手錠。足錠をした演技? 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
死神役、顔が映らない。
台詞もない。
プロレスラーに手錠。足錠をして「リングに上がれ!」というようなもの。
もの凄く芝居がし辛いはず。
でも、死神役の奈佐健臣さん。体の動きひとつで死神の意思を表現。
期待を超える活躍をしてくれている。
さ、マキVS死神の戦いシーンだ。
(つづく)
死神。演じるは奈佐健臣! 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
この死神役。演じているのは奈佐健臣さん。
元・状況劇場の役者さん。
唐十朗が主催。1960年代から活動。
根津甚八、小林薫、佐野史郎、六平直政、等の実力派俳優を排出した劇団である。
そんな一人。奈佐健臣さんもなかなか個性的だ。
奈佐さんが死神役に決まるまでの話=>http://t-ota.blog.so-net.ne.jp/2008-02-08-4
(つづく)
死神さんの衣装直し 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
マキVS死神の序章 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
死神再登場! 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
昭和40年代へのこだわり(下) 2005/9/21 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
今回の映画「ストロベリーフィールズ」は昭和40年代が舞台。
懐かしい風景を選んでロケ地とした。
40年代といっても、40年代に作らられたというより、それ以前の建物を使う。
そこにカラフルなビルが映ると、時代観が崩れるからである。
(前回の写真。反対側から撮れば写真上の風景になる)
しかし、そんな懐かしい風景が、次々に失われているのも現実である・・・・。
(つづく)
昭和の風景が残るロケ地写真集=>http://pht.so-net.ne.jp/photo/strawberry-photo/albums/116173
昭和40年代へのこだわり(上) 2005/9/21 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
移動撮影開始 2005/9/21 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
撮影再開! 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
続・移動撮影(15)スニーカー 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
カメラマン・三本木さんの話は続く。
「移動撮影で一番効果的なのは、クツなんです。エアやクッションの入ったスニーカー。
それを履けば、かなりガクンとくるのを押さえられます。
それも少し高級なスニーカーが有効。なので、いつもは買わないそんなスニーカーを今回は奮発して購入。
履いているんです!」
今回の映画「ストロベリーフィールズ」のためにわざわざ、それを買ってくれたのだ・・。
申し訳ない。でも、その効果。このシーンで十二分に発揮してもらうことになる!
(つづく)
続・移動撮影(14)手持ち対策 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
もともと、三本木さんは手持ちカメラがうまい!
が、今回は、より有効な対策。していた。
クランクイン前日。三本木さん。こう言っていた。
「実は数日前に買いました。というのは、手持ち撮影をするとき、カメラのブレはどこから来るか? 研究して見たんです。
すると、歩くとき、足を上げて、前に下ろすときにガクンとなり、カメラが揺れる。
それがブレに繋がることに気づいたんです。それをどうすれば解消できるか?
和らげることができるか? 考えてみました・・」
(つづく)
続・移動撮影(13)理由は何か? 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
続・移動撮影(12)構図が崩れない 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
日本のある映画会社。手持ち撮影が多かった。
カメラを振り舞わす撮影。よくやっていた。
でも、写っているだけで絵が美しくない。
それをリアルなアクション映画だという。
自主映画時代。真似する奴が多かった。が、あまりにもセンスがない・・。
同じ手持ち撮影でも三本木さんの凄いところは、移動しながら撮影しても構図が崩れないことだ。
絵になる画面が続くという点である。これは日本映画のカメラマンの中でも、希有の存在。
とは言え、いくら手持ちがうまいと言っても、
走りながら撮るのは、可能だろうか?
(つづく)
続・移動撮影(11)意外に行ける? 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
そう。忘れていたが、三本木さん。
手持ちカメラの名人。
これまでも僕の作品でも、見事なカメラワークを見せてくれている。
手持ちの難しさ。
単にブレないように撮るだけではない。
手持ち撮影。三脚を使った撮影と違い、動いて撮影する。
それによって、最初の構図が崩れる。
写ってはいるが、美しくない絵になってしまう。
(つづく)
続・移動撮影(10)意外に行ける? 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
カメラマンの三本木さん。
カメラを逆手に持って、走る。その後ろを俳優の代わりにスタッフが走る。
撮った映像をプレイバック。
確認した。
意外にブレは少なく、自転車やバイクのものより安定した画面だった。
通常は逆。乗り物を使って撮影した方が安定した画面になる。
なのに、手持ちなのにとても安定した画面?
そうだ。忘れていたことがある!
三本木さん。手持ち撮影の名人だった!
(つづく)
続・移動撮影(9)手持ちでテスト 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
次の撮影、走るシーンだ。
歩くシーンを「手持ち撮影」するのも、なかなかむずかしい。
ステディカム。という特殊な装置があるくらい。
おまけに佐津川愛美や谷村美月は、「陸上部か?」というほどのスピードで走る。
手持ちでは難しいのではないか?
でも、他に方法はない。
カメラマンの提案を受け入れ、テストしてみることにした!
(つづく)
続・移動撮影(8)手持ち撮影? 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
しかし、移動撮影の方法。まだ、見つかっていない。
移動車はない。クレーンもない。車は道が狭くてダメ。
バイクもアウト。自転車も不可。
どうすればいいのだ?
と、そのとき、カメラマンの三本木さんがこう提案した。
「手持ちで、やってみます!」
(つづく)
続・移動撮影(7)撮り残しはできない! 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
続・移動撮影(6)時間が・・ 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
続・移動撮影(5)凸凹道? 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
問題はバイクや自転車が走るときの「揺れ」ではなかった。
路地の路面。
見た目よりも、デコボコ。
道の途中にいくつも切れ目がある。
空気の入ったタイヤだと、跳ねてしまう。
そのためにカメラが揺れて、撮影できないようだ。
どうすればいいのか?
(つづく)
続・移動撮影(4)自転車は? 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
次は自転車。スタッフが運転。
また、後部席にカメラマンが乗る。
走ってみる。
自転車はすぐに止まった・・。
カメラマンの三本木さん。言う。
「やはり、揺れが激しくてダメです・・」
(つづく)
続・移動撮影(3)バイクはダメ? 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
バイクでの移動撮影。テストをやってみた。
バイクの後部席にカメラマンが乗り、カメラを構える。
ドライバーが運転。路地をゆっくり走る。
マフラーから出る煙が後方に流れる。まずいな・・。
バイクが止まった・・。
カメラマンの三本木さん。言う。
「揺れが酷過ぎて、撮影できない・・」
煙以前にダメのようだ。バイクは却下。
次は、自転車を試す!
(つづく)
続・移動撮影(2)バイクで試す! 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
続・移動撮影(1)バイク? 2005/9/22 [撮影6日目(八)美香との別れ2]
さて、路地の撮影。
制作部がバイクを持って来る。
スタッフが運転。後部座席にカメラマンが背中合わせに座る。
バイクを走らせて、その後ろを俳優が走る。
カメラマン。撮影に集中する。
バイクが揺れたときに、落ちることもある。
制作部。知恵を絞った・・。
(つづく)
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