本日の撮影。写真で紹介(4)2005/9/19 [撮影3日目(三)排水口]
マキ(谷村美月)を大会に送り出す場面も撮影した。
(つづく)
本日の撮影。写真で紹介(1)2005/9/19 [撮影3日目(三)排水口]
その他。ここ会津川の排水口がある河原で、撮影したシーン。
写真で紹介しておく。下1番の写真。ストーンズのTシャツを着たのが監督(私)。
インディ・ジョーンズも被るステットソンの帽子。ロック系のTシャツ。破れたGパン(夏は風通しよく涼しい)が撮影時のトレードマーク。
(つづく)
タグ:ローリング・ストーンズ 排水口
死神さん、初登場!(7ー終) 2005/9/19 [撮影3日目(三)排水口]
奈佐健臣さん、演じる死神のシーン。
撮影がスタートする。
「銀河鉄道999」というアニメーションのオープニングでこんなナレーションがある。
「今、万感の思いを込めて、汽笛がなる・・」
それでいうと、僕の気持ちはこうだ。
「今、万感の思いを込めて、死神が土手に立つ・・」
本当に長い長い月日を経て、死神が登場。その撮影に辿り着いた・・。
本日は、マキ(谷村美月)を送る夏美(佐津川愛美)が、ふと見ると「土手の上に変な人がいる・・」と気づく場面。
何もせず、そこに立っているだけのシーンだ。
それだけの場面。だが、死神の異様な感じが漂い、嬉しくなる。
業界で働く35歳以上のほとんどの男性が、イメージできなかった死神。
それが今、姿を現し、圧倒的な存在感を放出。
死神さんの活躍は、数日後からだ!
(つづく)
死神さん、初登場!(6) 2005/9/19 [撮影3日目(三)排水口]
死神役の奈佐健臣さん。
あの状況劇場、出身の俳優だ。紅(あか)テントとして有名な劇団。
現在は「唐組」と名前を変えているが、今も凄いパワー。
僕も大好きで、ここ数年、公演は全て見ている。実はこの撮影の直前にあった公演も見ている。
今回の映画「ストロベリーフィールズ」の舞台、昭和40年代に設立された劇団。
多くの有名俳優を排出している。
そこで活躍していた奈佐健臣さんが、今回、死神を演じてくれる!
多くの候補者と会ったが、彼がピカイチだった。奈佐さんでなければ死神に魂を吹き込むはできない。そう思えた。
状況劇場という修羅場で活躍してきた奈佐さんなら、演じてもらえると感じた。
カメラ、照明、衣裳、そして俳優・奈佐健臣。その全てがひとつになり、死神が誕生するのだ。
(つづく)
奈佐さんとの出会い。詳しくは=>http://t-ota.blog.so-net.ne.jp/2008-02-08-4
あの状況劇場、出身の俳優だ。紅(あか)テントとして有名な劇団。
現在は「唐組」と名前を変えているが、今も凄いパワー。
僕も大好きで、ここ数年、公演は全て見ている。実はこの撮影の直前にあった公演も見ている。
今回の映画「ストロベリーフィールズ」の舞台、昭和40年代に設立された劇団。
多くの有名俳優を排出している。
そこで活躍していた奈佐健臣さんが、今回、死神を演じてくれる!
多くの候補者と会ったが、彼がピカイチだった。奈佐さんでなければ死神に魂を吹き込むはできない。そう思えた。
状況劇場という修羅場で活躍してきた奈佐さんなら、演じてもらえると感じた。
カメラ、照明、衣裳、そして俳優・奈佐健臣。その全てがひとつになり、死神が誕生するのだ。
(つづく)
奈佐さんとの出会い。詳しくは=>http://t-ota.blog.so-net.ne.jp/2008-02-08-4
死神さん、初登場!(5)衣裳部の格闘 2005/9/19 [撮影3日目(三)排水口]
土手の上に立つ死神を見て、そんな格闘の日々を思い出す。
いや、それだけではない。
衣裳部さんにもかなりムリを言った。貸衣装ではなく、衣裳を製作してもらった。
何度も確認して、生地から選んで、作ってもらった。
詳しくはこちら=>http://t-ota.blog.so-net.ne.jp/2008-03-30-11
そして、これも=>http://t-ota.blog.so-net.ne.jp/2008-04-27-1
その衣裳を着て、死神役の奈佐さん。土手の上に到着した・・・。
(つづく)
死神さん、初登場!(4)分からない人たち 2005/9/19 [撮影3日目(三)排水口]
想像力がないとしか言いようがないのだが、本当に分からないようだ。
僕が考えた「死神を成立させる方法論」を話しても、まるでイメージできない・・。
関係者でもそんな人がいた。最初は「分かる!分かる!問題ない」と言っていたのに
製作がスタートすると、「死神が分からん」とか言い出す。
そんな人たちにも、分かるように。また、自分の方法論が通用することを確認するためにテスト撮影をした。
カメラマンさんにも同行してもらい、自腹でロケ地・田辺市へ。
この会津川の河原でも、稲荷でも、天神崎でもテスト撮影。
地元旅館・平の家さんの若旦那に、僕が作った手製の衣裳着てもらい協力して頂いた。
そんな日々も、思い出す・・。
(つづく)
(以前に詳しく書いているので、ぜひ、そちらも読んでほしい)
こちらー>http://t-ota.blog.so-net.ne.jp/2007-12-21-2
死神さん、初登場!(3)アナログで 2005/9/19 [撮影3日目(三)排水口]
営業中。シナリオを読んだ業界関係者の多く、こう言った。
「死神はCG(コンピューターグラフィックス)でやるんでしょう?」
そんなつもりはなかった。予算の問題ではない。CGで死神を描いては物語が壊れてしまう。
デジタル全盛の時代だが、あえてアナログの死神を創造することに意味があるのだ。
また「CGでしょう?」というのならまだしも、こういう人が多かった。
「シナリオを読んでも、死神のイメージが分からないだよなあ〜」
その全員が35歳以上の男性だった・・。
(つづく)
死神さん、初登場!(2)テスト撮影の想い出 2005/9/19 [撮影3日目(三)排水口]
実は昨年、まだ、奈佐さんが死神役に決まる以前から、
いや、映画の製作が決まらない段階から。何度も何度も、死神のテスト撮影をしてきた。
というのは、死神という架空の存在をいかにして、現実の中に登場させてリアリティを持たせるか?が非常に難しいと思われたからだ。
少し前に見た等身大の怪物が出てくる日本映画。「どう見てもぬいぐるみでしょう?」という出来。
予算のない作品というのは分かる。言いたいのは、ぬいぐるみは分かっていても、もう少し考えて撮る!ということ。
作り手が「予算ないし。ぬいぐるみしか使えないだろう!」と開き直って作っていたのが感じられ、許せなかった。
で、そんなふうにはしたくない。予算なくても、いろいろと方法はあるはず。昨年の冬。テスト撮影をした。いかにして、死神を映像化するか?
