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撮影5日目(二)夏美の家 ブログトップ

撮影現場でハッピー・バースデー!(10ー終)2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

 15歳になった東亜優。

 うれしいけど、全員に祝われてはずかしく、同時にビックリと言う顔。

 夏美役の佐津川愛美が言う。

 「何か、一言!」

 東、ちょっと考えてから

 「15歳。がんばります!」

 言い終わると・・

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 「早く、ケーキ。食べたい!」と言う顔。

 やはり、15歳。可愛い。

 でも、食べる前にいちご娘たちで、記念写真を撮る。

バースデー写真.jpg

 ケーキは昼食あとのデザートとなり、スタッフ&キャストにも配られた。

 いつもは時間との戦い。真剣な顔でがんばるスタッフも、本日は和気あいあい。

 映画撮影。大変なばかりでなく、こういう日もあるから楽しい。

(つづく)

東さん.jpg


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撮影現場でハッピー・バースデー!(9)2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

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 僕のスピーチ、つづく。

 「ちなみに、今日、僕が来ているTシャツ。ローリングストーンズのコンサートのときに買ったものだけど。

 何だ、いつもと同じじゃん?と思うかもしれないけど、今日はスペシャル。

 1990年のコンサートのもの。背中に1990と書いてます。

 東が生まれた年。それに合わせてみました。

 とにかく、お誕生日。おめでとう! 午後からの撮影もがんばって!

 ハッピーバースデー!」

 皆、15歳の東亜優に、お祝いの拍手を送った。

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 (つづく)


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撮影現場でハッピー・バースデー!(8)いちごケーキ 2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]


 撮影中。東亜優さんの誕生日を祝う。スピーチは僕。

 「ええ、東亜優さん。お誕生日。おめでとう!

  ケーキは、地元の方からのプレゼント。今回の映画は・・

 『ストロベリーフィールズ』なので、もちろんいちごケーキ。

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 制作部スタッフが、何日も前から予約。用意してくれたものです。

 映画の中で美香はケーキ。食べられないから、その分もしっかり食べてね。

 そして僕からはこれ! いちごスナックのセット。

 (とコンビニ袋を出し。お菓子を並べる)

いちごセット.jpg

 たくさんあるから、夏美(佐津川愛美)やマキ(谷村美月)や理沙(芳賀優里亜)にも分けて上げてね!」

(つづく)

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タグ:東亜優
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撮影現場でハッピー・バースデー!(7)スピーチ 2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

ケーキ1s.jpg

 美香役の東亜優。「えー?」という顔!

 経験がある子なら撮影中に誕生日が来れば、サプライズの祝いがあること知っているだろう。

 が、東は初めての映画。驚いていた。

 共演者の佐津川愛美、谷村美月、芳賀優里亜も集まってくる。

 ハッピーバースデーの歌が始まる!

 ケーキはもちろん、いちごがたくさん乗ったバースデーケーキである。

 小川P「え〜 では監督から一言!」
 
 えっ? 僕から? ああ、監督だもんなあ・・。よし!

(つづく)

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撮影現場でハッピー・バースデー!(6)2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

縁側の四人2.jpg

 本日、午前中撮影が終了。昼ご飯となったところで、

 東亜優がいる場所を確認。春美がいちごをつぶした縁側にいた。

 佐津川愛美ら、いちご娘。四人が揃って昼食中。

 制作部から「監督。用意はいいですか?」との秘密連絡。

 「OK!」

 そこで小川Pからアナウンス。

 「え〜、みなさん。食事中ですが、お知らせがあります。

 美香役の東亜優さん。本日が15歳のお誕生日です! みんなで祝って上げてください!」

 制作部スタッフ、大きなケーキを運んで来た。

 スタッフがハッピーバースデーの歌、歌い始める!

