない。
それならば芝居の間中カットせずに、撮影すれば形だけでない演技ができるはず。
(つづく)
タグ:ハリウッド式撮影
感情表現の撮影?(5)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
でも、それだと、どうしても形だけになる。
いくら上手い役者さんが演じても、心が伝わって来ない。
「悲しんでいるんだな・・」「怒っているんだな・・」ということは分かる。
だが、見ている者が共に悲しんだり、憤ったりするほどの感情は伝わらない。
昔から、それが嫌だった。
「なぜ、気持ちが表現されないのか?」と長い間、考えた。
答えは、先に説明した通り。撮影の都合で、感情をぶつ切りにしていたのだ。
そんな撮り方をしたのでは、気持ちは伝わらない。
俳優は形として、「悲しみ」や「怒り」を表現するしかないのである・・。
(つづく)
感情表現の撮影?(4)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
Bさんの感情は・・・
「嫌い」ー>「ショックを与えたい」ー>「あれ?予想以上にショック?」ー>「少し可愛そう」ー>「同情」
というように変化する。俳優はそれを言葉のニアンスや表情で表現。
しかし、感情というのは繋がっているもの。これらをバラバラに表現するのはむずかしい。
「それをするのが俳優の仕事!」と思う人も多いだろう。
業界にもそう思っている人が多い。
そしてベテランの俳優は、それをこなす。
急に怒ったり。急に泣いたり。してくれる。でも・・。
(つづく)
感情表現の撮影?(3)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
例えば、向かい合って話す、主人公AさんとBさん。
Bさんは主人公Aさんが嫌い。悲しい事実を告げて驚かせたい。
その事実に主人公が驚き、悲しむ。が、あまりにもショックを受けた主人公を見てBさんが同情的になる。
そんなシーンがあったとする。
まず、主人公Aさん側の撮影。これは頭から最後まで表情を撮る。
次がBさん。頭から最後まで撮らず、事実を告げるところと、同情的な顔をするところだけを撮影。
それが編集される。
これが通常のドラマ。特にテレビドラマの撮影法。でも、これではBさんがとても演じにくい。
(つづく)
感情表現の撮影?(2)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
一番簡単なのは台詞で、「気持ち」を言わせること。
でも、それでは安易。また、4人それぞれに気持ちを言わせると、時間がかかる。
そこで考えたのが、「表情」。
台詞では別のことを言っていても、表情で本当の気持ちを表現するのだ。
だが、それにも大きな問題がある。
通常の映画では、主人公(今回でいえば夏美ー佐津川愛美)をシーン頭から最後まで撮影。
そのあとに、主人公と受け答えする相手のリアクションを撮る・・。
(つづく)
感情表現を撮影?(1)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
少し難しくなったが、「この場面の物語展開」と「そこで描くべきこと」を長々と説明した。
それらを「俳優の芝居」と、「演出」で表現するのが撮影。
まず、俳優の芝居は「台詞」や「表情」「動き」で気持ちを表現する。
では、「演出」は何をするのか? さまざまな方法論があるが、
この場面、カメラがメイン。
俳優たちの表情を捉えることで、6人の登場人物の気持ちを描く。
先に書いた通りに通常のドラマだと、気持ちを描くのは主人公1人。
今回のような場面だと、あとのキャラは「事件」や「真相」を伝える役割であることが多い。
でも、今回の作品では、全員の気持ちを表現する。
それも分かりやすく、時間をかけないで、描きたい。
(つづく)
マキ親子の秘密(10ー終)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
そうなると観客に伝える、それぞれのキャラのポイント。
以下の通りとなる。
理沙ー>事情を知らずに噂を聞き、イジメを続けたことを今はどう思うのか?
美香=>密かにマキに憧れた美香が、その「悲しみ」と「事実」を知りどう感じたのか?
夏美=>美香と同じに、強いと思った「マキの現実」と「悲しみ」に共感するのか?
