田辺のデニーロ、撮影日記(20)プロの実力 2005/9/17 [田辺のデニーロ日記Ⅱ]
並木史郎さんの芝居、始まる。
さっきまで、温泉の話をしていた並木さん。素人の自分たちにまで、気遣いをしてくれる凄い人。が、芝居が始まると別人!
シナリオに書かれた通りの、厳しい学年主任そのもの。
女性教師の女優(伊藤裕子)さんも、見るからに体育の先生。その凄い2人に挟まれた友人。プレッシャーを受けているようだ。
「おまけに俺がこんな大きな役をやって、ええんかな・・と思てんのやろなあ〜・・・・泉は真面目やからなあ・・・」
さまざまな思いを載せたまま、撮影はどんどん進む・・。
(つづく)
さっきまで、温泉の話をしていた並木さん。素人の自分たちにまで、気遣いをしてくれる凄い人。が、芝居が始まると別人!
シナリオに書かれた通りの、厳しい学年主任そのもの。
女性教師の女優(伊藤裕子)さんも、見るからに体育の先生。その凄い2人に挟まれた友人。プレッシャーを受けているようだ。
「おまけに俺がこんな大きな役をやって、ええんかな・・と思てんのやろなあ〜・・・・泉は真面目やからなあ・・・」
さまざまな思いを載せたまま、撮影はどんどん進む・・。
(つづく)
田辺のデニーロ、撮影日記(19)鮭山先生 2005/9/17 [田辺のデニーロ日記Ⅱ]
渡り廊下撮影のあとは、教室に移動。
先の佐津川愛美に、他の3人も撮影に加わる。
垣内さん。教室の入り口から、中の様子を覗いていた。このシーンは友人の泉清も出演する。
「ちゃんと、演技できるんやろうか?」
そう思って見る。控え室では、不安があるようなことを言っていた。少し心配。
映画も、芝居も同じで、1人が失敗すると、みんなが1からやり直さなければならない。
友人の泉清、学年主任役の並木史郎さん、担任の女性教師(伊藤裕子)と共に教室に入って来る場面から登場する。
撮影が始まった。
(つづく)
田辺のデニーロ、撮影日記(18)見学! 2005/9/17 [田辺のデニーロ日記Ⅱ]
助監督さん。やってくる。
「古本さん。しばらく、お休みです! そこの教室で待機していてもらえますか?」
「分かりました・・」
助監督さん。急ぎ足で去って行く。
見ていると、スタッフの人たちは廊下を出て、渡り廊下の方へ移動して行く。次のシーンを外で撮影するのだろう。
窓から覗いていると、さっき田辺高校の子が言ってたドラマ「がんばっていきまっしょい!」に出ていた女の子が渡り廊下に現れる。
先の助監督さんが、スタッフに紹介。
「えーー、夏美役の佐津川愛美さんでーーーーす!」
みんな拍手していた。
また、監督が動きを佐津川さんに説明。
早々に撮影が始まる。
撮影のペース。とても早い。スタッフの人たちは、きびきびと素早く動く。
これが映画撮影なんだなあ・・。
(つづく)
田辺のデニーロ、撮影日記(17)OK! 2005/9/17 [田辺のデニーロ日記Ⅱ]
監督の号令と共に、何十人もエキストラが一斉に動き出す。
走る生徒。しゃべりながら歩く生徒。
挨拶をして来る生徒。でも、無視。ピンクの服を着た女性の先生が挨拶。
これには返礼。
あとは窓を拭き続ける。芝居をしているというより、本当に窓ふきをしている気分。
「カットーーーーーーーーーーーぉ!」
太田監督の大きな声が響くと、歩いていたエキストラの生徒さんたち「はーーーー緊張するわー」とか言って立ち止まる。
「オーーーーーーーーケーーーーーーーー!」
再び、監督の声。OKになったようだ。こうして垣内さんの初出演シーンは意外にあっさり終わる。
「思ってたより、簡単やなあ・・」
田辺のデ・ニーロとしては、余裕だった。あとの出番は、午後からだ・・・。
(つづく)
田辺のデニーロ、撮影日記(16)余裕? 2005/9/17 [田辺のデニーロ日記Ⅱ]
太田監督の説明は、続く。
「そこに用務員・古本さんのキャラクターと背景が見えるようにしたいんです。
後日、撮影する『天国への階段』シーンでの台詞にも関係してきます。よろしく、お願いします!」
監督は早口でしゃべるだけ、しゃべったら、カメラの方へ走って行った。
これが映画の撮影か・・紀州弁慶保存会での芝居の稽古と同じや。監督が説明して、俳優がその方向で演じる。楽勝や・・・余裕が生まれる。
カメラの横に戻った監督、何やら助監督さんと話す。そして、その人が大声で言う。
「テストなしで、いきなり本番!」
いきなり本番?! と思うところだが、意外に緊張もせず余裕を感じた。
監督、大声で声を上げる。
「よーい、スタートぉ!」
(つづく)
「そこに用務員・古本さんのキャラクターと背景が見えるようにしたいんです。
後日、撮影する『天国への階段』シーンでの台詞にも関係してきます。よろしく、お願いします!」
監督は早口でしゃべるだけ、しゃべったら、カメラの方へ走って行った。
これが映画の撮影か・・紀州弁慶保存会での芝居の稽古と同じや。監督が説明して、俳優がその方向で演じる。楽勝や・・・余裕が生まれる。
カメラの横に戻った監督、何やら助監督さんと話す。そして、その人が大声で言う。
「テストなしで、いきなり本番!」
いきなり本番?! と思うところだが、意外に緊張もせず余裕を感じた。
監督、大声で声を上げる。
「よーい、スタートぉ!」
(つづく)
田辺のデニーロ、撮影日記(15)監督の説明 2005/9/17 [田辺のデニーロ日記Ⅱ]
用務員役の垣内さん。地元代表の一人。
廊下の窓際に立ち、スタンバイ・OK!
エキストラの生徒さんたちが、前後で待機。いつでも動き出せるようになっている。
カメラはかなり遠くにある。そこから窓際の垣内さんを狙う。そこを前と後ろから来る生徒たちが、彼の前を横切って行くというシーンだ。
遠くにあるカメラの横、太田監督がいる。
オーディションで会って以来だが、インディジョーンズのような帽子を被っているので目立ち、すぐ分かった。
その太田監督。走って来た。
「垣内さん。このシーンですけど、朝の始業開始ベルが鳴る前で、登校して来る生徒がまだいる時間です。そこで窓の汚れを拭いている場面。
生徒たちの何人かは挨拶するんですけど、全部、憮然として無視してください。
でも、途中で女の先生が来て挨拶するので、そのときは急に恐縮して笑顔で挨拶を返してください!」
(つづく)
ロケした学校の写真ー「ストロベリーフィールズ写真館」=>http://pht.so-net.ne.jp/photo/strawberry-photo/albums/123813
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