 (つづく)

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撮影現場でハッピー・バースデー!(5)2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

ローソン看板.jpg

 プレゼントは物よりも、食べ物がいいだろう。

 十代の女の子。撮影時の必需品、といえばお菓子。

 東亜優たちが泊まっているホテル。歩いていける距離に何もない。

 お菓子を買いにも行けないだろう。

 そして今回の映画は「ストロベリーフィールズ」。

 いちご関係のお菓子がいい。大量に買った。

 いちごポッキー。いちごチョコ。いちごキャラメル。

 誕生日でない子たちにも、東が分けて上げられるだけの量を用意。

 当日に備えた。

(つづく)

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撮影現場でハッピー・バースデー!(4)2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

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 撮影の中、誕生日を迎えるのは、美香役の東亜優!

 ロケ地・田辺市と同じ和歌山県の橋本市出身!

 今年の春にスカウトキャラバンで、審査員特別賞をもらってデビューしたばかりの14歳。

 本日、誕生日を迎え、15歳になる。

 撮影前からプロフィールで誕生日を確認してあったので、Xデーの数日前に制作部の小川Pに相談。

 「21日なんですけど?」

 「分かってますよ。東亜優でしょう?」
 
 さすが小川さん! すでにバースデーケーキも予約しているという。

 僕は前日に、プレゼントを買う。駅前のコンビニへ急行!

(つづく)

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タグ:東亜優
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撮影現場でハッピー・バースデー!(3)2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

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 今回の映画「ストロベリーフィールズ」。

 意外に9月生まれの関係者が多い。

 実は、僕も9月。

 でも、さすがに撮影中にお祝いされるのは、はずかしい。

 きわどいところで、期間中に入らずセーフ。

 ま、お祝いされるのは基本。俳優さん。

 スタッフは密かに、サプライズを仕掛けるのが仕事。

 プロフィールを調べると1人だけいた!

(つづく)

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撮影現場でハッピー・バースデー!(2)2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

空s.jpg

 そんな撮影期間中。誕生日を迎えた俳優さん。

 必ずサプライズ・パーティ。

 バースティ・ケーキを買って、おいてみんなでお祝いする。

 俳優さんはすっごく、喜んでくれる。

 僕もそんなイベント大好きなので、今回も撮影中に誰かの誕生日が来ないか?

 クランクイン前、全員のプロフィールをチェックした!

(つづく)

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撮影現場でハッピー・バースデー!(1)2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

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 撮影は続いている。

 が、今日はイベントがある。

 映画撮影というのは、単なる仕事という以上の思いや仲間意識を持って挑む。

 先にも紹介したが、クランクインのときには多くの関係者からお祝いが届く。

 「映画はビジネスなのに、なぜ、お祝い?」と思うかもしれない。

 が、映画作りは仕事という以上に、お祭り的な部分が強いからだ。

 単なる仕事ではない。

 皆が集まって作品を作り上げるという、大イベントなのである。

(つづく)

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孤独を表現する方法(6)2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

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 あの黒沢清監督も、同じ挑戦をしている。

 「アカルイミライ」では、フレームではなく、黒みの枠を作って、同じ車の中にいる2人を分けて画面に映し出した。

 車内にいる2人を普通に撮影すると、親密に見えてしまう。

 それを黒枠で分けることで、孤独感。理解がない関係。を表現している。

 車の中という同じ空間にいるのに、別の枠内にいる。

 そのギャップが悲しい。見事な表現法だった。

 そういった効果。気づかぬ人は全く気づかぬもの。

 だが、無意識に感じ取ることもある。

 そういう積み重ねが、感動や悲しみに繋がる。

 「撮影が早く済んだ方が、楽でいい!」

 という発想では、できない表現である。

(つづく)

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孤独を表現する方法(5)2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]


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 それらを皆、同じフレーム内で納めると、何か仲間のような印象が出来てしまうのではないか?

 仲がいい関係に、見えはしないか?