演出では観客に、登場人物の気持ちを考えさせ、
「切なさ」と「悲しみ」を伝えるのが大事。
単にマキ親子の「事情」を伝えるだけなら簡単だが、その辺まで表現するのは非常に困難。
でも、それを見せるのが、この場面で最も重要なことである!
(つづく)
以下の通りとなる。
理沙ー>事情を知らずに噂を聞き、イジメを続けたことを今はどう思うのか?
美香=>密かにマキに憧れた美香が、その「悲しみ」と「事実」を知りどう感じたのか?
夏美=>美香と同じに、強いと思った「マキの現実」と「悲しみ」に共感するのか?
演出では観客に、登場人物の気持ちを考えさせ、
「切なさ」と「悲しみ」を伝えるのが大事。
単にマキ親子の「事情」を伝えるだけなら簡単だが、その辺まで表現するのは非常に困難。
でも、それを見せるのが、この場面で最も重要なことである!
(つづく)
マキ親子の秘密(9)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
ドラマではよく、主人公を引き立たす為、正反対なキャラクターを登場させることが多い。
主人公の可愛さを強調するために、脇にわざとブスな子を配置する。
或いはスポーツが得意なのを見せるために、あえて運動オンチな役を作る。
でも、そんなキャラの人生や思い、描かれないことが多い。
単なる引き立て役、単なる説明役になってしまっている。
だが、どんなダメな奴でも、どんな嫌な子でも、その子なりの思いがあるはず。
本来は他人のために存在している人なんておらず、それぞれが人生を背負っている。
そんな人々の人生が交差したころに、ドラマが生まれる。
というのが、僕が作る物語のあり方。
(つづく)
マキ親子の秘密(8)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
同時に、親父(飯島大介)と鉄男(波岡一喜)は、単なる説明役ではいけない。
彼らにもまた、それぞれの思いがあるはず。
しっかりと描けないと、物語が弱くなる。
まとめると、この場面では・・。
夏美(佐津川愛美)、マキ(谷村美月)、理沙(芳賀優里亜)、美香(東亜優)、
親父、鉄男と、6人の気持ち全てが、この場面で描かれなければならない。
通常のドラマだと、主人公の気持ちが出ていればOK。
あとはそのための道具・・的なことが多い。
でも、この「ストロベリーフィールズ」では登場人物、全てに人生があり、物語がある。
(つづく)
マキ親子の秘密(7)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
同時に、親父(飯島大介)と鉄男(波岡一喜)が単なる説明役になってはいけない。
彼らもまた、それぞれの思いがある。
しっかりと描けないと、物語を次へ進められない。
つまり、この場面は、
夏美(佐津川愛美)、マキ(谷村美月)、理沙(芳賀優里亜)、美香(東亜優)、親父、鉄男と、
6人の気持ちを、全て描かれなければならないのだ。
通常のドラマだと、主人公の気持ちが出ていればOK。あとは、そのための道具・・的なことが多い。
でも、今回の映画「ストロベリーフィールズ」。
登場人物、全てに人生があり、物語があるのだ・・・。
(つづく)
彼らもまた、それぞれの思いがある。
しっかりと描けないと、物語を次へ進められない。
つまり、この場面は、
夏美(佐津川愛美)、マキ(谷村美月)、理沙(芳賀優里亜)、美香(東亜優)、親父、鉄男と、
6人の気持ちを、全て描かれなければならないのだ。
通常のドラマだと、主人公の気持ちが出ていればOK。あとは、そのための道具・・的なことが多い。
でも、今回の映画「ストロベリーフィールズ」。
登場人物、全てに人生があり、物語があるのだ・・・。
(つづく)
マキ親子の秘密(6)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
表現法としては、常道。ストレートな手だ。
気をつけるのは観客の視点が、夏美(佐津川愛美)にあるのを忘れないこと。
が、ここまでは簡単。むずかしいのはここから・・。
同時に、マキ親子の事実を知ることで、理沙(芳賀優里亜)や美香(東亜優)がどう思うか? をしっかり描く必要がある。
それぞれの事情を知ることで、それぞれがどう感じ?
どう自分と重ね合わせ?
