立ち位置の決め方(2)/2005/9/20 [撮影4日目(一)高山寺]
シナリオを読んで、分かることはいろいろある。
が、一番動きで大きいのは、マキ(谷村美月)と理沙(芳賀優里亜)が言い争う事。
マキは立ち上がり、理沙に向かおうとする。
それを止めるのは美香(東亜優)。ここがポイント。
もし、マキと理沙が隣通しに座っていたら、すぐにつかみ合いになる。
芝居の段取りとして、その前に美香がマキを静止する必要がある。
となると、マキと理沙は離れて座る方がいい。
その間に美香がいることで、以上の芝居がやりやすくなるはずだ。
つまり・・・。理沙ー美香ーマキ。という並び方。
これで3人までの位置が決まる。
では、夏美(佐津川愛美)はどこにいるべきか?
(つづく)
立ち位置の決め方(1)/2005/9/20 [撮影4日目(一)高山寺]
本日、撮影するシーン。
シナリオでもう一度、読み直してほしい。
この文章を読んで、四人の登場人物をどう並べるのか? 一番芝居がしやすいか? 考えてほしい。
登場人物ー>夏美(佐津川愛美)、マキ(谷村美月)、理沙(芳賀優里亜)、美香(東亜優)
理沙「幽霊の出場は禁止じゃないの?」
マキ「うるせぇんだよ!(と立ち上がろうとする)」
美香「(マキを止め)理沙。あなたはやり残したこと何かないの?」
理沙「・・・・人生に未練なんてないからね・・」
美香「理沙! 気取っている場合じゃないでしょう?」
理沙「学級員ぶっているけど一番最初にいなくなるのは、美香。
あなたよ! 今日の午後にはいなくなるのよ!」
美香「・・・・・・・・・・・」
夏美「どこか行きたいところある?」
以上のやり取り。誰が誰の隣にいると、話がしやすいか? また、それぞれの関係性が分かるか? いろんな側面から考えてみてほしい。
この場面の舞台は、下の写真。
(つづく)
タグ:立ち位置
立ち位置の意味(下)2005・9・20 [撮影4日目(一)高山寺]
立ち位置の意味(上) 2005・9・20 [撮影4日目(一)高山寺]
本日、最初の撮影。幽霊になってこの世に戻ってきたマキ(谷村美月)たち。
本当に「自分たちが死んだこと」を確認。
途方に暮れる場面から。
ロケ場所は、高山時の旧本道。廊下。
シナリオでは特に指定していないので、その場で俳優たちの立ち位置を決めねばならない。
が、何でもいいから、並べればいいというものではない。
(つづく)
タグ:立ち位置
本日の備考(下)衣裳・メイク部 2005/9/20 [撮影4日目(一)高山寺]
スケジュール表にある。
「メイク先発 6時半」の書き込み。
これはスタッフが全員揃って出発出する前に、衣裳メイク部が先発隊として別の車で先に出るという意味。
早めに行って、俳優さんのメイク!
撮影が準備が出来ているのに、メイク待ち!にならないように、早目に出てもらう。
これもありがたい話。
メイク、衣裳部は、早起きして、皆より先に出発。
他のみんなが朝ご飯を食べる頃には、もう仕事にかかっている。
映画の画面には登場しないが、作品を支える大切なパートである。
(つづく)
本日の備考(上)朝食の時間 2005/9/20 [撮影4日目(一)高山寺]
いつものように、最後は「備考」の欄。
朝食は午前5時半。その時間には用意されているという意味。
皆、起床時間が違うので、揃って食べる事はない。
先にも紹介したように、日替わりで和食と洋食が用意される。
本日は和食。おにぎりが2個とたくあん、梅干(この町は梅の名産地!)唐揚げ一個。卵焼き一切れ。
朝なのでそんなに食べれない。これで十分だ!
(つづく)
タグ:ロケ弁
制作部の仕事(下)2005/9/20 [撮影4日目(一)高山寺]
制作部の仕事(上)2005/9/20 [撮影4日目(一)高山寺]
演出部の仕事(下)2005/9/20 [撮影4日目(一)高山寺]
演出部の仕事(上)2005/9/20 [撮影4日目(一)高山寺]
本日。多くの俳優さんが出演する。
全員が同時に出ることはないが、そのために誰が何時にどこで出演し、誰が何時に宿に帰るか?
など、いわゆる「出し入れ」が大変。
その管理、演出部が行う。
チーフがスケジュールを立てて、セカンドが出番前に俳優を呼びに行く。
そのために、撮影現場の側で待っていられる場所も確保する。それは製作部が見つける。
あまり早い時間に呼んで、長時間待ってもらうと疲れてしまう。
(つづく)