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第11章 メイキング編集篇 ブログトップ

大晦日ー3年目の終わり /2003年12月 [第11章 メイキング編集篇]

 今までウインドウズを使っていたので、Macも簡単に使えると思った。ら、似て非なる物。
 映像編集ソフトをインストールして、起動させるまでに何と3日もかかってしまった!

 自分でも機械音痴かと思えてくる。(いや、その通りでしょう!)なので、メールは前のウインドウズ。編集準備はMac。

 そのたびに配線をし直して使う。これがまた面倒!さらに、映像編集ソフトをようやくインストールしたけど、どうやって映像を取り込み、編集していいかも分かない!

 あーでもない。こーでもない。と試行錯誤。とうとう、今日は大晦日。2003年も終わってしまう。こんなことでいいのか・・・。

 でも、来年こそは「ストロベリーフィールズ」を形にする。もう、スタートしてから4年目。時間はかかっているが少しずつ前へ進んでいるはず。必ず、来年こそは撮影する!(つづく)


 
次回より、新しい章がスタート。


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新兵器G4!  /2003年12月 [第11章 メイキング編集篇]

 新しいパソコンを買えば・・・。正月から編集を始められる!

 ただ、一昨年から返済していない、もの凄い借金がある・・・・。それを少しでも返したい。が、新しいパソコンがあれば、よりいい作品に仕上げられる。

 大抜擢でメイキングを依頼してもらったのだ。「太田君に頼んでよかった!」と言われるものを作りたい・・・。

 で、ギャラのほとんどをつぎ込み、MacのG4を購入しまった。

 編集をするほとんどの人は、このシリーズを使っている。プロも使用する高級機。ハードディスクの増設も簡単にできる。

 これに比べると以前使っていた機種は、趣味の世界か? これこそが本格派。で、買ったのだけど、これが大変だった!!!! (つづく)


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パソコンの弱点/2003年11月 [第11章 メイキング編集篇]

 が、僕のパソコンは春から調子が悪く、何度メーカーに問い合わせても原因が分からず、トラブルが増えるばかり。

 多分、これまで編集に使用した時間が膨大、酷使し過ぎたので通常の何倍も早く寿命が来たのではないか?と思える。

 同じパソコンを使っている人の中で、一番編集時間が長いのは僕だと思えるほど。買った年に半年間。毎日16〜8時間編集していたから。カウント機能があればダントツだろう。

 あと、その機種は使っていると、どんどんと問題が出て来る。そのために余計な労力と時間を食う。いつかのメイキング編集時も、それで何週間も無駄にした。

 おまけにハードディスクは30Gしかなく、長尺ものの編集は不向き。増設することが素人にはできないタイプなので、多額の費用もかかる。

 どうするべきか? 考えた・・・。(つづく)


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自宅で編集!/2003年12月 [第11章 メイキング編集篇]

 これが自宅で編集できれば、こうなる!

 朝起きてすぐにパソコンに向い、寝るまで作業。飯も作業しながら、着替えなくても誰にも注意されない。

 特殊効果もその場で使える。スローモーションを120%にするか?130%にするか? 時間を気にせず何度でも試せる。

 ディゾルブも渦巻きか星形開きか?1度やってから、全部直してもいいのだ! もちろん締め切りはあるが、それまでの時間。徹底して編集ができる。

 自分の時間を使って編集するのに、プロデュサーも文句は言えない。この数年はそんな形で編集の仕事をしていた。

 ところが・・・。(つづく)


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編集作業の無駄/2003年12月 [第11章 メイキング編集篇]

 家庭用のパソコンで編集できるようになり、仮編集が要らなくなる。本編集は少しするにしても大幅に時間が短縮できる。

 これで編集費というのがかなり削減。ただ、制作会社は個人のパソコンで編集するのを当てにして、機材費を節約できても人件費を上げることはしない。あまり個人には還元されてないのは問題。