どう、マキ(谷村美月)に対する印象や思いが変わるか?
そこを描けなくては、このシーンの意味がない。
その感情の起伏を観客が知ることで、
物語の深い部分や精神的なものが見えてくるのだ。
(つづく)
マキ親子の秘密(5)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
イジメがきっかけでマキ(谷村美月)は柔道を始め、理沙(芳賀優里亜)たちも手が出せなくなる。
が、今度はマキが暴走。ケンカばかりして、友達がいなくなる。
そんなマキ親子の悲しみ、分かってくる場面である。
シナリオと違い、こんなふうに書くと分かりやすいと思う。
しかし、映画というのはあまり説明的ではいけない。
昔のドラマだとナレーターが「実はマキの父はアル中で、妻は家出をしている・・」とか語って説明することが多かった。
が、今時そんなドラマはほとんどない。
物語が展開する中で、「いかに自然にそれが説明されるか?」が大切なのだ・・・。
今回は鉄男と親父の会話から、その事実が明かされてくる。
(つづく)
マキ親子の秘密(4)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
状況説明。さらに続ける。
マキの親父(飯島大介)、腕のいい梅職人という設定。
が、酒癖が悪く、すぐに暴れる。妻が愛想をつかせて出て行った。
しかし、父が好きで、哀れに思ったマキ(谷村美月)は家に残る。
アル中で、暴力を振るう親父は村八分。妻が出て行ってさらに孤立。
そのせいでマキも、クラスで虐められるようになる。
「母親は男を作って、家出した。親父は捨てられた・・」
そんな噂が学校でも流れる。マキがターゲットになり、イジメが始まる。
率先して虐めたのが、理沙(芳賀優里亜)と取り巻きたちだった・・。
(つづく)
マキ親子の秘密(3)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
この場面の説明を続ける。
実はマキの親父(飯島大介)。昨夜のお通夜には行っていない。
今日は葬儀。なのに朝っぱらから飲んでいる。
「親父さん。マキはたった一人の娘でしょう?」
諭す鉄男(波岡一喜)。荒れる親父。この場面で、マキ(谷村美月)の家庭がクローズアップされていく。
そんな鉄男と親父の会話。庭に立つマキたちが見ている。
夏美(佐津川愛美)、理沙(芳賀優里亜)、美香(東亜優)にとって、今まで知らなかったマキの秘密が解き明かされるのだ。
マキは粗暴でケンカ早く、友達もいない。
柔道部で活躍しているが、なぜ、柔道を始めたか?は誰も知らない。
そんなマキの事情。鉄男の話から解明されていく。
という形で、この場面は演出せねばならない・・・。
(つづく)
マキ親子の秘密(2)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
物語順に撮影を説明しよう。
家に着いたマキ(谷村美月)たちの目の前。
飛び出してくるのが鉄男(波岡一喜)。
高山寺で働く修行僧。といっても元不良。
でも、心優しい鉄男はマキたち4人の兄貴分でもあり、子供の頃から面倒をみてくれた存在でもある。
鉄男が飛び出してきたのは、縁側。奥には頑固なマキの父親(飯島大介)がいる。
幽霊になってマキが戻って来たとは思わない鉄男、
夏美(佐津川愛美)にだけに挨拶すると縁側に戻る。
そして・・。
(つづく)
家に着いたマキ(谷村美月)たちの目の前。
飛び出してくるのが鉄男(波岡一喜)。
高山寺で働く修行僧。といっても元不良。
でも、心優しい鉄男はマキたち4人の兄貴分でもあり、子供の頃から面倒をみてくれた存在でもある。
鉄男が飛び出してきたのは、縁側。奥には頑固なマキの父親(飯島大介)がいる。
幽霊になってマキが戻って来たとは思わない鉄男、
夏美(佐津川愛美)にだけに挨拶すると縁側に戻る。
そして・・。
(つづく)
マキ親子の秘密(1)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
この場面。シナリオを紹介したが、分かりにくいので説明する。
交通事故で死んで、幽霊となったマキ(谷村美月)、理沙(芳賀優里亜)、美香(東亜優)。
同級生で8ミリカメラが友達の夏美(佐津川愛美)だけに、姿が見えて、話ができる。
この世にいられるのは48時間。死神から渡された砂時計が落ちると、あの世に行かねばならない。
マキは他の3人と共に、実家に戻ってみる・・。というのが、ここまでの展開(まだ、撮影していない部分は多いが・・)。
その4人がマキの家に、到着する部分から撮影を始める!
