中止にはできない/2005年8月 [第一部 完結編!]
5年かかりで、製作費の3分の2は僕自身が集めた。が、撮影数週間前に、あとの3分の1が消えた・・。
なぜ、こんなことになるのか・・・。
その額を1か月以内に集めるのは、厳しかった。製作会社が足りない分の4分の1ほどを集めてくれたが、それ以上は進んでいない。
今ある額だけでも撮影は十分できるのだが、反対する会社もある。
このまま製作を中止しても、延期しても、協力してくれていた地元に迷惑をかける。いや、迷惑なんてものではないだろう。
地元で応援してくれた人が信頼をなくす。「映画だけはアカン」と誰もがいった町で、「ストロベリー」を推進してくれたのだ。
中止にすれば「やっぱりなあ。映画人を信用するからや!」と言われるだろう。今後、仕事をするのも大変になる。「中止になりました」では済むことではない。
僕が死んでお詫びしても、ダメだろう・・・。
<つづく>