それもここ、会津川の河原でテストした・・・。
(つづく)
死神さん、初登場!(1)来たぁー! 2005/9/19 [撮影3日目(三)排水口]
古本さんに引き続き、出演するのは・・。
奈佐健臣さん。ついに、死神さんの登場!
土手の上で待っていると、500メートルほど先。衣裳部に連れられて来る死神さんが見える。
それだけで、異様な空気が漂っている。
「わーーーーーー来たぁ〜〜〜〜〜」
という感じ。いい! 嬉しくなる!
この日、どれくらい待ったことか!
(つづく)
古本さんの車?(下)2005/9/19 [撮影3日目(三)排水口]
現在、発売されている型とは違う、昔のタイプ。
映画を見ていても、それに気づかない人も多いかもしれない。
が、車好きならすぐに分かる。
「あれ? これ昭和40年代にはなかった車じゃん! いい加減!」
とか思われると、それだけで物語に入ってもらえない。
映画は隅々、細かなところまで大切に描かねばならない。
製作部さん。感謝です!
ちなみに、よく見るとナンバープレートも、当時のスタイルになっている。
こちらは演出部サード君のお仕事。皆、細かいところまで、がんばってくれている。
(つづく)
古本さんの車?(上)2005/9/19 [撮影3日目(三)排水口]
写真上、古本さんの車。
製作部が町中を捜索。借りて来てくれたもの。
今回の映画「ストロベリーフィールズ」。時代設定は昭和40年代。
そこに最新型の車が登場するのはマズい。
といっても、40年近く前の車。今も乗っている人、ほとんどいない。
で、モデルチェンジが少なく、当時の形を偲ばせる車を探してくれた。
製作部が目をつけたのは、ワーゲン。
当時の型に限りなく近いものを探して探して、見つけたのがこれ!
(つづく)
用務員・古本さん再登場。2005/9/19 [撮影3日目(三)排水口]
用務員の古本さん。
マキ(谷村美月)たちを会場まで連れて行くのが仕事。
いつも、嫌々仕事をする男という設定だが、与えられたことはする。
演じるは地元の垣内剛さん。今回もなかなかいい味を出してくれた。
この場面は「お待たせしました!」の台詞一言だが、本日は後半で重要なシーンが待っている。
(つづく)
田辺のデニーロこと垣内さん。
詳しくは=>http://t-ota.blog.so-net.ne.jp/2008-01-16-1
あの人の出番! 2005/9/18 [撮影3日目(三)排水口]
そして、あの人の登場だ。
土手の上から、一部始終を見ていた人。
そう、お待たせしました。
地元オーディションで用務員・古本役を勝ち取った垣内剛さん。
長らく待って頂いたが、ようやく出番である。
(つづく)
想い出のポラロイド 2005/9/18 [撮影3日目(三)排水口]
もうひとつのノスタルジー小道具。ポラロイド・カメラ。
今でもまだ使われているので、若い人でも知っているかもしれないが、
写したその場で、紙に焼かれた写真が出て来るカメラ。
ネガがないので焼き増しはできないが、その場で写真を見ることができる。
物語としては、鉄男(波岡一喜)が仲がよくない4人に何かきっかけを作ろうと、ポラで記念写真を撮る。
ちなみに鉄男は、いちご4人娘を全て幼いころから知っている設定。
この場面は、シナリオ通り。そして定番の撮影をする。
ポラロイドカメラを構える鉄男。
ポーズをとるいちご娘たち。
出来上がった写真。その写真が物語では重要な小道具となり、全編を貫く。
そのために、撮影後、スタッフが同じカメラで何枚も撮影しておく。
破ったりもするので、たくさん必要なのだ。
(つづく)
この男の正体は? 2005/9/18 [撮影3日目(三)排水口]
俳優と地元の若者たちが一体となり、撮影しているとき。
土手の上から、その一部始終を見つめる謎の男。
一体、何者なのだろうか・・・・?
(つづく)