悪魔の選択(4)カット 2005・9・22 [撮影6日目(十三)美香との別れ7]
悪魔の選択(3)シナリオで説明 2005/9/22 [撮影6日目(十三)美香との別れ7]
手書きで線が何本も引かれているのは、僕が書き込んだもの。
文章と文章の間に引かれた線。
その次の線までが「1カット」。
その間に書かれた芝居は、同じ画面サイズで続けて撮影するという意味だ。
これがカット割りといい、通常、監督が撮影前に行う。
1つのシーンがいかに細かく割られているか? よく分かるだろう。
スタッフはこれを見て、カメラ位置。ライトの位置等を決める。
(つづく)
悪魔の選択(2)シナリオで説明 2005/9/22 [撮影6日目(十三)美香との別れ7]
一番簡単なのは、カットを減らすということ。
シーンのカット割りというのは、基本的に監督が行う。
では、「カット」というものを説明しよう。
シナリオで、説明するのが簡単。以前にシナリオを例にとる。
写真は今回の映画「ストロベリーフィールズ」のシナリオ。
P17。墓場のシーンである。
シーンのカット割りというのは、基本的に監督が行う。
では、「カット」というものを説明しよう。
シナリオで、説明するのが簡単。以前にシナリオを例にとる。
写真は今回の映画「ストロベリーフィールズ」のシナリオ。
P17。墓場のシーンである。
悪魔の選択(1)撮影時間が半分? 2005/9/22 [撮影6日目(十三)美香との別れ7]
続・時間よ止まれ!(5)レベル低下 2005/9/22 [撮影6日目(十三)美香との別れ7]
続・時間よ止まれ!(4)1日2〜3分 2005/9/22 [撮影6日目(十三)美香との別れ7]
映画の撮影というのは、本当に時間がかかる。
朝から日暮れまで1日撮影したとして、映画として使えるのは2〜3分。
1時間半の映画を撮るのに、1ヶ月はかかる。
それを最近では3週間で撮ったりする。今回も、そんなスケジュール。
つまり、1ヶ月かかるところを3週間で撮るということは、
もの凄くキツいスケジュールで、撮影するということ。
その中で、さらに取り残しの消化・・。
それは何を意味するかというと・・。
(つづく)
続・時間よ止まれ!(3)スケジュール 2005/9/22 [撮影6日目(十三)美香との別れ7]
続・時間よ止まれ!(2)三回の裏に三点 2005/9/22 [撮影6日目(十三)美香との別れ7]
ほとんどのスタッフは「ギャラの額」や「作品の規模」に関わらず、全力でかかってくれる。
ただ、撮影現場では思いもかけぬ事件。小さなミスはある・・。
それをひとつひとつ指摘し、責任を追及するのは無意味だ。
映画もチームワーク。
みんなで、カバーすることが大切。
どこかで時間がかかれば、その分をどこかで取り戻せばいい。
野球でも3回の裏に、3点取られたとする。
それなら、4回表に3点取り返せばいい。
しかし、映画と野球が違うところがある・・。
(つづく)
続・時間よ止まれ!(1)映画スタッフ 2005/9/22 [撮影6日目(十三)美香との別れ7]
この問題。誰かがさぼったために起こった事件ではない。
皆、超・真剣。
監督である僕自身が5年がかりで、製作費を集め、
命がけで撮ろうとしている作品であること。
理解してくれている。
それを無駄にしてはいけない・・と誰もが思ってくれている。
いや、そうでなくても映画スタッフというのは、
ごく一部の人たちを除いて、真剣に仕事にかかる。
(つづく)
時間よ止まれ!(10)完成できない・・ 2005/9/22 [撮影6日目(十三)美香との別れ7]
とすると、
その俳優のスケジュールが空いてから、撮影するしかない。
スタッフ&キャストがもう一度、ロケ地まで来ねばならないのだ。
東京を往復する。追加ギャラ。交通費。食費。機材レンタル費。
膨大な額だ。
当然、今回はそんな予備経費もない。
それは映画が完成できない・・ということにも繋がる。
撮影中に120分。いや、30分でも、3分でも無駄にするということは、
そんな大問題に繋がるのである・・。
(つづく)