 それをそれぞれが孤立しているように見せるなら、1度は「引き絵」で見せても基本的には「別のフレーム」で捉える。
 
 果たして、その効果が出るかどうか?分からないが、挑戦する。

 実は、それに近い方法論を実践しているのが、小津安二郎監督。

 彼も基本的にはフレーム内には俳優1人。同じフレームの中で2人の俳優が話をするというカットはほとんどない。


(つづく)

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孤独を表現する方法(4)2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]


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 母、春美、夏美、そしてマキ、美香、理沙を全員、1人ずつ撮影する。

 これはもの凄く面倒。

 2台のカメラで撮影しても、3回撮らなければならない。

 単にそれぞれの表情を、見せるというだけではない。

 それぞれを別のフレームで捉えることで、それぞれが孤立していることも表現したいのだ。

 母と姉・春美。共に悲しみを抱える大人だが、理解し合っている訳ではない。

 マキ、理沙、美香。タイムリミットのある悲しい幽霊。

 でも、互いに反発し、理解しあっていない。

(つづく)

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孤独を表現する方法(3)2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]


 次によく使われるパターン。

 春美たちの「大人組」。夏美たち「子供組」に分けて撮影する。

母と春美.jpg

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 先の1カットに対して、こちらは2カットに割るという方法。

 俳優たちの顔も多少は見やすくなるので、表情も分かる。

 「大人VS子供たち」

 という構図も伝わる。

 この手法も多く使われている。が、さらにもう一歩進みたい!

(つづく)

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孤独を表現する方法(2)2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

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 まず、日本映画でよく使う手を説明。

 春美帰宅から、妹に絡むところまで。全てを見渡せる場所にカメラを置き、1カットで撮影する。

 簡単にいうと、舞台中継のような感じ。

 これだと位置関係が分かりやすいが、引き絵になるので、それぞれの俳優の表情が見えにくい。

 が、このパターンはとてもよく使われる。時間をかけず、簡単に撮れるという側面も大きいだろう。

 カットを割ると、そのたびにカメラを動かして、照明もし直す必要がある。

 時間がかかり面倒。だから、このパターンを選びがち。

 しかし、舞台演劇を見せるのではない。映画だ。なのに、引き絵で延々と見せる。俳優の表情も分からないなんて最悪だ。

 僕が最も嫌いな日本映画の手法。同じことはしない!

(つづく)


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孤独を表現する方法(1)2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

母と春美.jpg

 このあとの撮影。流れはこうだ。

 母(吉行由実)と姉(三船美佳)。部屋に入って来る。

 マキ(谷村美月)らの葬儀からの帰りという設定。2人とも喪服。

 振る舞われた酒を飲み過ぎて、姉・春美はかなり酔っぱらっている。

 「なぜ、そんなに酔うほど飲んだのか?」

 は、すぐに説明される。

 自宅に帰った春美たちを待っていたのは、妹の夏美(佐津川愛美)。

 マキたちは幽霊。母たちには見えない。
 
 酔った勢いで、春美は妹・夏美に絡む。

 ここまでのシーン。それぞれの俳優を別のフレームで捉えた。

 もちろん理由がある。少し専門的になるが、説明しよう。

(つづく)

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再び、大人と子供たちの対比表現 2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

 さて、実力派女優2人の登場。

 ここで、いちご娘たちは移動。

 夏美(佐津川愛美)以外は、背景が抜けていなかった。が、

 ここで登場する大人の女性2人。夏美の母(吉行由実)と姉(三船美佳)。

 生きていはいるが、それぞれに暗い人生を送っている。

 それを表現するために、いちご娘たちは、窓を脊に全員が座る。

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 大人の2人は、ふすまやタンスを背に座る。

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 これで両者の対比、分りやすくなる。

 幽霊になったとはいえ、10代のマキ(谷村美月)たち。

 対して、現実の中で絶望しながら生きる大人たちの対比である。


(つづく)


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実力派女優VS新人女優たち(5) 2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

夏美の家/3人.jpg

 さて、その前に、いちご娘たちのみの場面。

 ここも本日、一番で撮影したシーンと同じ形で撮影。

 夏美(佐津川愛美)の背景=>緑溢れる庭。生きているので未来がある。

 幽霊(谷村美月ら)の3人の後ろ=>襖とか、壁。詰まっていて、未来がないことを表現する。

 それによって、俳優たちが悩んでいる芝居をするだけでなく、

 行き詰まりを見る人に、伝えることができるはずだ。

 そんな配置で、まず、母(吉行由実)たちが帰って来るまでを撮影する!

