少女たちの風(17)いちご娘たち最高! 2007/9/18 [撮影2日目(二)学校]
なのに、佐津川愛美、谷村美月、芳賀優里亜は皆、好演!!
映画初出演で新人の14歳、東亜優までが素晴らしい表情を見せてくれた。
本当にこの4人は凄い。お陰で、撮影2日目にして感動的な場面が撮ることができた。
映像を編集し、音楽を付けることで感動が生まれるのが普通。なのに、現場で感動を感じる。
本当に凄いこと。
古くも美しい木造校舎の中に、少女たちの風が通り抜けていくようだった・・。
この場面。凄いものになりそうだ!
(つづく)
映画初出演で新人の14歳、東亜優までが素晴らしい表情を見せてくれた。
本当にこの4人は凄い。お陰で、撮影2日目にして感動的な場面が撮ることができた。
映像を編集し、音楽を付けることで感動が生まれるのが普通。なのに、現場で感動を感じる。
本当に凄いこと。
古くも美しい木造校舎の中に、少女たちの風が通り抜けていくようだった・・。
この場面。凄いものになりそうだ!
(つづく)
少女たちの風(16)俳優は大変! 2007/9/18 [撮影2日目(二)学校]
何より、俳優たちも大変。
そんな難しい場面。撮影開始から2日目で、演じなければならない。
今回、ほとんどのシーンは物語順に撮影している。
俳優たちが撮影が進むに連れて、役柄を理解し、役の中で成長できるように配慮した。
でも、この場面だけは先に撮らねばならなかった。学校での撮影は土日しか駄目。
まだ、俳優同士のチームワークも出来上がっておらず、いろんな意味で試行錯誤している段階。
そんな段階で難しいシーンを撮るのは危険。
なのに、本日となった。いちご娘たち。どうする?
(つづく)
地元の友人Kさんが撮影した東陽中学写真館。ぜひ!=>http://pht.so-net.ne.jp/photo/strawberry-photo/albums/130166
そんな難しい場面。撮影開始から2日目で、演じなければならない。
今回、ほとんどのシーンは物語順に撮影している。
俳優たちが撮影が進むに連れて、役柄を理解し、役の中で成長できるように配慮した。
でも、この場面だけは先に撮らねばならなかった。学校での撮影は土日しか駄目。
まだ、俳優同士のチームワークも出来上がっておらず、いろんな意味で試行錯誤している段階。
そんな段階で難しいシーンを撮るのは危険。
なのに、本日となった。いちご娘たち。どうする?
(つづく)
地元の友人Kさんが撮影した東陽中学写真館。ぜひ!=>http://pht.so-net.ne.jp/photo/strawberry-photo/albums/130166
少女たちの風(15)10分間台詞なしの映画? 2007/9/18 [撮影2日目(二)学校]
地元・田辺市の東陽中学校(写真=>http://pht.so-net.ne.jp/photo/strawberry-photo/albums/130166)。
その懐かしくも美しい建物で行った、これらの撮影。
一切台詞がない!!!
10分近くも台詞がない。そんな映画は非常に少ない。
それも台詞の代わりに、少女たちの表情だけで見せる!という実験的なもの。
そんな難しい表現に黒澤明監督も挑んでいる。「我が青春に悔いなし」「野良犬」ではモンタージュを使い、7分近い台詞なしの場面を演出している。
それを参考にしたが、世界の黒澤の力があってこそできた名場面かもしれない。
新人映画監督の僕が、初映画監督作品「ストロベリーフィールズ」で、どこまで表現できるか?という思いもあった・・。
(つづく)
「ストロベリ−」写真館へ=>http://pht.so-net.ne.jp/photo/strawberry-photo/
その懐かしくも美しい建物で行った、これらの撮影。
一切台詞がない!!!
