SSブログ
撮影6日目(三)排水口 ブログトップ
前の10件 | -

古畑任三郎のつもりで推理・7/気づかない人も 2005/9/22 [撮影6日目(三)排水口]

2828960


 理沙(芳賀優里亜)の真意に、気づかないストレート派も・・・

 「えーーーー、理沙も*****だったのか・・・ムカつく女と思ったけど・・・そうじゃなかったんだ・・」

 と、驚きがある。

 理沙の抱える悲しい現実に打たれて、理沙が愛おしくなる。

 いずれの派も、ドラマの醍醐味を味わえる展開にしてある。

 それがこの部分の演出で、大切なところ。

 その芝居。芳賀優里亜と谷村美月はちゃんと理解し、見事に演じてくれた!
 
 さらに撮影は続く!

(つづく)

 _m_T-OTA-f299e-008cd.png


nice!(0) 
共通テーマ:映画

古畑任三郎のつもりで推理・6 2005/9/22 [撮影6日目(三)排水口]

2828940

 以上、鋭い観客は古畑任三郎のように

 「何かある!」

 と、理沙(芳賀優里亜)の台詞から気づいてドラマ展開を期待する。

 が、反対に理沙の言葉をストーレートに取って、

 「嫌な女だな! ムカつく!」

 と思う観客もいる。

 あとのシーンで真相が解明されたとき、古畑派は・・・

「やっぱり、そうか! 理沙はそんな秘密を抱えていたんだ!」

 と、ミステリー小説を読んで、犯人を当てたときのような感動がある。

 そして、ストレート派は・・。
 
 (つづく)


 _m_T-OTA-f299e-008cd.png








nice!(0) 
共通テーマ:映画

古畑任三郎のつもりで推理・5/結論 2005/9/22 [撮影6日目(三)排水口]


 「理沙(芳賀優里亜)はプライドが高い・・・素直に『私の家族も同じ。血が繋がっている姉妹なのに…』とは言えなかったのではないでしょうか?

 では、その理沙の家庭では、一体、何が起こっていたのか?

 答えはもうお分かりですね? 古畑任三郎でした・・・」

 と、気づいてもらえる仕掛けである。

 その謎解きは、次の「彷徨い」シーンで映像のみで行われる。

      IMG_0376

 さらにそのあとの「お寺」のシーンで、鉄男(波岡一喜)によって理沙が抱える「悲しみ」が解明される。

       DSC_2105

 そこまでは「ムカつく女」と思えていた理沙が、哀れで仕方がなくなるという展開なのだ。

 そんな伏線を張ったのが、このシーンであり、理沙の台詞。

 谷村美月と芳賀優里亜。そんな部分もしっかり押さえながら芝居を進める。

      2828960

(つづく)

 _m_T-OTA-f299e-008cd.png



 
nice!(0) 
共通テーマ:映画

古畑任三郎のつもりで推理・4/理沙の言葉 2005/9/22 [撮影6日目(三)排水口]


 古畑任三郎となった観客は、こう結論する。

 「理沙(芳賀優里亜)の行動と言葉が逆なんです・・・。

       2851476

 自分の家族を拒否しながら、夏美(佐津川愛美)の家族を批判する。

 おかしくないですかねえ?

 これらの言動から考えると、理沙の家族にも何か問題があります・・。

       赤別荘

 だとすると、なぜ、夏美の家族を批判したか?

 もしかすると、あの発言。はい。

 『血の繋がった姉妹なのに、あれじゃね・・』

 という言葉は、批判ではなく、共感だったんじゃないでしょうか?」

 (つづく)

_m_T-OTA-f299e-008cd.png


nice!(0) 
共通テーマ:映画

古畑任三郎のつもりで推理・3 2005/9/22 [撮影6日目(三)排水口]


 観客は古畑任三郎のように、さらにこう考えるだろう。

 「さらに思い出せば、理沙(芳賀優里亜)たちがこの世に戻って来たとき、すぐにお通夜の会場に行きました。そこで引っかかることがありました・・。

 マキ(谷村美月)が自分の遺影を見ていると、夏美(佐津川愛美)と美香(東亜優)が部屋に、戻ってきますね。

      葬式

 たぶん、美香の両親に会いに行ったんでしょう。でも、理沙は一緒に行かずに、部屋で座っているんです。

 夏美は『理沙の両親も来ていたよ』と言いました。

 でも、理沙はその言葉を無視。会いに行こうとはしません。

        2851476

 家にも戻ろうとしない。両親に会おうともしない。

 なのに『血のつながった姉妹なのに、あれじゃね・・』と、他人の家族を批判する発言。

 ん〜〜〜、何か、理由がありそうですねぇ?」

 (つづく)


_m_T-OTA-f299e-008cd.png

 



nice!(0) 
共通テーマ:映画

古畑任三郎のつもりで推理・2 2005/9/22 [撮影6日目(三)排水口]


 鋭い観客。古畑任三郎のように、考える。(このあとの記述は古畑さんの声を想像して、お読み頂けると楽しいです)

「ん〜〜〜〜〜〜〜なぜ、理沙(芳賀優里亜)は、あんな言い方をしたんでしょうか? 