(つづく)

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実力派女優VS新人女優たち(4) 2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

監督&マキ父.jpg

 そんな場合、監督は・・。

 「少し押さえ目に演技して!」

 ということが多い。

 あとのシーンをそれ以上に盛り上げるためには、手前のシーンは抑えめにせねば効果が出ないからだ。

 でも、僕はそんなとき、逆に「いいぞ。もっといけ!」とか思ってしまう。

 止めるどころか、火に油を注ぐようなことをする。

 編集で「しまった・・・」と思うかもしれないが、魅力てな演技をする俳優を押さえてはいけない。

 全体の構成を考える以上の効果、発揮するはずだ。


(つづく)

「ストロベリーフィールズ」写真館/夏美の家篇
=>http://pht.so-net.ne.jp/photo/strawberry-photo/albums/144754

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実力派女優VS新人女優たち(3) 2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

 そこに夏美の母と姉が帰って来る。

 演じるは、三船美佳と吉行由実。

 映画的に言うと、ここからは「演技派女優コンビ」VS「新人俳優チーム」である。

 今回の映画「ストロベリーフィールズ」。対決場面が何度もある。

 先に撮影した「マキの家」では、まず「飯島大介」VS「波岡一喜」があり、

 次に「飯島大介」+「波岡一喜」タッグチームVS「谷村美月」という対決があった。

親父3sBW.jpg花火2.jpg
マキの家/3人B.jpg

 ベテラン俳優 VS 若手実力派 VS 天才少女という構図。

 それが火花を散らせ、盛り上がる。

 谷村は、涙を流さなくてもいいシーンなのに号泣。

 壮絶なシーンとなった!

(つづく)

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実力派女優VS新人女優たち(2) 2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

 内面として=>すぐにケンカして、つっかかるマキ(谷村美月)も、実は家庭で大きな悲しみを抱えていたことが分かった。

マキVS男子s.jpg
親父2sBW.jpg
マキの家/マキ涙.jpg

 また、マキがそうなったのは理沙(芳賀優里亜)のイジメが原因であること。

理沙イン庭.jpg

 学級委員の美佳(東亜優)=>それを知りながら、何もできなかった自分を改めて責める。

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 夏美(佐津川愛美)=>全く知らなかった。ひたすら戸惑うばかり。

マキの家/マキ2.jpg

 タイムリミットだけでなく、マキの悲しみを知ったことで大きな衝撃を受けたというシーンでもある。

 何も言えずに、夏美の家の居間に座るいちご娘たち。

 まず、そんなシーンからである。

(つづく)




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実力派女優VS新人女優たち(1) 2005/9/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

 本日、2シーン目の撮影。

 先にシナリオを紹介した部分。

 夏美(佐津川愛美)たち。

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 マキ(谷村美月)の家で、悲しみに暮れるマキ父(飯島大介)を見たあと、

親父1sBW.jpg

 夏美の家に移動。居間で途方に暮れる。という場面を撮影する。

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 物語として描くのは=>48時間のタイムリミット。

 この世にいられる時間で、何をすればいいのか? 