(つづく)
人気俳優・波岡一喜くん登場(下)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
波岡一喜君、演じる鉄男。
役柄としては、夏美たち(佐津川愛美)の兄貴分。
『スターウォーズ』でいうと、主役はルーク・スカイウォーカーであるなら、波岡君はハン・ソロ船長。
「機動戦士ガンダム」で言えば、シャー・アズナブール。
「荒野の七人」でいうと、スティーブ・マックイーンの役所か。
そこにいるだけで、何かしでかしそうな顔つき。危険な臭いがする。まだ、若いのに昭和の香りがするいい役者だ。
その彼がさらに危ない臭いがする、ベテラン飯島大介さんと絡む。考えただけでも嬉しくなる。
が、その前にいちご娘たちが、家に到着する場面が撮影する!
(つづく)
人気俳優・波岡一喜くん登場(中)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
おまけに大阪出身! 鉄男役は大阪弁なので言う事なし!
大阪弁は努力して、話せるようになるもんじゃない。
その意味で鉄男役だけは、関西人にしたかった。
その上、波岡君の経歴。まんま鉄男だ。
昔、不良少年ー>今、寺の奉公人。昔、不良少年ー>今、役者。
そんな鉄男の存在。シナリオで読むと、鉄男という役はコミックリリーフと感じるだろう。
確かに、その役割はある。が、実は波岡一喜君が演じる鉄男。
物語設定の中では、もう一人の主役ともいえる人物。単なる狂言まわしではない。
でも、その辺は撮影を進めて行く内に、分かってくるはず・・。
(つづく)
人気俳優・波岡一喜くん登場(上)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
そして、もう一人。
昨年は「パッチギ!」で活躍した人気俳優の波岡一喜君。
このシーンから登場してもらう。
いちご娘と共に、大期待の若手である。
本物の元・不良少年だが、頭がよく、今回の映画のテーマや自分の役割を全て理解している。
撮影前の打ち合わせで、話していて驚かされた。
(つづく)
タグ:波岡一喜
ベテラン俳優・飯島大介さん登場(下)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
撮影前。今年春。(2005年)
飯島大介さんが舞台に出るとの知らせで、見せてもらった。
場所は六本木。若い人が中心のお芝居。
そこに飯島さん出て来たとたんに、空気が変わる。物語が重厚になり、奥行きが出て来た。
若い人には真似のできない、長い経験がなくてはできない存在感であり、チカラである。
若い俳優には新鮮さがあり、キラキラとした魅力がある。
でも、それだけでは物語は輝かない。まわりに渋い俳優さんがいてこそ、重厚で奥の深い作品となるのだ。
そんな意味で今回の「ストロベリ−フィールズ」では、実力も経験もある飯島大介さんに出て頂きたかったのだ・・・。
写真上、マキの家の中。ここが飯島さんの舞台となる!
