スタッフの宴会/酒好き? 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
でも、中には本当に酒好きのスタッフもいる。
「撮影になれば、毎晩飲める!」というのが嬉しくて映画をやっているような人もいる。
明日も撮影だというのに、朝まで飲んでいるスタッフ。よくいる。
気がつくと、空が明るくなってきている。ヤバい! 早く寝ないといけない。
数時間寝ると起床。まだ、顔が赤い。トイレでゲロ吐いたり。
でも、映画人というのは、それでもきっちと仕事をする。
カタギの人が見ていると、「何だかなあ・・」と思えることもあるが、
真面目なだけでは、心を揺さぶる作品は作れない。
映画人のユニークな一面と、解釈してほしい。
(つづく)
スタッフの宴会/コミニュケーション 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
スタッフの宴会/チームワーク 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
スタッフの宴会/命を育てる仕事 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
その俳優とはまた別の撮影で会えても、その役を演じることはない。
映画というのは、俳優がカメラの前で芝居をするという作業ではないのだ。
シナリオに書かれた役を現実に存在させ、映像として写し取る仕事。
命を誕生させ、育てる作業なのだ。
だから、スタッフは毎日、真剣勝負!!
映画を作るというより、人生を作り出し、記録する仕事。
命を育てる仕事。
なので、1日、1日の終了を祝う。喜び合う。
それが映画作りなんだ・・。
(つづく)
スタッフの宴会 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
スタッフの宴会は、忘年会や新年会のように盛り上がる。
毎日、撮影が終わると、そんな感じ。
「打ち上げでもないのに?」
と思う人もいるだろう。
でも、映画の撮影というのは毎日、同じ繰り返しではない。
もちろん、撮影するということに関しては同じだが、
毎日、違う芝居を撮影する。その芝居を撮るのは、その日限り。
その場面しか登場しない俳優もいる・・・。
(つづく)
明日もがんばろう! 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
やがて、明日の準備を終えた他のパートも加わり、
宴会に加わる。
撮影を終えたあとの、1杯のビールのうまいこと!
それを楽しみに、撮影をがんばっるスタッフも多い。
特に今回は、地元の熱い応援を受けている。
頂いた酒を飲むたびに、「この思いに応えなければ・・」とスタッフは話す。
そして、「明日も、がんばろう!」
と思うのである・・。
(つづく)
宴会スタート! 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
撮影終了後。仕事があるパートがあれば、何もないパートもある。
現場から直行で風呂に行き、宿舎に帰ると宴会を始める。
何といっても地元の方々から、ビール、酒、日本酒、焼酎と、たくさんの差し入れを頂いている。
また、俳優の事務所からもお祝いとして、多くのビールが送られてきている。
酒好きの多い映画スタッフは大喜び。
そのパートも、宿舎に着くと飲み会スタートする!
(つづく)
風呂の時間 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
スタッフも自分の仕事が一段落すると、お風呂タイム。
というより、早目にいかないと午後11時頃には閉まってしまうのだ。
ある程度、希望者が集まると、制作部が
「風呂便。5分後に出発します!」
とかアナウンス。(もちろん、館内放送をするほど宿舎は、広くない。大声で叫ぶだけ)
で、皆、タオル片手に玄関に集合。ワゴン車で出発。
健康ランドのような大きな風呂屋で、サウナもある。
それもミストサウナ、塩サウナがあり。
そこでスタッフは、一日の疲れを取る。
(つづく)
衣裳メイク部の活躍 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
衣裳部のお仕事8/体操服 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
夏美(佐津川愛美)や理沙(芳賀優里亜)がセーラー服のみだから、
マキ(谷村美月)は体操服のみなんだな?