10分近くも台詞がない。そんな映画は非常に少ない。
それも台詞の代わりに、少女たちの表情だけで見せる!という実験的なもの。
そんな難しい表現に黒澤明監督も挑んでいる。「我が青春に悔いなし」「野良犬」ではモンタージュを使い、7分近い台詞なしの場面を演出している。
それを参考にしたが、世界の黒澤の力があってこそできた名場面かもしれない。
新人映画監督の僕が、初映画監督作品「ストロベリーフィールズ」で、どこまで表現できるか?という思いもあった・・。
(つづく)
「ストロベリ−」写真館へ=>http://pht.so-net.ne.jp/photo/strawberry-photo/
少女たちの風(14)バラバラに? 2007/9/18 [撮影2日目(二)学校]
以上のシナリオを、4人がバラバラに町を彷徨うという設定に変更した。
そのシーン。後日撮るのだが、これなら4人が揃わなくても撮影ができる。
その後、夏美(佐津川愛美)たちは学校で再会。それを本日、撮影した。
が、通常はスケジュールの都合でシナリオを変更すると、物語がレベルダウンする。
なのに、このアイディアでより感動的なものになった。
それはよかったのだが、実際に撮影するとどうなのか・・それが不安だった・・・。
というのも・・。
(つづく)
そのシーン。後日撮るのだが、これなら4人が揃わなくても撮影ができる。
その後、夏美(佐津川愛美)たちは学校で再会。それを本日、撮影した。
が、通常はスケジュールの都合でシナリオを変更すると、物語がレベルダウンする。
なのに、このアイディアでより感動的なものになった。
それはよかったのだが、実際に撮影するとどうなのか・・それが不安だった・・・。
というのも・・。
(つづく)
少女たちの風(13)シナリオ後半 2007/9/18 [撮影2日目(二)学校]
(シナリオの続き)
奇絶峡ではみんなで岩に昇って、
幼い日に泳いだ川を見つめる。
理沙の思い出はあまり紹介されない。
一人で天神崎にいて何かを見ているイメージだけ。
学校の中を歩く四人。
授業風景。美香、委員長として学級会。
皆ダベっていて話を聞かない。音楽室。歌のテスト。
皆、それぞれの場所に座って思い出に浸る。
職員室。先生に美香、日誌を届ける。
リレーする美香。
音楽室。テストでピアノに合わせて歌ったこと。
お弁当を食べたこと。マキ、どか弁を食べたこと。
誰もいない部室を訪ねるマキたち。自分の名前の札。
腕立て伏せしたこと。
技を競ったこと。練習の思い出。泣けて来る
(つづく)
少女たちの風(12)シナリオでは・・2007/9/18 [撮影2日目(二)学校]
4人揃って町を彷徨うというシーンだった。その最後に訪れるのが学校。
まず、その部分のシナリオを見てほしい。
シーン(23)町/午後
夏美たち、悲しい音楽に乗せて町を歩く。屋敷町。
会津川の土手、古びた神社、江川町、稲成。
梅林は高台なので町が一望できる。それぞれの場所
でそれぞれの思い出が蘇る。
まるでそれは8ミリフィルム映像
のようなリアルな描写。
マキは作業場で父の作業を手伝ったこと。
母親とご飯を食べたこと。
学校帰りに理沙たちにいじめられたこと。
柔道着でジョギングしたこと。
鉄男と遊んだこと。夏祭り。精霊流し。
美香はお父さんの弁当を届けたこと。
勉強しながら歩いたこと。
一人で川に石を投げたこと。マキと花火をしたこと。
スイカを食べたこと。
(つづく)
まず、その部分のシナリオを見てほしい。
シーン(23)町/午後
夏美たち、悲しい音楽に乗せて町を歩く。屋敷町。
会津川の土手、古びた神社、江川町、稲成。
梅林は高台なので町が一望できる。それぞれの場所
でそれぞれの思い出が蘇る。
まるでそれは8ミリフィルム映像
のようなリアルな描写。
マキは作業場で父の作業を手伝ったこと。
母親とご飯を食べたこと。
学校帰りに理沙たちにいじめられたこと。
柔道着でジョギングしたこと。
鉄男と遊んだこと。夏祭り。精霊流し。
美香はお父さんの弁当を届けたこと。
勉強しながら歩いたこと。
一人で川に石を投げたこと。マキと花火をしたこと。
スイカを食べたこと。
(つづく)
少女たちの風(11)実はこの場面・・ 2007/9/18 [撮影2日目(二)学校]
こうして順調に夏美(佐津川愛美)とマキたちの再会シーンは撮影できた。
が、このシーン。もともと、シナリオにはなかった。