 よほど家族の仲がいいから、夏美(佐津川愛美)の家庭をバカにしたということでしょうか?」

       2851476

 「ああ、それとですねえ・・。思い出すことがあるんですよぉ。

 マキ(谷村美月)の家に行く途中。夏美(佐津川愛美)と美香(東亜優)が、家に戻ることを勧めました。

マキの家への道 マキ、戻る

 なのに、理沙は『時間の無駄だから・・』と拒否してました。

 48時間しか、この世にいられないんですよ。なのに、なぜ、理沙は家族に会おうとしないんでしょうか?

 ここのところが引っかかるんです・・」

 
 (つづく)


 _m_T-OTA-f299e-008cd.png






nice!(0) 
共通テーマ:映画

古畑任三郎のつもりで推理・1 2005/9/22 [撮影6日目(三)排水口]

        2828960

 さて、このあたりのシーン。観客はマキ(谷村美月)視点で物語を見ている。

 マキと共に夏美(佐津川愛美)の家に行き、家族の修羅場を目撃。

       2577175

 だから、同じ家族問題を抱えるマキが、夏美に共感する気持ちも理解できる。

        2866137

 逆に「でも、血のつながった姉妹なのに、あれじゃね」という理沙(芳賀優里亜)の言葉は許せない。

        2828940

 マキと同じようにムカッとくる! 他の言い方はないのか? と憤りを感じる。

 でも、ちょっと鋭い観客。古畑任三郎のように考える!


(つづく)

 _m_T-OTA-f299e-008cd.png
nice!(0) 
共通テーマ:映画

写真で見る撮影現場・12/マキと理沙 2005/9/22 [撮影6日目(三)排水口]

2828940

 理沙(芳賀優里亜)「私の家は、何も問題ないから・・」

 そう冷たく言い放つ。

 その言葉にマキ(谷村美月)、ムカッと来る。

 当初は夏美(佐津川愛美)のことを何とも思ってなかった。

 が、絆のないバラバラの家族を見て、マキ自身の家族がダブったのだ。

 夏美の家は父が死んだことで、バラバラになった。マキの家は母が家出したことで、バラバラになる。

 人に突っかかってばかりいるマキも、夏美の気持ちが理解できた。

 それを安易に批判する、理沙は許せない。

 マキ(谷村美月)「(掴みかかる)てめえ。気に食わねえなあ!」

 美香、学級委員らしく、2人のそばへ行き。止める。

 美香(東亜優)「やめなさいよ! 時間ないんだから何かしよう!」

(つづく)

 _m_T-OTA-f299e-008cd.png


nice!(0) 
共通テーマ:映画

写真で見る撮影現場・11/マキと美香 2005/9/22 [撮影6日目(三)排水口]

マキと美香

(22)排水口のある河原/午後          会津川           

        夏美たち四人、排気口の上に座っている。事故
        の日の集合場所。

 夏美(佐津川愛美)「・・・・・・・・・」

 離れた場所で包帯をとって、途方に暮れる夏美(佐津川愛美)の後ろ。

 マキたちがいる。

 夏美の家で目撃した修羅場について、話を始める。

マキ(谷村美月)「夏美はおとなしいし、平凡な家の子かと思ってた・・・」

それに対して、冷たく言い放つ理沙。

理沙(芳賀優里亜)「でも、血のつながった姉妹なのに、あれじゃね」

 ムッとするマキ。それを察知して、美香が注意する。

美香(東亜優)「そんないい方は、よくないよ」

(つづく)

_m_T-OTA-f299e-008cd.png



nice!(1) 
共通テーマ:映画

写真で見る撮影現場・10/シーンの頭 2005/9/22 [撮影6日目(三)排水口]

夏美at排気口s.jpg

 このシーン。佐津川愛美演じる夏美が、包帯を取る芝居から始まる。

 先に四人の立場を表現するために、夏美が前面。幽霊のマキたちが後ろという立ち位置であることを説明した。

 が、そればかりではない。演出的なことだけを優先すると、物語としておかしくなる。

 夏美が離れたところにいるのは、前のシーンが影響している。

 先に撮影したシーン21。

 夏美の家。マキたちを前に修羅場を演じた。

2828939

 実の姉・春美(三船美佳)に「何で、夏美だけ死ななかったのよ・・」と面と向って言われた。

2840692

 逆上した夏美はナイフを手に取り、手首を切ろうとして母に止められた。
2604681


 そのことがあるので、気恥ずかしく。マキたちから離れて立っているのである。

 では、この場面。写真を使い、順に説明していこう。



(つづく)

 _m_T-OTA-f299e-008cd.png
nice!(0) 
共通テーマ:映画
前の10件 | - 撮影6日目(三)排水口 ブログトップ