と思われそうだが、実は谷村だけ、衣装はいろいろある。
映画を見ていると、そんな印象はないと思うが、
回想シーンでいろいろと着ている。
浴衣、セーラー服、梅干作りの私服、母と食事するときの私服、等、
他を合わせると6着。
それにしても谷村。とても体操服が似合う! マキのキャラが立ちいい感じだ。
(つづく)
今年もCS放送で「ストロベリーフィールズ」放映!(3年連続)
今回は日本映画専門チャンネル
2009年05月13日(水) 22:00
2009年05月17日(日) 25:00
2009年05月20日(水) 12:00
日本映画専門チャンネル=>http://www.nihon-eiga.com/prog/002164_000.html
衣裳部のお仕事7/2着? 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
衣裳部が注意するのは、日替わりだけではない。
今回の「ストロベリーフィールズ」のようにメインの俳優の衣装が、1着だとしても・・。
衣装が1着あればいい、ということではない。
同じものを数着用意する。写真上はいちご娘たちのセーラー服。3人分。1人2着づつ。
そうしないと、もし、修繕できないくらいに破れしまったり。
或いは汚れて、染みが取れなくなったりすることもある。
あわてて買いに行くこともできない。東京から取り寄せるには時間がかかる。
そのために2着。用意しているのである。
衣裳部のお仕事6/ドラマを見るとき 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
衣裳部のお仕事/友人監督の話 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
それに関して、おもしろい話がある。
2時間ドラマを監督している友人。こう言う。
「みんなすぐ、日替わりだ。衣装替えだというけど、そんなもん視聴者は誰も見てないんだよ!
そんなことに時間かけてどうする? それよりもっと大切な芝居の撮影に時間かけてぇんだよ!
地方ロケは特に時間ねえんだからよー。で、この間の2時間ドラマ。ほとんど衣装替えなし!
でも、試写会でも衣裳部以外は誰も気づかねえの! ははは、さまみろ! 見てるもんは、衣裳変り気にしねえんだよ!」
ユニークな人で、ドラマ界ではめずらしい。けど、その考え方にも一理ある。
(つづく)
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衣裳部のお仕事/着替え待ち 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
そのために撮影を中断。着替え待ちで30分だったりする。
でも、映画を見ている人。日替わりに気づかなかったりする。
なのに、映画スタッフはまじめ。シナリオを読み込み、ちゃんと日替わりを見つける。
今回、そんな衣装替えがない。或いは極めて少ない。
というのは、撮影を中断。着替え待ちが必要ないということにもなる。
撮影の進行を考えるとプラスだ!
(写真上、谷村美月が梅干作りのシーンで着たジャージ)
(つづく)
衣裳部のお仕事/ロケ車往復! 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
衣裳部のお仕事/衣装替え 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
衣裳部のお仕事/セーラー服 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
衣装の話。もう少ししよう。
今回、夏美を演じる佐津川愛美。理沙を演じる芳賀優里亜。
着るのは、何とセーラー服だけ。
美香役の東亜優も、ほぼセーラー服のみ。
マキ役の谷村美月は、柔道着とセーラー服が一瞬出てくるが、基本は体操服。
こんなふうに映画のメインキャラクターが皆、衣裳1着というのはめずらしい。
ま、幽霊が衣裳を変えて出て来るのはおかしいので、自然そうなったのだが、
撮影の上では機能的だ・・。
(つづく)
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タグ:衣裳部
衣裳部のお仕事/乾かす 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
衣裳部のお仕事/洗濯 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
衣裳部さんも、宿舎に帰るとすぐに仕事がある。
その日、俳優たちが着た衣裳。すぐに洗濯。
もし、ほつれや破れた箇所あれば、すぐに修繕。
明日の撮影で俳優たちが、気持ちよく衣裳を着れるようにせねばならない。
衣裳部用の洗濯機が宿舎には用意されていて、スタッフ使用不可になっている。
(つづく)
(本日2009年4月29日は祝日、なので、このあと午後2時、4時、6時、8時に更新します)
タグ:衣裳部
制作部の仕事 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
制作部の仕事は、多岐に渡る。
俳優をホテルまで送り届けている間に、別のスタッフは夕食の手配。
弁当を取りに行く。
また別のスタッフは、撮影に必要なものを借りに行ったり探したり、
明日、撮影する場所の近所の人に挨拶に行ったりもする。
さらに別のスタッフは先に説明した風呂便の運転。
連絡があれば、迎えに行く。
宿舎での飲み物の用意。頂いた差し入れの整理。設置等もする。
「撮影後にスタッフが、いかに快適に過ごせるか?」
を推進する仕事でもあるのだ。
(つづく)
タグ:制作部の仕事
演出部チーフの仕事 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
演出部チーフ。
明日のスケジュールを確認。天気によっては急な変更も必要。
天気予報を聞き、雨が降った場合の予定も考えておかねばならない。
その際に急に、その場所を借りられるかどうか?
その場面で必要な役者さんが現在、来ているかどうか?