本来は4人揃って学校へ来る。幽霊になったマキたちが想い出を探しにくるという設定。
ところが、スケジュール問題があった。
どうしても4人揃ってできる撮影日が足りない。誰かがいない日があるのだ。
他の仕事でロケ地を離れる子。学校行事で必ず出席せなばならない子。いちご娘たちは皆、10代なので学業がある。
演出部のチーフ。頭を抱えた。どうしてもスケジュール内で収まらない・・。
そこで思いついたのが、今回のシーンだった。
(つづく)
が、このシーン。もともと、シナリオにはなかった。
本来は4人揃って学校へ来る。幽霊になったマキたちが想い出を探しにくるという設定。
ところが、スケジュール問題があった。
どうしても4人揃ってできる撮影日が足りない。誰かがいない日があるのだ。
他の仕事でロケ地を離れる子。学校行事で必ず出席せなばならない子。いちご娘たちは皆、10代なので学業がある。
演出部のチーフ。頭を抱えた。どうしてもスケジュール内で収まらない・・。
そこで思いついたのが、今回のシーンだった。
(つづく)
少女たちの風(10)夏美の笑顔 2007/9/18 [撮影2日目(二)学校]
この一連のシーン。全く台詞がない。
にも関わらず、佐津川たちの顔を見ていると、気持ちが伝わって来る。
まだ、撮影2日目というのに、皆、役そのものになっているようだ。
それに応える夏美。佐津川愛美も、何ともいえない素敵な笑顔だ・・。
(つづく)
少女たちの風(9)理沙との再会 2007/9/18 [撮影2日目(二)学校]
夏美が振り返ると、入り口に理沙(芳賀優里亜)・・・・。
ふて腐れた顔で立っている。
「お前らに会いたくて来たんんじゃないよ。偶然、来たらお前らがいたんだよ」
そんな表情。
芳賀優里亜。理沙役のツッパているくせに、淋しさを見事に見せてくれる。
(つづく)
ふて腐れた顔で立っている。
「お前らに会いたくて来たんんじゃないよ。偶然、来たらお前らがいたんだよ」
そんな表情。
芳賀優里亜。理沙役のツッパているくせに、淋しさを見事に見せてくれる。
(つづく)
少女たちの風(8)夏美たちの教室 2007/9/18 [撮影2日目(二)学校]
美香(東亜優)マキ(谷村美月)と、再会した夏美(佐津川愛美)は教室へ。
いつも一緒に勉強した場所。でも、これまでは話をしたこともない。
そんな3人が仲良く座る。
ふと見ると、入り口のところに・・・。
(つづく)
いつも一緒に勉強した場所。でも、これまでは話をしたこともない。
そんな3人が仲良く座る。
ふと見ると、入り口のところに・・・。
(つづく)
少女たちの風(7)マキの賞状Ⅲ 2007/9/18 [撮影2日目(二)学校]
黒澤明監督の名作「赤ひげ」。
大きな薬箱の引き出しを開けるシーンがないのに、その中を塗り、薬まで入れて用意していた。
黒澤組の凄さを伝える有名なエピソード。
が、我がチーム。低予算で撮影日数も短いのに、スタッフ負けず劣らずのことをやってくれている。
映画は監督だけではできない。スタッフの実力がとても大きい。
そんな意味で、皆に大いに助けられている。演出部。サード君。賞状、ありがとう!
(つづく)
大きな薬箱の引き出しを開けるシーンがないのに、その中を塗り、薬まで入れて用意していた。
黒澤組の凄さを伝える有名なエピソード。
が、我がチーム。低予算で撮影日数も短いのに、スタッフ負けず劣らずのことをやってくれている。
映画は監督だけではできない。スタッフの実力がとても大きい。
そんな意味で、皆に大いに助けられている。演出部。サード君。賞状、ありがとう!
(つづく)
タグ:小道具
少女たちの風(6)マキの賞状Ⅱ 2007/9/18 [撮影2日目(二)学校]
実はその賞状。「上田マキ」と書かれたものが、何枚もある。
マキは柔道の大会で優勝したとき。準優勝したとき。そんなときにもらったもの。
参加した大会の賞状を見つめ、生きていたときの、想い出を追想していたという設定。
そのあとに壁の名札を見ているときに、夏美たちに気づくという展開。なので、賞状を見つめるシーンは撮影していない。
なので、僕は「賞状を用意するように」と指示はしていなかった。
にも関わらず、演出部のサード君。
撮影前に提案してきた。
「マキ役の谷村美月さんが役に入りやすいように、芝居がしやすいように、賞状を作り、用意しようと思うんですけど?
