車の中でマキたちが歌う歌は?(10)キューティハニー三世代? 2005/9/19 [撮影3日目(四)天神崎]
しかし、凄いなあ。
僕(1961年生まれ)が小学生の頃に流行った歌。
3世代くらい下の谷村美月たちが、同じ歌を歌えるなんて・・・・・驚き!
44歳と15歳だよ!
東亜優に至っては14歳。僕との年齢差、30歳!
なのに、東も歌える。
僕も歌詞を見ずに歌える!
それだけでなく、エンディングの「夜霧のハニー」だって歌える!(自慢にはならない)
ということで、いちご娘。たちは「キューティハニー」を歌うことになる。
(つづく)
車の中でマキたちが歌う歌は?(9)何でキューティハニー? 2005/9/19 [撮影3日目(四)天神崎]
なぜ、15歳。中学生の谷村美月。
僕が子供の頃に見ていたアニメ。
「キューティハニー」の主題歌が歌えるのか?
聞いてみた。
「最近、倖田來未さんの歌でヒットしたんです・・映画の主題歌ですよ」
「ああ、佐藤江梨子が主演した映画の『キューティハニー』かあ! そう言えばアニメ版と同じ歌だったよなあ!」
「へーー」
「僕も歌えるよ!」
「・・・・・・・・」
谷村。意外な顔をしていた・・。
(つづく)
車の中でマキたちが歌う歌は?(8)あのキューティハニー?? 2005/9/19 [撮影3日目(四)天神崎]
「キュティー・ハニーって・・・あのキューティ・ハニー?」
僕が驚いたように言うと、助監督のセカンド君が答える。
「ええ、他にはないと思いますけど・・」
「あれは、僕が子供の頃に流行ったアニメの主題歌だろ?」
「僕は生まれてないので、見てませんけど・・」
セカンド君。貫禄あるけど、実は若い・・。
「何で、あの子らがハニーを知ってるの?」
「さあぁ・・」
ということで、撮影前。谷村美月に直接聞いた・・・。
(つづく)
タグ:キューティハニー
車の中でマキたちが歌う歌は?(7)キューティ・ハニー? 2005/9/19 [撮影3日目(四)天神崎]
「『学園天国』は知ってますけど・・・歌詞がちょっと自信ないんです」
そう言ったのは、谷村美月だった。
そこは完全主義者の谷やん。確実に歌えるものを!と思ったのだろう。
そのあともいくつか歌のタイトルが上がり、ようやく全員一致で歌えるものが見つかる。
撮影前に助監督さん、やって来て僕に報告してくれた・・。
「監督。決まりました! 歌は『キューティ・ハニー』になりました」
「キューティ・ハニーって・・・あのキューティ・ハニー?」
(つづく)
事故シーン。「ストロベリー」アルバムに追加=>http://pht.so-net.ne.jp/photo/strawberry-photo/albums/141809
タグ:キューティハニー
車の中でマキたちが歌う歌は?(6)2005/9/19 [撮影3日目(四)天神崎]
「学園天国」 !
それを聞いたときに、え? あの「学園天国」?
「ヘイーヘイ、ヘイ、ヘイ、へイー?」の? 懐かしい!
もともと、僕が子供の頃に流行った歌。当時はフィンガー5が歌っていた。
それが80年代後半。小泉今日子がカバーを出した。
テレビドラマ「愛し合ってるかい?」の主題歌。
最近では、映画「ウォーターボーイズ」の主題歌になった。
これなら古本役の垣内さんだって、一緒に歌える! いい!
ところが・・・。
(つづく)
車の中でマキたちが歌う歌は?(5)2005/9/19 [撮影3日目(四)天神崎]
音としては使わないので、著作権は関係ないので何でもOKだ。
最近流行の歌が、次々に上がる。
が、佐津川愛美と芳賀優里亜が知っていても、あとの2人が知らない歌だったり。
谷村美月が「これなら大丈夫!」といっても、別の誰かがよく知らない。
ということが続く。そんな中で、ある曲が提案される・・。
(つづく)
車の中でマキたちが歌う歌は?(4)2005/9/19 [撮影3日目(四)天神崎]
車内で歌う様子は、白黒の8ミリ映画のシーンにも登場するもの。
非常に重要。歌声はオフにして、歌っている様子だけを見せる。
だが、楽しそうな雰囲気を見せないとならない。
それにはいちご娘たちが本当によく知っている歌でないと、ダメだろう。
30分くらいで慌てて覚えた歌では、戸惑いが出てしまう。
助監督さんが撮影前に佐津川愛美、谷村美月、芳賀優里亜、東亜優を集めた。
「歌詞カードなしで、歌える歌は何?」と聞いた・・・。
(つづく)
車の中でマキたちが歌う歌は?(3)2005/9/19 [撮影3日目(四)天神崎]
当初、僕の趣味で尾崎豊の「17歳の地図」を歌ってもらおうと思っていた。
いや、趣味というばかりはなく、今回の映画「ストロベリーフィールズ」では大人に理解されない子供たちの思いを描く。
俳優たちには、事前に「卒業」や「15の夜」も聞いてもらっている。
大阪で行った立ち稽古では、谷村美月や東亜優には直接、「卒業」を聞いてもらい話をした。
そんなこともあるので、車の中の歌は「17歳の地図」にした。
演出部、歌の入ったCDと、歌詞を俳優たちに渡している。
ところが当日。俳優たち。誰もそのことを把握していなかった・・。
連絡が上手く行ってなかったようだ。
そこで、急遽、歌を決めることになる。
4人とも知っている歌で、歌詞カードを見なくても歌えるもの。
んーーーーー何があるのか? それはとっても意外な歌となった!
(つづく)
事故シーン。「ストロベリー」アルバムに追加=>http://pht.so-net.ne.jp/photo/strawberry-photo/albums/141809
車の中でマキたちが歌う歌は?(2)2005/9/19 [撮影3日目(四)天神崎]
先日の日記でも紹介したが、車内に監督(僕)はいない。
基本コンセプトだけ決めて、演技はほとんどアドリブ。
特に楽しそうなのは、歌のシーン。
皆、手を叩きながら、何やら歌を歌っている。
映画では歌声はオフにして、音楽がかかる。
観客には何を歌っているかは分からない。
が、本当は何を歌っているのだろう?
映画を見ても分からないので、答えを明かしておく。
(つづく)
車の中でマキたちが歌う歌は?(1)2005/9/19 [撮影3日目(四)天神崎]
先に「田辺のデニーロ・奮闘篇」で語ったが、自動車事故に至る車内のシーン。
本編では、事故後に発見される8ミリフィルムで、その様子を詳しく描いている。
あのシーン。夏美(佐津川愛美)や美香(東亜優)が修学旅行のバスの中のように、はしゃいている。
特にマキ(谷村美月)は楽しそう。理沙(芳賀優里亜)だけがふて腐れているが、それもいい味。
まるでドキュメンタリーのようで、少女たちの楽しさが伝わる。
が、まさにそれを狙ったのだ!
ここも先に書いたニューシネマ演出である。
(つづく)