いろんな角度から検討する。
今回は通常1ヶ月は撮影する量を、それより短い期間で終えねばならない。
撮り残しが出ないように、いろんな角度から考え、
チーフはがんばってくれている。
(つづく)
タグ:演出部の仕事
演出部サード君の仕事 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
いい機会なので、小道具類をいくつか紹介しよう。全て演出部のサード君が管理。撮影現場に持って行き、俳優たちに渡す。或いは現場に設置する。
もし、持って行くのを忘れたら大変。撮影ができない。責任重大な仕事である。
写真上。忌中の札。美香(東亜優)の家の撮影で使用したが、理沙(芳賀優里亜)の家のシーンで使うのでキープ。
写真上。マキ(谷村美月)の賞状。柔道部の撮影等で使った。
写真一番したのサングラス。事故のときに使うものだが、僕のイメージとは違うもので却下。井上陽水風のものを用意してもらった。
(つづく)
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2009年05月20日(水) 12:00
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タグ:演出部の仕事
いちご村に戻っても仕事・演出部 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
風呂便? 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
宿舎では寝ることもできる。食事もできる。仕事や打ち合わせもできる。
ただ、風呂がない!
そこでスタッフは、近所の健康ランドのような風呂屋に行く。
車で5分くらいだが、歩いて行くと、かなりある。
技術部は自前の機材車で撮影帰りに行ったり、1度、いちご村に戻って後片付けをしてから出かけたり。
専用車両のないスタッフは、制作部が風呂便という車を出してくれる。
撮影後はそんな感じで進む。
(つづく)
<お知らせ>
「ストロベリーフィールズ」理沙役でがんばってくれた
芳賀優里亜さんが出演。舞台「櫻の園」
2009/4/22/(水)~29/(水・祝)
こどもの城 青山円形劇場
いよいよ水曜日まで!
いちご村に帰還 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
撮影現場の後片付けが済むと、それぞれのパートは機材車に機材を積み込む。
完了したパートから順に宿舎へ戻る。
宿舎は上秋津にある「いちご村」。
営業していないレストランを借りて、そこを宿舎兼スタッフルームにしている。
和食レストランだったので、八畳ほどの和室が4つ。
そこに各パートが分かれて、泊まっている。修学旅行のような感じだ。
ただ、レストランなので風呂がない!
(つづく)
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2009年05月17日(日) 25:00
2009年05月20日(水) 12:00
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俳優は休むのも、仕事の内 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
いつも、厳しい撮影が終わりホテルへ戻ると、
いちご娘4人で、温泉の大浴場に行っているらしい。
リラックスして、休むのも俳優の仕事である。
とは言え、翌日の撮影に備えて長い台詞を覚えなければならない。
「相手役の人とうまくやれるだろうか?」「間違わずに台詞がいえるかな?」
「うまく涙が溢れるだろうか?」
いろんなことを考えつつ夜を過ごす。
緊張とプレッシャー。やはり、俳優業は大変。
さて、スタッフの方はというと・・。
(つづく)
<お知らせ>
「ストロベリーフィールズ」理沙役でがんばってくれた
芳賀優里亜さんが出演。舞台「櫻の園」
2009/4/22/(水)~29/(水・祝)
こどもの城 青山円形劇場
素敵なホテル! 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
そのために撮影が終われば、スタッフはすぐに宿に俳優を送り届ける。
そして明日のために、準備してもらい休んでもらうのである。
今回、俳優たちが泊めてもらっているのは、田辺市から白浜へ行く途中にある高級リゾートホテル!
支援者の方々が、がんばってくれた。
立ち稽古のとき、佐津川愛美に写真を見せたら、飛び上がり。
「こんな素敵なところに、泊まれるんですかぁー!」
と大喜びしていた。
(つづく)
薬屋役の経験? 2005/9/21 [撮影後のスタッフ・1]
僕が演じたのは薬屋の店員の役。結構、長い台詞もある。
といっても2分くらいのシーン。それでも本当に大変だった。
カメラを向けられ、照明を当てられ、スタッフに囲まれて、芝居をするのが、
あれほど緊張し、プレッシャーを感じ、大変なものだとは想像もしなかった。
1シーンでもヘトヘト。それを1日中、毎日、演じる俳優は凄いと思う。
「スタッフでよかった・・」
そう、痛感・・・。
そんな俳優たちに、ベストの体調で芝居に集中してもらうため。スタッフはいろいろと気遣うのだ。
(つづく)