それにもし、監督が急に壁の名札以外にものを撮りたいと思うかもしれないでしょう?」
そう言ってくれたのである。こうして用意されたのが壁にかかった賞状なのだ。
(つづく)
マキは柔道の大会で優勝したとき。準優勝したとき。そんなときにもらったもの。
参加した大会の賞状を見つめ、生きていたときの、想い出を追想していたという設定。
そのあとに壁の名札を見ているときに、夏美たちに気づくという展開。なので、賞状を見つめるシーンは撮影していない。
なので、僕は「賞状を用意するように」と指示はしていなかった。
にも関わらず、演出部のサード君。
撮影前に提案してきた。
「マキ役の谷村美月さんが役に入りやすいように、芝居がしやすいように、賞状を作り、用意しようと思うんですけど?
それにもし、監督が急に壁の名札以外にものを撮りたいと思うかもしれないでしょう?」
そう言ってくれたのである。こうして用意されたのが壁にかかった賞状なのだ。
(つづく)
少女たちの風(5)マキの賞状Ⅰ 2007/9/18 [撮影2日目(二)学校]
柔道部。振り返るマキ(谷村美月)。
このシーンで、マキは壁にかけられた部員の名札を見つめている。
そこで入り口に立つ夏美(佐津川愛美)と美香(東亜優)の存在に気づく。
その名札。美術部さんが作ってくれたものだということは、以前紹介した。
その名札の上。賞状がいくつも飾られているのが、分かるだろうか?
(つづく)
「ストロベリ−」写真館へー>http://pht.so-net.ne.jp/photo/strawberry-photo/albums/123689
このシーンで、マキは壁にかけられた部員の名札を見つめている。
そこで入り口に立つ夏美(佐津川愛美)と美香(東亜優)の存在に気づく。
その名札。美術部さんが作ってくれたものだということは、以前紹介した。
その名札の上。賞状がいくつも飾られているのが、分かるだろうか?
(つづく)
「ストロベリ−」写真館へー>http://pht.so-net.ne.jp/photo/strawberry-photo/albums/123689
少女たちの風(5)マキの表情 2007/9/18 [撮影2日目(二)学校]
美香役の東亜優。ここで再び指を立てる。2本から3本へ・・。
「これで2人から、3人になったね・・」
ここも台詞はないが、2人の気持ちが伝わって来る・・。
それを拗ねた顔で見つめるマキ。そんな谷村の表情がとてもいい。
凄いシーンになってきた・・。
(つづく)
タグ:谷村美月
少女たちの風(4)柔道部・・ 2007/9/18 [撮影2日目(二)学校]
学校で再会した夏美(佐津川愛美)と美香(東亜優)が訪れた場所。
柔道部。
入り口から覗くと、壁にかかった部員の名札を見つめる女子生徒。
体操服にジャージ・・・・マキ(谷村美月)だ・・・・。
夏美と美香。
「やっぱり、ここだったね? いると思った!」
台詞はないが、2人はそんな顔で微笑む。
(つづく)
少女たちの風(3)柔道部室へ・・ 2007/9/18 [撮影2日目(二)学校]
夏美(佐津川愛美)と美香(東亜優)。
向かった場所は、柔道部・・・。
映画では台詞で語られないが、「きっと、あの子が来ているはず・・」
2人はそう思いながら、部室の入り口から中を覗く。
そんな場面の撮影。ここの2人も、最高!
(つづく)
少女たちの風(2)物語がそこにある! 2007/9/18 [撮影2日目(二)学校]
こんなこと、めずらしい・・・。
通常、撮影中はあくまでも撮影の空気。編集をして、効果音を入れて、音楽を入れて、物語らしさが生まれて来る。
なのに、この撮影現場。すでに物語の風が吹いている。少女たちの優しい空気が漂っているのである。
48時間しか、この世にいられない幽霊の美香(東亜優)。この世にいて何か、美香のためにしたいと思う夏美(佐津川愛美)。
やっと友達になれた2人が、別れ別れになった。それが学校で再会。その感動を噛み締める美香と夏美。
でも、時間は残り少ない。一緒にいられるのはあとわずか・・。
佐津川と東。その切なさと暖かさを見事に演じる。抜群にいい! 2人だけの世界が出来上がっている。
感動的なシーンになりそうだ。どんどん、撮るぞ!