(つづく)
ベテラン俳優・飯島大介さん登場(上)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
さて、撮影2日目のつづき。
まずは、マキ(谷村美月)のお父さん役。飯島大介さんの登場。
飯島さんには、この役を5年前にお願いした。
「太田君の映画。出してくれよ!」といってくれたのは10年前、1995年のこと。
何度も書くが大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」や「御法度」。
テレビ「あぶない刑事」シリーズ等でも、活躍されたベテラン俳優さんである。
マキのオヤジは、頑固一徹。昔はよくいた雷親父。すぐに暴力を振るい、怒鳴る。
でも、本当は涙もろくて優しい。
そんな親父を演じることのできる俳優、どんどんいなくなった。
飯島さん。そんな貴重なお一人である。
(つづく)
ここまでの物語を説明(下) 2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
本日、これから撮影する前の物語。引き続き紹介。
幽霊になって、この世に戻って来たマキ(谷村美月)たち。
その前に死神(奈佐健臣)が現れて告げる。
「48時間の間だけ、お前たちはこの世で想い出を探すことができる。でも、誰にも見えないし、話すこともできない」
だが、クラスメートで友達のいない夏美(佐津川愛美)にだけは、幽霊になったマキや理沙。美香の姿が見える。話すこともできた。
そんな夏美の力を借りて、マキたちは48時間を過ごす。
まず、美香(東亜優)が自分の家に戻る。このシーン。先ほど撮影した部分。
次に夏美たちは、マキの家を訪ねる。
ここが本日、これから撮影する場面。その部分のシナリオを紹介する。
(つづく)
ここまでの物語を説明(上)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
本日の撮影に限って皆、順撮りではない。
で、物語の流れを紹介しておく。
昨日、撮影した東陽中学でのシーンが映画の冒頭。
そこで8ミリカメラだけが友達の主人公・夏美(佐津川愛美)が紹介。
喧嘩っ早い柔道部のマキ(谷村美月)、影番の理沙(芳賀優里亜)、優等生で学級委員の美香(東亜優)という、さらに3人の主人公が登場。
親しくない3人が、マキが出場するインターハイの応援に行くことになる。
ここまで昨日、撮影した。この続きは後日撮影するが、その前にあらすじだけ説明。
応援に行く途中、4人は自動車事故に遭う。夏美以外の3人が死亡。
だが、葬式の日。幽霊になり3人は帰って来る・・・。
(つづく)
マキの家はここ! 2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
東陽中学。JR田辺駅から海に向かう途中、パン屋を左折。さらに左折したところ。
美香(東亜優)の家は、田辺銀座の辻の餅近いところ。
そして本日、三カ所目のロケ地に移動。
いよいよ、マキ(谷村美月)の家。
奇絶峡に向かう途中、稲荷にある民家である。
ここは市内にある高山寺のご住職に、推薦して頂いた場所。
今は誰も住んでいないが、とても風情があり、人の歴史を感じさせる建物。
どんな感じの家族が住んでいたか?まで、分かるような気がする。
それが一番の理由で決めた。この家に住んでいる人は絶対に心やさしき人々。
そんな印象がある。
上田マキ(谷村美月)と父(飯島大介)が、2人暮らしをしているのが目に浮かぶ場所だ。
(つづく)
本日の撮影は3部構成(下)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
そして、もう一人は・・。
若手俳優で、爆発的な人気の波岡一喜君。
彼は夏美(佐津川愛美)たち4人の主人公を助ける兄貴分・鉄男の役。
それでなくても、今回の映画は夏美、マキ、理沙、美香と個性的な役があり。
佐津川愛美、谷村美月、芳賀優里亜、東亜優と、
可愛いだけでなく、これまた個性的で、演技派の女優が揃っている。
そこに撮影2日目にして、ベテランと若手男優が参戦!
撮影は、さらにおもしろくなりそうだ!
(つづく)
本日の撮影は3部構成(上)2005/9/18 [撮影2日目(六)マキの家]
映画「ストロベリーフィールズ」撮影2日目。今日は3部制。
第1部が東陽中学。
第2部が東亜優演じる美香の家。
ここまでは東、メインのシーンが続いた。
そして第3部。次は谷村美月扮するマキの家。
ここのメインは、谷村となる。
さらに4人の主人公以外に、重要キャラクターが2人も登場する。
まず、マキの父親を演じる飯島大介さん!
以前にも、このブログでシリーズで紹介させてもらった方。
「戦場のメリークリスマス」「御法度」等の大島渚監督の映画に、出演している超ベテラン俳優さん。
(飯島さんの紹介記事はこちらー>http://t-ota.blog.so-net.ne.jp/2008-03-03-1)
そして、もう一人!
(つづく)