 ただ、僕にとっては大きなメリットがある。編集室で仮編集をする場合。通勤に1時間かかるとすると、往復で2時間。朝起きて、顔を洗い、飯を食ってでかける。
深夜まで作業。自宅に戻り、寝る。また、起きて・・・。

 という無駄な時間が多かった・・・・。(つづく)


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パソコン編集/2003年12月 [第11章 メイキング編集篇]

 家庭用パソコンで、高度な映像編集ができるようになったこと。デジタルテープはダビングしてもほとんど画質が落ちないこと等、技術の大きな進歩があった。


 
 それにより、これまでは編集室での仮編集ー>本編集ー>MAという流れが、極端なことをいうと、パソコン編集ー>MAというシンプルな流れでできるようになった。

 民生用のパソコンでも、スローモーションやスチールはもちろん、ページ開き、回転、フェードアウト、インと、編集室で業務用のコンピュターを使わねばできなかったことがほとんど出来る。

 今までタイムシートを記録するためだけの「仮編集」が無用になり、自宅で本編集ができるようになったのだ!(つづく)


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デジタルの波/2003年12月 [第11章 メイキング編集篇]

 また、仮編集の段階では特殊効果も使えない。

 本編集ではさまざまな効果が使えるが、1時間*万円のレンタル料がかかる。いろんな特殊効果を試した上で、「これ!」という選択をする時間がない。
 編集室ではプロデュサーが「もう1時間経った。ああ、また、*万円飛んでく!」とか、ぶーぶー言う。

 いいものを作るというより、早く終わらせる事を優先する。そんな環境がこれまでの編集作業だった。ところが、1995年頃から民生機のデジタル・カメラ登場でメイキングの作り方が大きく変わる。

 軽量の小型カメラ。暗さに強い明るいレンズ。編集が家庭用のパソコンでできる。
そのパソコン編集というのが特に大きかった!(つづく)


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原始的な編集/2003年12月 [第11章 メイキング編集篇]

 そこでスローモーションをかけたり、画面を白黒にしたり、さまざまな効果をかけるのである。

 このあとにMAという音と音楽の作業があるが、ここまでが編集。僕も以上の作業を何度もやったが、何とも原始的! 

 この機械化文明の社会でなぜ、1度の編集で完成とならず、同じことを2度もせねばならないのか?

  あまりにも不合理であり、不経済である!(つづく)


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Aー>B編集法/2003年12月 [第11章 メイキング編集篇]

 その編集機はAのテープを、Bのテープにダビングするためのもの。

 が、ストーリー通りに映像を繋いで行くだけで、オーバーラップもストップモーションもできない。
 カット変わりで、ページ捲りも、フェードインも、アウトも、モザイクも、何もできない!!!

 そして繋いだ映像は、完成品ではない。次に、映像の右下に入っているタイムコード。それを各カットごとに用紙に書き出す。このために仮編は存在する。

 それから機械がいっぱいの編集室で、それを見ながらオペレーターが元のテープ(ベーカムとかD2とか)を、記録された用紙のタイムコードを見て繋ぐのだ・・・。(つづく)


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過去の編集法/2003年12月下旬 [第11章 メイキング編集篇]

 年末は結局、18日間連続。忘年会&イベント。いろんなところから声がかかった。それも1日も重なっていない!なので、断った会はひとつもない。

 さて、先日、終了した「理由」。メイキングの編集は、僕が担当することになった。これは嬉しい。
 自分が撮ったものは、やはり自分で編集したい。何より「どのテープのどこに、何が収録されているか?」は僕が一番分かっている。

 ここで編集について説明したい。映画をフィルムで撮影した場合は今も、編集機を使い、切ったり貼ったりして作業する。
 が、ビデオ撮影の場合は映像編集機を使って編集。

 まず、仮編(集)といって原盤からVHSテープにダビングした映像を使って、仮の編集をする。
 誰でも使える簡易編集機があり、ほとんどの場合は監督やディレクターが作業する。(つづく)


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