続・写真で見る撮影現場・8/夏美側 2005/9/22 [撮影6日目(四)排水口]
美香(東亜優)側の撮影は残っているが、
先に夏美(佐津川愛美)側の撮影をする。
美香の帰りを待って、一人、排水口に佇む夏美。のシーンだ。
河原に座り込み。美香がマキや理沙を連れ帰るのを待つ。
30分、1時間。1時間半経っても、帰って来ない。
「淋しさ」と「不安」。そして「孤独」を感じながら待つ・・・。
(つづく)
続・写真で見る撮影現場・7/ハリウッド式 2005/9/22 [撮影6日目(四)排水口]
続・写真で見る撮影現場・6/夏美側 2005/9/22 [撮影6日目(四)排水口]
日本映画ではそのように、最終的に映画に使う部分しか撮影しない。
それだと、こんな撮影になることがある。
主人公が泣くシーンで、直前に「カット! はい。カメラ寄って、アップ。涙が溢れるところを撮ります」と言ったりする。
でも、盛り上がった気持ちを止められる。そのあとで「泣け」と言われても、すぐに泣けるものではない。
それでもすぐに泣ける俳優を「いい役者」と呼んだりするが、それはスタッフに都合がいいだけだ。
多くの日本映画は、そうやって俳優の感情の流れをぶつ切りにして撮影する。
でも、本来は、「感情が盛り上がる」〜「涙が溢れる」までを続けて演じるから、俳優は本当に泣けるだ。
(つづく)
続・写真で見る撮影現場・5/夏美 2005/9/22 [撮影6日目(四)排水口]
先と同じ芝居、もう一度する。
カメラは夏美(佐津川愛美)向け。
通常の日本映画なら「使いどころ」といって、
事前に映画で使う部分を決めて、その部分だけを撮影する。
今回でいえば、「夏美が振り返るところ」。
「マキと理沙の言い争いを、不安そうに見ている顔」
「美香を見つめて『どうしよう?』というところ」
である。
(つづく)
続・写真で見る撮影現場・4/美香 2005/9/22 [撮影6日目(四)排水口]
続・写真で見る撮影現場・4/美香が追う! 2005/9/22 [撮影6日目(四)排水口]
続・写真で見る撮影現場・3/バラバラに 2005/9/22 [撮影6日目(四)排水口]
続・写真で見る撮影現場・2/変更部分 2005/9/22 [撮影6日目(四)排水口]
続・写真で見る撮影現場・1/新展開 2005/9/22 [撮影6日目(四)排水口]
さて、このあとの展開。シナリオとは違う。
本来は美香の仲裁でケンカをやめ、みんなで想い出を探しに町を彷徨う。
それが撮影前。スケジュール的に問題があることが分かった。
その話=>http://t-ota.blog.so-net.ne.jp/2008-05-08
考え抜いて、あるアイディアを思いつく。
スケジュールに嵌るようにではなく、より物語が深くなる展開に変更。
以下のようになった・・。
(つづく)