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撮影3日目(五)墓場 ブログトップ
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墓場の撮影(10ー終)0時までに終了! 2005/9/19 [撮影3日目(五)墓場]


 「早く終わることが大切」と、思う監督もいる。

 「早い時間に、撮影が終了する監督がスキ!」
 
 というスタッフもいる。

 が、監督の仕事は早く終わることではない。納得できるものを撮る事。

 といっても、さまざまな側面がある。時間。経済。体力。

 都内の撮影だと終電が終わると、タクシーでスタッフを帰さねばならないという規定がある。
 
 交通費が膨大になる。その出費のために他の撮影が縮小されることもある。

 だが、今夜はスタッフが電車で帰る必要はない。

 ロケバスで上秋津の宿舎に戻るだけ。じっくりと撮ろう!

 と思っていたが、意外に早く終わる。午後10時前には撮影終了。

墓場の撮影2ss.jpg

 機材の後片付けを入れても、午後11時には完全撤収。

 少々、トラブった場面もあったが、墓場のシーン。無事に撮影完了だ。

(つづく)


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墓場の撮影(9)0時までに終了! 2005/9/19 [撮影3日目(五)墓場]

カチンコイン墓場3.jpg

 夜間ロケというのは、スタート時

 「目標、0時までに終了!」

 とか思う。が、撮影が始まると粘ってしまう。

 「夜明けまでに終わらせないと、太陽が昇り撮影できなくなる!」

 という気持ちに変わる。時間との戦いになる。

 が、今回は「早く終わらねば・・」とは思っていない。


(つづく)

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墓場の撮影(8)再び合成シーン 2005/9/19 [撮影3日目(五)墓場]

 そこで夏美(佐津川愛美)は、マキ(谷村美月)の側に行く。

 「マキがここにいる」こと、鉄男(波岡一喜)に伝える。

 で、ふとマキを触ると手が体を突き抜ける。

 幽霊は実体がないから、触れないのだ。

 その場面。先ほどと同じパターン。夏美とマキを別々に撮影。

 編集時に合成する。

 まず、夏美を撮影。

夏美イン墓場2.jpg

 そのあとにマキを撮影すると、以下の絵コンテのような絵になる。

 マキと夏美C.jpg

(つづく)

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タグ:合成カット
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墓場の撮影(7)鉄男登場 2005/9/19 [撮影3日目(五)墓場]


 といっても設定としては、夏美(佐津川愛美)以外には幽霊は見えない設定。

 それを観客に伝えるために、別の人物を登場させる必要がある。

 鉄男(波岡一喜)がお通夜に来た人たちを送って、通りかかる。

夏美と鉄男C2.jpg

 夏美と鉄男.jpg

 だが、鉄男には見えない。

(つづく)

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墓場の撮影(6)幽霊登場? 2005/9/19 [撮影3日目(五)墓場]


 幽霊といっても、特殊なメイクはしない。

 アメリカ映画の「天国から来たチャンピオン」のようなスタイルで、見せる。

 ただ、登場するところは、幽霊らしくスーーーーーーと現れる。

 まずは俳優なしで墓場を撮影。

カメラマンイン墓場.jpg
夜の墓場2s.jpg

 そのあとにカメラを動かさずに、俳優が同じ場所に立つ。

3人イン墓場2.jpg

 その2つのカット。オーバーラップで繋げば、マキたちがスーーーーと現れる幽霊らしい登場の絵になるのだ。


(つづく)


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タグ:合成カット
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墓場の撮影(5)幽霊シーン 2005/9/19 [撮影3日目(五)墓場]

3人イン墓場C.jpg

3人イン墓場2.jpg

 悲しみに暮れる夏美。その前に突然と現れるマキ(谷村美月)。

 理沙(芳賀優里亜)も、美香(東亜優)もいる。

 幽霊になって、この世に戻って来たのだ。

 実は、このシーンの前に「天国への階段」という場面がある。

 数日中に撮影する。

 そこでマキたち、夏美の声を聞きこの世に戻ろうとする。

 その続きが、このシーンである。

(つづく)


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墓場の撮影(4)準備OK! 2005/9/19 [撮影3日目(五)墓場]

墓場インカチンコs.jpg

 準備が出来る!

 助監督のサード君。

 カチンコにシーンナンバーを書いたもの、見せてくれた。

 まずは、墓場で佇む夏美(佐津川愛美)から。

 やっと、仲良くなった、初めての友達が事故死。

 打ちのめされている場面。

 排水口で撮ったポラロイド写真を見つめ、悲しみに暮れるところだ。

夏美とポラ.jpg

(つづく)

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墓場の撮影(3)朝まで? 2005/9/19 [撮影3日目(五)墓場]


墓場の撮影3ーs.jpg

 写真上、先のものより手前の風景。

 ナイターはいろんな意味で時間がかかる。多くのスタッフが準備に走りまわる。

 クランクインから昨日までは、順調に撮影は進む。

 午後9時には、完全撤収。

 が、撮影というのは、夜中まで、朝まで。と続く事が多い。

 今夜はかなり、かかりそうだ。

(つづく)

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墓場の撮影(2)照明機材 2005/9/19 [撮影3日目(五)墓場]


墓場の撮影s.jpg

 写真上。先の写真を引いた絵。

 照明機材が準備されて、墓場全体が照らされている。

 今回はファンタジー。ホラーではないので、あまりに暗いと恐怖感が先立つ。

 といって、明るすぎると、安っぽいテレビドラマ(照明は明るくする方が、セッティングが楽なのだ)みたいになるので注意。

 フレームの中には映らないが、まわりにはいくつもの大きなライトが用意された。

(つづく)

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墓場の撮影(1)やっぱ! 夜 2005/9/19 [撮影3日目(五)墓場]

夜の墓場s.jpg

 さて、いよいよ、今夜は本格的なナイター(夜間撮影)。

 場所は高山寺の墓場。内容は先にシナリオと絵コンテで紹介した通り。

 ロケハンのときの写真で、昼間の墓場写真はお見せしたが、

 夜はどういう感じかというと、写真上のようになる。

 このときは、かなり強い照明を当てているので明るい。

 が、それでも昼とは感じが違う。

 やはり、墓場は夜だ! 

(つづく)

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