(つづく)
通常、撮影中はあくまでも撮影の空気。編集をして、効果音を入れて、音楽を入れて、物語らしさが生まれて来る。
なのに、この撮影現場。すでに物語の風が吹いている。少女たちの優しい空気が漂っているのである。
48時間しか、この世にいられない幽霊の美香(東亜優)。この世にいて何か、美香のためにしたいと思う夏美(佐津川愛美)。
やっと友達になれた2人が、別れ別れになった。それが学校で再会。その感動を噛み締める美香と夏美。
でも、時間は残り少ない。一緒にいられるのはあとわずか・・。
佐津川と東。その切なさと暖かさを見事に演じる。抜群にいい! 2人だけの世界が出来上がっている。
感動的なシーンになりそうだ。どんどん、撮るぞ!
(つづく)
少女たちの風(1)佐津川愛美と東亜優 2007/9/18 [撮影2日目(二)学校]
東陽中学の校舎。運動場側の棟。
その廊下に移動して撮影。
職員室前の廊下で、再会した夏美(佐津川愛美)と美香(東亜優)。2人は「もしかしたら・・」という思いである部屋に向かう。
という場面。
肩を並べて歩く2人。ときどき見合って微笑む。
ただ、それだけなのに、そこには物語がある。ドラマの空気が渦巻いていた・・。
(つづく)
その廊下に移動して撮影。
職員室前の廊下で、再会した夏美(佐津川愛美)と美香(東亜優)。2人は「もしかしたら・・」という思いである部屋に向かう。
という場面。
肩を並べて歩く2人。ときどき見合って微笑む。
ただ、それだけなのに、そこには物語がある。ドラマの空気が渦巻いていた・・。
(つづく)
東亜優の逆襲(6ー終)2005/9/18 [撮影2日目(二)学校]
これが、当たりだった!!
東亜優。最高の笑顔を相まって、さらに効果を上げる。
1本の指を立ててから、2本目の指を立てる。
「1人だったけど・・2人になったね・・」
言葉を使わずとも、美香の淋しさと喜びが伝わった・・。
東亜優。凄い! このシーンは完全に美香がヒロイン。
存在感がストーレートに伝わって来て、感動が溢れる。
その後、夏美(佐津川愛美)と供に、廊下を歩くシーン。
映像になる以前。現場で美香と夏美が見つめ合うだけで、流れる風が変わり、そこにドラマが生まれる。
少し前の大阪の本読みでは、セリフを棒読みしていた東。
なのに、今日はもう演技とは思えない名演。
東亜優。やっぱりただ者ではない!
(つづく)
東亜優。最高の笑顔を相まって、さらに効果を上げる。
1本の指を立ててから、2本目の指を立てる。
「1人だったけど・・2人になったね・・」
言葉を使わずとも、美香の淋しさと喜びが伝わった・・。
東亜優。凄い! このシーンは完全に美香がヒロイン。
存在感がストーレートに伝わって来て、感動が溢れる。
その後、夏美(佐津川愛美)と供に、廊下を歩くシーン。
映像になる以前。現場で美香と夏美が見つめ合うだけで、流れる風が変わり、そこにドラマが生まれる。
少し前の大阪の本読みでは、セリフを棒読みしていた東。
なのに、今日はもう演技とは思えない名演。
東亜優。やっぱりただ者ではない!
(つづく)
タグ:東亜優
東亜優の逆襲(5)2005/9/18 [撮影2日目(二)学校]
脳を閃光が走る。
そうだ。ここで東が手を上げて、指を1本立てる。そして、それを2本にするというアクションを入れよう!
「今まで1人だったけど、2人になったね?」
ということを指の本数で表現するのだ。これはシナリオには書かれていない。
実はこれ、今年の正月にリバイバルされた「荒野の七人」の一場面。
ガンマンが1人集まるたびに、スティーブ・マックイーンが指を立てて行く。
オリジナルの「七人の侍」にはない表現だが、とてもカッコよかった。
それを突然に「美香がやったら、可愛いんじゃないか?」と思いついた。
即、東亜優に説明。やってもらう。
(つづく)
写真館=>http://pht.so-net.ne.jp/photo/strawberry-photo/albums/117311
東亜優の逆襲(4)2005/9/18 [撮影2日目(二)学校]
新人俳優はときどき、ベテランにはできない、凄くいい、新鮮な表情を見せることがある。
でも、それを繰り返しできない。
自主映画時代、何度も経験した。でも、聞いてみる。
「ひ、東・・・今の表情、もう一度できる?」
「・・・・・・・・・・やってみます・・・・・」
「じゃあ、本番。すぐ、本番。東が今の感じを忘れない内に本番! よーいスタート!」
14歳の東亜優。先ほどと同じくらい、素敵な抱きしめたくなる表情を見せた。
凄い!!!!!