 戸惑うマキたち。を描く。

 内面として描くのは・・・。

 (つづく)

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続・小道具の作り方(下) 2005/09/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

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 演技をしていると、夢中になり手を切ってしまうこともある。

 そこで撮影に使うナイフは、小道具用の切れないものか、

 歯を潰して切れなくしたナイフを使う。

 「私が死ねば、いいんだよね?」

 と、夏美(佐津川愛美)がナイフで、腕を切ろうとするシーンがある。

 これも演習部サード君が用意。

 安心して俳優も、演技ができる。

(つづく)


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続・小道具の作り方(上) 2005/09/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

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 次のシーンで、もうひとつ大切な小道具がある。

 果物ナイフ。

 「どこででも売っているから、大丈夫でしょう?」

 と思うかもしれない。

 でも、手に入れるのがむずかしいのではなく、

 撮影で使うときに俳優さんが、怪我をしないようにすることが大事。


 (つづく)


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小道具の作り方(5)昭和40年代 2005/09/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

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 が、今回の映画「ストロベリーフィールズ」

 僕が子供だった時代が舞台。

 昭和40年代、サード君は写真を全て、白黒に焼いてくれた。

 それらをアルバムに貼付けて、ようやく小道具が完成する。

 が、春美(三船美佳)が夏美(佐津川愛美)の写真を破る芝居がある。

 何度も撮り直すことも考えて、同じ写真を何枚も作り用意して置く。

 こんな風に何気なく見てしまうシーンでも、スタッフの準備と努力が支えているのだ。

 (つづく)

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小道具の作り方(4)1988年生まれ 2005/09/21 [撮影5日目(二)夏美の家]


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 当然だが、それらの写真は全てカラー! 

 佐津川愛美が生まれたのは、1988年。

 5歳の写真とすると、1993年!

 つい、この間ではないか! 

 僕が監督デビューを目指し、アルバイトをしながらシナリオを書いていた頃だ。

 僕の子供時代は、白黒写真がほとんど。

 だが、佐津川はカラーどころかデジタル写真である。

(つづく)

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小道具の作り方(3)本人? 2005/09/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

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 通常はよく似た子供を探し、両親役の俳優と写真を撮る。

 今回の写真もよく見ると、夏美役の佐津川愛美そっくりの子が写っている。

 映画に詳しい人なら、こう思うだろう。

 「なかなか、よく似た子を見つけて来たね? 児童劇団かな?」

 ところが、今回は違う!

 本当に佐津川が幼かった頃の写真。借りて来たのだ。

 本人が5歳とかの頃。似ているどころか本人なのだ!

 本物だから、リアリティ満点? 

(つづく)

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小道具の作り方(2)アルバム 2005/09/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

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 夏美(佐津川愛美)が、高校生になってからの写真。

 先に家族写真を撮ったとき、一緒に撮影した。

 月日が経過した感じを出すために、夏美の髪型は変えた。

 春美(三船美佳)も今は和服だが、この頃は洋服。

 それら写真をサード君が白黒にして、プリントアウト。

家族写真s.jpg

 さらに古い感じに加工して、アルバムに張る。

 しかし、むずかしいのは夏美の子供時代。

 髪型を変えても、衣裳を変えてもダメだ・・・・。

(つづく)

「ストロベリーフィールズ」写真館/夏美の家=>
http://pht.so-net.ne.jp/photo/strawberry-photo/albums/144754

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小道具の作り方(1)サード君 2005/09/21 [撮影5日目(二)夏美の家]

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 以上のシナリオを読み、演出部のサード君は小道具を用意する。

 マキのトロフィーに「上田マキ」と、名前まで彫ったものを準備してくれた、あのサード君だ。

 この場面で必要なのもの。いろいろとあるが、代表的なものを上げる。

 まず、アルバム。

 父(小西博之)が生きていた頃のもの。姉(三船美佳)も笑顔で写っている。

 幼い頃の夏美(佐津川愛美)の写真もある。

 映画の小道具だから、当然、作らなければならない。

(つづく)

「ストロベリーフィールズ」写真館/夏美の家=>
http://pht.so-net.ne.jp/photo/strawberry-photo/albums/144754

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