やっぱタダもんじゃないなあ・・・。さすが審査委員特別賞だ!
佐津川愛美も再び声を上げる。
「あーーーーーー可愛いーーーー」
女の子にそう思わせるのだからより凄い。
カメラは寄る。そこで急激に思いついた!
(つづく)
東亜優の逆襲(3)2005/9/18 [撮影2日目(二)学校]
その芝居を見た3歳上の佐津川愛美、その顔を見ていう・・。
「あーーーー可愛いーーー抱きしめたいくらいー」
本当に凄い。微妙な気持ちを言葉もなしで見事に表現していた。カメラマンに聞く、
「今の撮ってた??????!!!!!!」
「いえ、テストですし」
しまったーー。もう、あの表情は二度と出来ないだろう・・・。
何度もできる種の演技ではない。2度やると新鮮がなくなることが多い。
しまった・・・。
(つづく)
東亜優の逆襲(2)2005/9/18 [撮影2日目(二)学校]
東亜優、廊下に座り込む。
一応、目線の先には、実際に夏美役の佐津川が立っている。そのそばにはカメラがあり、東を狙う。
「では、テスト・・・。用意。スタート!」
東の演技が始まる。気配に気付き、顔を上げる。
夏美がいる。ああ、夏美だ・・・という顔で微笑む。
その東の演技。鳥肌が立った。
まるで、迷子になった幼い子供が、やっとママに会えたときのように「嬉しい」と言う気持ち。
「淋しかったよ・・」という気持ちが交差。それを一種の表情で、東は表現した!
(つづく)
一応、目線の先には、実際に夏美役の佐津川が立っている。そのそばにはカメラがあり、東を狙う。
「では、テスト・・・。用意。スタート!」
東の演技が始まる。気配に気付き、顔を上げる。
夏美がいる。ああ、夏美だ・・・という顔で微笑む。
その東の演技。鳥肌が立った。
まるで、迷子になった幼い子供が、やっとママに会えたときのように「嬉しい」と言う気持ち。
「淋しかったよ・・」という気持ちが交差。それを一種の表情で、東は表現した!
(つづく)
東亜優の逆襲(1)2005/9/18 [撮影2日目(二)学校]
撮影2日目。
東陽中学。夏美(佐津川愛美)と美香(東亜優)の再会シーン。
夏美が淋しそうに学校へやってくると、廊下に美香が座り込んでいる場面だ。
職員室前から、運動場側に続く廊下。長く、美しく、そして懐かしさが溢れる。
その廊下の途中に東が座り込む。
物語の中では、こんな設定・・。
マキと理沙が喧嘩。美香は離ればなれになった2人を探す。
が、見つからず、1人学校へ来てしまった。
そこに夏美がやって来て再会。笑顔で応えると言うシーンだ。
説明すると東。
「はい。分かりました・・・」
と分かったのか? 分からないのか? それも分からない感じの返事。
大丈夫だろうか・・。
(つづく)
東陽中学。夏美(佐津川愛美)と美香(東亜優)の再会シーン。
夏美が淋しそうに学校へやってくると、廊下に美香が座り込んでいる場面だ。
職員室前から、運動場側に続く廊下。長く、美しく、そして懐かしさが溢れる。
その廊下の途中に東が座り込む。
物語の中では、こんな設定・・。
マキと理沙が喧嘩。美香は離ればなれになった2人を探す。
が、見つからず、1人学校へ来てしまった。
そこに夏美がやって来て再会。笑顔で応えると言うシーンだ。
説明すると東。
「はい。分かりました・・・」
と分かったのか? 分からないのか? それも分からない感じの返事。
大丈夫だろうか・・。
(つづく)
タグ:東亜優
ジョンレノンの「イマジン」音楽室? 2005/9/18 [撮影2日目(二)学校]
ロケハンでも、そう話した。
すると演出部のチーフ。そのピアノで「イマジン」のイントロを弾いてくれた。
皆、ビックリ。あとで分かるが、チーフは凄い音楽ファン。
部屋にはドアーズのジャケットが貼ってあるほど。
さて、その「イマジン」音楽室で、東亜優扮する美香のシーンを撮影。
音楽の授業で、歌を歌う場面。
生徒の一人がピアノを弾き。となりに東が立って歌う。
歌は「隅田川」
2回ほど歌ってもらって、OK!
(つづく)
タグ:イマジン
東陽中学・音楽室への行き方?(下) 2005/9/18 [撮影2日目(二)学校]
そこの右階段を上がるとそこが音楽室。
階段上から見ると、こんなふうに見える。
ここから昨日、朝の校内の様子を撮影した。
とてもおしゃれな作りになっている。
教室1個分くらいの広さ。そこにグランド・ピアノが置かれている。
まるで、ジョン・レノンの「イマジン」のミュージック・ビデオが撮影された場所みたい。
階段上から見ると、こんなふうに見える。
ここから昨日、朝の校内の様子を撮影した。
とてもおしゃれな作りになっている。
教室1個分くらいの広さ。そこにグランド・ピアノが置かれている。
まるで、ジョン・レノンの「イマジン」のミュージック・ビデオが撮影された場所みたい。
タグ:イマジン
東陽中学の音楽室への行き方?(上)2005/9/18 [撮影2日目(二)学校]
写真下が東陽中学の音楽室。
その音楽室への行き方。まず玄関を入る。
左側になる職員室とは反対。右側廊下を進む。
右手の校長室を見て、直進。
途中で2段ほど下がる。
廊下左手に写真下の黒板がある。
と右側に下駄箱がある。
(つづく)
タグ:東陽中学
撮影中に車がバンバン!(5ー終) 2005/9/18 [撮影2日目(二)学校]
「駐車場として使える時間以前には、車は運動場に入れちゃいけない規則だ。
そのことは昨日も確認した。だから、来た車に待ってもらうことに問題はない。
そのために、スタッフを校門に配置したのに、何をやってた!
制作担当はそう怒鳴る。
なのに、そのスタッフ。すべきことを理解していなかった。ただ、見ていただけ! それが全ての原因である。
「1台行きます」とか実況中継するために、その場に立たせたのではない。
そのスタッフのせいで、時間内に撮影はできなかった。
想定していた絵も撮れず、俳優やスタッフもおなじことを何度も繰り返すことになった。
他のシーンの撮影時間も減る。
映画撮影は1人のスタッフの不注意で、大きなトラブルや損失に繋がる。
それを想像し、対応しないと、映画スタッフは勤まらない。
でも、何とか撮り上げた。次は校舎内の撮影だ。
(つづく)
撮影中に車がバンバン!(4) 2005/9/18 [撮影2日目(二)学校]
製作担当さん。怒鳴る!!!
「バカヤロー! 中継してんじゃねえ! 待ってもらえ! シーバー持ってのは誰だ!」
グランドを走ってくる製作部のスタッフ。
「監督。凄い数の車来ます。今からだともう止められません」
製作部。激怒!
「今からじゃない。さっきから止めろって言ってんだろう!」
そんなことを言ってる内に、時間は駐車場OKタイムに入ってしまう。
仕方ないので、佐津川の回りを逆に回り、一周せずにカメラを止める。
何とか、凌いだ。が、想定した絵が撮れなかった。製作担当。助手に激怒。
「駐車時間になってない段階なら、グランドに入るのを待ってもらえただろう!
誰が車を入れたんだ! そのせいで何度もNGが出たんだぞ!」
(つづく)
撮影中に車がバンバン!(3) 2005/9/18 [撮影2日目(二)学校]
再び、トランシーバーからの声。
「えーーーーまた1台。来ました。校門から入って行きます!」
「誰が実況中継しろって言った!待ってもらえといってんだよ!」
「えーーーーー、今度は2台行きます。あっ、さらに2台!」
撮影は時間内で済むはずだった。なのに早めに来た車を入れてしまうために、撮影がなかなか終わらない!
制作担当、トランシーバーに怒鳴る。
「まだ、駐車場の時間になってないだろ! なぜ、止めない!」
しかし、2000年代製の車がどんどんグランドに並んで行く。
それらがフレームに入らないように努力して撮影していたが、次第にそうも行かなくなる。
佐津川愛美。何度も、落ち込んだ顔で校舎を見つめる。
カメラがぐるりと回り込む。そこへまた車!トランシーバーからの声。
「えーーー1台。入りました。あと3台続きます!」
校門にいるスタッフ。車を止めようとはせず、見ているだけのようだ・・。
(つづく)